息が止まりそうなほど、見透かして、見据えて。

1度空いてしまった空間を埋める、ということは
なかなかに難しいことだ

扉にできてしまった大きな穴を埋めるのには早くても3日程度はかかる
それと同様に人の心にできてしまった溝や穴が綺麗に埋まりきるには自分でも分からないくらい長い時間がかかってしまうもの
麻酔薬と治療薬が一緒であるわけもない
初めからわかってたよ
ぼくがどれだけ努力を重ねても、足掻いても不釣り合いには変わりないんだって
だから、はやくぼくから離れて
一緒にいても害ではない人たちと共に過して欲しかった
現状その願いは叶っているでは無いか
けれど、ぼくの精神状態はどうなっている?
支障しか来たしていない
本当に弱いんだ、ぼくは
自分のことも十分にやりきれない人間が、他人を、ましてや大切にしたい人を支えられるわけが無いのに
きっとぼくがいなくなって大丈夫
わかってる
わかってるけど
ぼくがいなきゃだめって状態が好きで、欲してて
そんな汚い一方的をぶつけるわけにもいかないから
ぼくが変わらなきゃって焦っちゃって
ぼくに触れないで
ぼくのに触れないで
ぼくを好きにならないで
自分でもやになるくらい重たいんだ、ものすごく。
自覚しているのに、それを認めたくない
認めてしまえば負けてしまうきがしてならないから
ぼくにはなんの価値もないことくらいわかっていても、承認欲求とは違う形の求愛が本能的で
おかしいなあ、去年、向き合うと決めたのに
追い詰めて、悩ませて、悲しませて
ぼくは自分のことばかりで
勝手極まりない
もっと相応しい人絶対に居るし、何もかも見劣りするぼくと一緒にいる必要、ないでしょう?
迷惑ばかりかけるぼくなんて、悪い子でしかないでしょ?
焦がれてるの
救えるわけでもない非力で無力なぼくなのに
ひとりできちんと息が吸えるわけでもないのに
うまく吐露できていたのなら、ここまで墜ちる必要はなかったのか、なんて
下らない無駄なことを考えて
自分から近づこうともしないのに欲深いの、早く死ぬべき
友人のところに逃げて自分でつけた大きくて深い傷跡に絆創膏貼ってもらって、そして癒してもらってる状態でさ
逃げたってその関係が直ることなんて絶対になくて、崩れてくのは当然で、必然的で
わかってるの、に
綺麗を汚したくなくて
逃げてるの
触れないで、って
言うけど
ほんとは首絞められてるくらいが丁度良くて、ちょっと強引なくらいが合っていて
見透かされてるくらいが、自分が綺麗になったきがして
見据えないでほしいけど、目を逸らすことができなくなるくらい見つめられている方がきっといいの
でもぼくは狂言綺語が最高に似合うから
繕っているほうがいいの
自分がわからなくなって見えなくなって
逃げ出して
変に思われるくらいがいい
上手くやれないぼくより、きっと
僕のほうが、必要だから。
でも、みててほしくて
刺して欲しい、って願望も不変で
息が止まってしまいそうなほどつよく、苦しみに浸って
微睡んでいたいのも事実で
逃げ道を塞いでるのは
紛れもなく、ぼく自身なんだ

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