小説 コンソメスープ
コンソメをお湯に溶かして飲む朝。
ヤカンがゴトゴトいうまで沸かしたお湯を入れて、アツアツで飲むのが好き。
娘が起きる前、いつも私の朝はコーヒーから始まっていた。
でもいつだったか、切らしてしまった時、
冷蔵庫にあったコンソメの素1個を半分にしてマグカップに入れた。
お湯を注いだら、コンソメスープの出来上がり。
フーフー言いながら口をつけて飲むと
温かくて心が落ち着く。
こんなにおいしかったんだ。
それ依頼、私の朝は1杯のスープから始まるようになった。
冷蔵庫にある茹でたブロッコリーを入れたり、ベランダで育てたバジルを入れて飲むこともある。
朝から幸せな気持ちに満たされる。
「ママ、おはよう」
パジャマ姿の娘がキッチンにやってきた。
もうすぐ4歳になる娘、4月から幼稚園だね。
「おはよう!ほらスープを飲もう、着替えてからよ」
「はーい」
幸せな食卓の側にはいつも
AJINOMOTOがある。
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