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余白のつくり方

Amazonや楽天で本を買うことが多いのですが、皆さんはいかがでしょう?ネットで買うことの良さもあるのですが、本屋で買う良さももちろんあります。私が本屋で本を買うときは、自分のアンテナに引っかかったものを手に取るようにしています。言うならば、「そのときに興味・関心があるもの=本を買うときの『基準』」のようなものです。
 
最近、興味があるのが「余白」です。
思い返すと、子どもの頃から大人に至るまで、「余白」というものを嫌っていたように思います。
 
・プリントを切る時は縁のギリギリを切る
・自学やプリントの宿題はびっしり書く
・毎日のto doリストを作る
・休日は研修を埋め込む
 
今思うと、その当時の自分の在り方を恐ろしく思います。きっとやっている本人は気づかず、徐々に「べき思考」が形成されて行ったのでしょう。
 


では、そもそも余白とは何なのでしょう?個人的には、山﨑(2024)の定義と余白思考という考えがしっくりきています。
 

余白は「今の自分」を映す鏡

「余白思考」(2024)山﨑晴太郎,日経BP

余白思考とは、物事と物事、人と人の間に、戦略的にすきまをつくること。そして、心地よいすきまは、意図的につくらないとできない

「余白思考」(2024)山﨑晴太郎,日経BP


そもそも余白を嫌っていた?私には、余白が入り込む隙間すらなかったのではないでしょうか。休職してリワークに通っている今、余白はたくさんあります。また、自分は「べき思考が強い」ということを理解してからは、手放すというよりは上手く付き合っていけるように心がけているところです。ですが、職場に戻ると今ある余白がなくなりそうで非常に心配です。具体的に余白を生み出す手立てはあるのでしょうか。
 
鈴木(2022)が参考になります。
 

頭の中のノイズを減らして、「よはく」をつくることで、自分と向き合う余裕が生まれる

「頭の“よはく”のつくり方」(2022)鈴木進介,日本実業出版社

思考によはくをつくるためには、「もっと」の圧力と誘惑をかわし、本当に大切な少数のことに集中します。「Do more」から「Do less」への転換

「頭の“よはく”のつくり方」(2022)鈴木進介,日本実業出版社

頭の中も、持っている物も、余白を作るためには手放す必要がありそうです。休職前は山のように教育書を持っていましたが、休職を機にメルカリで売り去りました。本棚も余白がないと、新しい本を買うことができません。それと同じように脳内もクリアにする必要があります。ジャーナリングが個人的に相性が良さそうなので取り組んでみたいです。

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