2022年最新|美容室経営|美容室2店舗目出店に大切な4つのこと
どうも、
マサキタカシでございます!
本日は美容室2店舗目出店したい美容室経営者の方は必見の内容になります。
「いつかは2店舗目を!」、「今年こそは2店舗目を出すぞ!」と意気込んでいる美容室経営者の方は多いのではないでしょうか?
特に1年の始まりは気合いも入り、熱い想いが込み上げてきますよね!
そんな気合いと熱い想いを無駄にしない為にも、どうすれば2店舗目の出店が実現できるのかを具体的にイメージしておくことがとても大切になります。
僕が実際に2店舗目出店した時に何を考え、どういった部分を意識していたのか。現在5店舗経営している状態から振り返って2店舗目成功の秘訣をお伝えしていければと思います。
① お金について
新しく店舗を出店する時に絶対的に必要なお金です。
実は1店舗の状態で安定的に経営ができていても、2店舗目を出店した途端に経営の窮地に陥ることがよくあります。
それが資金面です。
出店するということはまずはテナント契約代や内装工事費用、設備費用をはじめ様々なお金が必要になります。
これらの出店費用はまとまった多額のお金が一気に動きます。これまで余裕あったはずの預金が一気に目減りし、一気に恐怖が襲ってきたりします。
それからランニングコストとして大きいのが家賃です。これまでは1店舗分の家賃で済んでいたのが単純に倍の家賃がかかるようになるのです。
新店舗の売上は出店と同時には上がりませんが、家賃は工事期間から発生します。
経営者ならわかると思いますが、スタッフを抱えていて預金残高が目に見えて減ってくると一気に不安が押し寄せてきます。
出店に必要な工事費用+損益分岐点の半年分のキャッシュくらいは余裕を持って調達しておいて方が良いです。
② 人員について
この人員についても、実は多くの2店舗目出店してきた経営者が間違えてきた項目です。
2店舗目を出店して理想の形は2店舗目出店した月から売上が前月よりも上がる状況を作ることです。
これは当たり前ですが、2店舗になり固定費が増えたのに、売上が1店舗の時よりも落ちてしまってはいやですよね。
ですがここは多くの経営者が出店に対してを深く考えずに失敗してしまうところなのです。
例えば1店舗スタッフ6人で売上が400万円だとしましょう。
その状態から2店舗目を出店すると、スタッフ6人が2店舗へ分散されることになります。
仮に新店舗2人体制だったとした場合に、1店舗目は4人でやりくりしなければいけません。
そうするとこれまで6人で受けていたお客様がスタッフ数が2人減ってしまうためにお受けできなくなるケースが出てきます。
そうするとせっかく400万円あった売上は落ちてしまいますよね?
その落ちた売上分以上を新店舗で補填できれば問題はありませんが、オープン月からいきなり売上が理想通りに上がるほど
現代のサロン経営は甘くありません。ホットペッパービューティに掲載したからお客様は来るだろうという安易な考え方では経営はできません。
2店舗分の固定費に対して売上が400万円以下になってしまえば、大きく利益を食い潰されてしまいます。
ではそうならないためにはどうしたら良いのか?
それは余剰人員を確保しておくことです。
1店舗目の時に6人でも十分に400万円の売り上げをつくれるところあえて8人くらいまで増員します。
そうすると8人で400万円だとほとんど利益は残らないかもしれませんが、出店したあと新店舗に2人移動があっても1店舗目の売り上げを落とすことはありません。
1店舗目の売り上げを落とすことなく、そこに2店舗目の売上が積み上がりますので、利益は拡大します。
一時的に落ちてしまう生産性や利益を気にするのではなく、2手、3手先まで見越した経営ができるようになるのも、2店舗目出店には必要な要素です。
③ 教育について
教育についてはいろんな意味で大切です。
僕がサロン経営をしていく上で一つ大切に考えているのが、サロンコンセプトです。
このサロンコンセプトをもとにスタッフが同じ判断基準を持ってお客様にサービスを提供していけるのです。
要はサロンの在り方みたいなものですね。
例えばアットホームがサロンコンセプトだとしましょう。お客様もスタッフの温かい接客やサロンの空気感が好きで通ってくださっているのに、
サロンコンセプトを理解していないスタッフがお客様に対して素っ気ない対応を取り続けるとどうでしょうか?
スタッフが5人いて1人くらいが素っ気ない対応だとそこまで気にならないかもしれませんが、
5人中4人が素っ気ない対応だとサロンの空気すら変わってきそうですよね?
そうするとこれまでスタッフの対応やサロンの空気感が気に入ってきていたお客様が一気に失客してしまう恐れがあります。
これって現状美容室ではあまり考えられていないことだったりします。それぞれの美容師が個性や技術を売りにしていますが、
ビジネスの本来の在り方はそれぞれが売ってるものがバラバラって基本的にはおかしいことですからね。
僕が経営をしている上で長期繁栄サロンを創ることを一つの目的としているのですが、その中でこういった組織の文化創りを大切に考えています。
チェーン店には悪いですが、チェーン店ってなんとなく質が落ちてしまっているイメージがありませんか?
