07/25_心境
5月6日の出来事以来、電車が嫌いとなっていた今。
大切な人に会う為に電車を乗り継いだ。
20駅も同じ車両に居座らなければならなくて、温かみのある柔らかい椅子に腰掛ける。ガタンゴトンと揺れる乗り物は自然と眠気を運んでくるが、寝てしまったら大変なことになるとわかりきっていたから出来る限り大音量で曲を聴きながら目的地まで向かっていた。
その途中、隣に座っていた男性の頭がぼくの肩に降ってきて驚いた。
こんな少女漫画のような展開、存在するんだ、と。
ときめきなんて欠片もなかった。
渋谷まで2駅。
冷めた気持ちですくっと容赦なく立ち上がった。
おにーさんはびくりと体を揺らしていて、少し申し訳なくなったが自分の拒否反応には抗えずすんとしながら席から立ち去り、壁に寄りかかった。
沢山の人に流されながらも久々に足を踏み入れた東京・渋谷。
相変わらず人混みは凄くて目が回りそうだった。
可愛い服を纏った人やだるそうに歩いている人の横をテーピングを巻かずともなんとか歩けるようになった足ですたすたと歩きながら突っ切っていく。
地図をしっかりと見て歩いていたはずなのに、当然かのように迷った。
(んーと…どこ、ここ…井の頭…)
名前しかしらない場所。
ただ、その文字を見ただけで「1人で東京に来れた」という確信が持てた。
そして自画自賛をする。よく耐えた、と。
あの子と会えるまであと数分。
そわそわとし過ぎたせいか、東京駅でのデジャブを起こした。
場所がわからない、とメッセージを送る。
数分後には返ってきていて、迎えに来てくれた。
後ろからすっと現れた時はこれ以上ない程驚き、心臓止まるかと思った(大袈裟)
会えた喜びで抱きつきたくなったがなぜか周りの方々の目線を気にしてしまって抱きつけなくて、この行動一つでその後に酷く後悔した。
方向音痴を発揮したせいで渋谷109とは真逆の場所へと行っていたぼくをあの子は正しい道へと案内してくれた。
初めて入った渋谷109の館内は高くて、広くて、大きくて。
なんだか違う世界に感じた。
内装はファッションショップと大きく変わることはなく、可愛い服も、格好良い服も、綺麗な服も見れて嬉しかった。
1番上の階から段々と降りていき歩き回っていたその時でさえ、心は踊っていた。
暫く色々なお店を点々とし、いつも通り(とは言っても3度目)ゆっくりとできるカフェを探した。
見つけるまでは時間がかかったけれど、彷徨っている間も楽しい。
途中、天気雨が降ったけれど、その雨に不快感は全く抱かなかった。
(悪くないな、こういう雨。)
基本家から出られないせいか、余計に感動してしまい自分で自分を引いた。
カフェ、というのだろうか。
よくわからないけれど、やっと座れてゆっくりと話せる時間が出来た時。
定期である手紙とちょっとしたプレゼントを渡す。
あの子がくれた絵は、やはり、綺麗で可愛いだけじゃなくて、暖かさもあって。
やっぱ、すきだなあ。
あの場でも泣きそうになった。
涙腺の弱さは人一倍なのかもしれない。
些細なことですぐに泣きそうになってしまう。
楽しかった。しあわせだった。
生きてるんだ、って。
一瞬たりとも離れたくないな、と。
この先も、一緒に。
双子で、家族で在れたら。
愛してやまないんだ。
同仕様も無い程に大好きで、大切で。
会う度に離れたくないという気持ちは深まって。
会う度に好きという気持ちも大きくなって。
離れる間際はしにたくて。
着々と、確実に。
愛の海へと堕ちている。
少し肌寒い部屋で支離滅裂な文字を、展開の移り変わりの激しいこの文字を綴っている間でさえ、しにたい。
あいたい。
しにたい。
ループ。
ほんと、救いようがないね。ぼくは。
それでも棄てずに、未だに一緒にいてくれて。
会ってくれて。かたわれだと言ってくれて。
ぼくはほんとうに、しあわせだよ。
あなたたちといる時が、安らぎ。
癒し。生き甲斐。
ぼく、いつも思うんだ。
なんでこんなにも近いように見えて、遠いんだって。
どうでもいい奴らには嫌でも会えるのに
大切なあなたたちには全く会えない。
おかしいなあって。
いやになるんだ。生きている今が。
あなたたちと生きれないこの現実が。
常に一緒に生きていたいんだ。
…というのは、重いね。
大切な人達を考えると、「生きてみたい」という言葉よりも先に、「生きていたい」という言葉が出てくる
ふしぎだ。
いまこうやって息をしているだけでもいやなのに、あなたたちを想うと、生きていたいと思うんだ。
たまにみる夢。
有り得ない世界線。
ぼくらが一緒にいる。
それが現実になれば、なんて思ってる。
それが叶ったらぼくは
しんでもいい。
しんだあとは、もうあなたたちに触れられないのかな
それは、いや、かな…w
これは我儘だ。
わかってる。
もしも前世が存在したならば、欲深いぼくは同じことを言い続けたんだろう。
「来世もこの人たちと一緒にしてー」って。
ねがっちゃうよ。
あいしてるんだから。
しにたい。
はなれたくない。
はなしたくない。
束縛、わかってる。
けど、それくらいすきなんだ。
会えない時間が長すぎて、
会える時間が短過ぎて、
時の流れに歪みを感じる。
手を伸ばせば届く距離。
ほしいよ、そんな世界。
喉から手が出るほど、ほしい。
妄想だけが先走るんだ。
あなたたちの好きな物みると、
なんとなく手に取ってしまうし
不本意にも、こんなところでばったり会えたら、
なんて思ってしまうし。
乱れたな。
約3年前はごめんなさい
全てに嘘を吐いて
偽って。
それでもぼくを救ってくれて
ぼくの人格ごと、愛そうとしてくれて
うれしかった。
ありがとう。
愛は幽玄
生涯燃え尽きるまで一生一緒なんて叶わない
わかっていても願ってしまうんだ。
こんな愚かでばかでも
光を放つ液晶に向けて願うんだ。
気持ち悪いほど寒くても、暑くても
暗い空に浮かぶ星に願ってしまう。
何を言っているんだろうね、ぼくは。
深夜テンション、ってやつだ。
赦してください。
視界が可笑しいんだ
思考が可笑しい。
何、言いたかったんだろう。
こんなの、小説でもなければ、詩でもない。
ただの心情吐露だ。
締まりの悪い、物語。
かみさまがもしもいるならば、
愛するあなたたちが幸せになりますように