これって数だけが増えていって、大切な部分のコンセプトや会社の在り方、文化が浸透していないことから起きている現象が
質の低下だと考えています。
だからこそ僕はここの教育こそが全てだと考えた経営をしています。
一般的な美容室の教育というと、技術やケミカル、接客に対してを指すと思いますが、
僕の中での教育は会社のビジョンや理念やサロンコンセプトなどの在り方を重要視しています。
店舗が増えても、スタッフが増えても1店舗目と同等のおもてなしや技術が受けれるにはスタッフ教育の先にある「良い文化創り」が全てです。
ここに終わりはなく、僕自身も現在進行形で伝え続けています。
ブレない、内部崩壊しない。お客様のためにも美容室はもっと教育に力を入れるべきだと考えています。
実際に僕が2店舗目を出店した時は1店舗でスタッフが9人いました。
そのうち新店舗へ行ってもらったスタッフはうちのサロン歴が1番目に長い子と2番目に長い子にしました。
この2人ならお店が大切にしていることを引き続きお客様に伝えていきながら、新しいスタッフにも良いお手本になってくれるだろうという思いからです。
言ってしまえば、お店のNo.2、No.3が抜けるわけですが、これが2店舗目になってからより相乗効果を生んでくれるのです。
今日はその話は割愛しますので、ご興味があればお気軽にご質問ください。
④ 立地について
最後が立地についてです。
実は去年までは2店舗目出店に必要なことは①〜③の3つの項目でした。
ですが、今改めて思うことは新規出店の店舗が早い段階で軌道に乗るのにはある共通点があるということが確信的になりました。
2店舗目出店というのは憧れもあるでしょうが、それなりのリスクもあります。
ここで大事なことはいかにそのリスクを少なくできるかなのですが、立地はとても大切な項目なのです。
ではどこに出店したら良いのか?
それは1店舗目の真横に出店してください(笑)
まあこれは大袈裟に言いましたが、要は1店舗目からの距離が近いほどにリスクは少ないですよという意味です。
例えば1店舗目のお店が6席だったとしましょう。出店する時って要はお席がマックスに近い状態ってことになるんですけど、
それってスタッフもいっぱい、お客様もいっぱいというような状態なんですね。
で、要はお店の中に席を3席追加できるスペースがあるのであれば出店しなくても、問題は解決するわけです。
お客様も多くお受けできますし、スタッフも活躍の場が増えますし、売上も上がりますし。
要は出店って店舗が増えることはそうなんだけども、結局は席数を増やしいってるだけなので、極力近い方がいいよねって話です。
お店の徒歩圏内、もしくは1駅横くらいが一番理想的な出店立地だと言えます。
徒歩圏内の方が良い場合は1店舗目の新規問い合わせ数に余裕がある場合です。席(予約枠)さえあれば売り上げは上げれる状況ですので、徒歩圏内、真横とか目の前にテナントがあればそこに出店すると良いです。
そうすると広告費は1店舗分で済むのでめちゃくちゃ利益体質がつくれます。
商圏を変えて新たな新規を取り入れたい場合は一駅、二駅隣くらいの場所に出店が理想的です。
それは既存の店舗からお客様もスタッフも行き来しやすいからです。
例えば新店舗出店前に1店舗目がほぼ満席の状態だとします。
そのような状態の時には必ず、予約のお断り、もしくは満席で予約が取れないことによる自然失客が起きているものです。
これは新規客もそうなのですが、既存客でも次回予約を取られていないお客様は失客している可能性が高いのです。
そうして新店舗をお店から遠い場所に出店してしまうと、既存店にはほとんど何の影響もなく
新店舗にまた0からの集客が必要となります。このような状態では1店舗目には無駄な失客が発生していて、
新店舗は売り上げを伸ばしていくのにとても非効率なのです。
ですが2店舗目を1店舗目の近くに出店するケースだと、現在通ってくださっているお客様が新店舗の方へ通ってくださるケースが考えられます。
これは物理的に新店舗の方が自宅からの距離が近いからというものになります。
というかそのような状況にするためにも2店舗目の出店立地は既存の店舗から近くに出店する方が良いのです。
そうすると新店舗も初月から1店舗目のお客様からの予約が入る+で新規のお客様で出店初月からある程度の売り上げが見込めますし、
1店舗目はこれまでお断りが出ていた状態ですから、お席に空きが出てくることでお客様の取りこぼしを最小限に抑えることができるのです。
話が少し戻りますが、だからこそ余剰人員の確保も必要なんですね。
2店舗目出店の場所はしっかり考えることをおすすめします。
まとめ
何度も繰り返しますが、美容室2店舗目の出店はかなりリスクのあることになります。
軽い気持ちやノリと勢いで出すと失敗して撤退してしまいます。現にそのような経営者を何人も見てきました。
2店舗目出店が成功するかどうかで次の3店舗目、4店舗目と繋がっていくのです。
リスクある2店舗目の出店ですが、そのリスクに対しての対策をあらかじめ考えることや
リスクを最小限にするにはどうすれば良いのかを考えて出店準備、出店することが非常に重要です。
最後になりますが、2店舗目出店を現実にするために1店舗のうちに必ずしておかなければいけないことがあります。
これができていない美容室はマジで2店舗目出店で失敗してしまいます!
そのしておかなければいけないことについて知りたい方はインスタグラムの方からお気軽に質問くださればと思います。
今年2店舗目出店をしたいと思っている経営者の方は、2022年の年末には「今年は目標達成できたな!」と
達成感や充実感を味わえるように、一緒に頑張っていきましょう!
ではまた!
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