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【私の一冊】2024年度版/生成AI版/講談社文芸文庫版

八田零さんの、以下の企画に、参加させて頂きますね(^^)/

それでは、以下の目次に従って、紹介させて頂きます。

■私の一冊(2024年度版)

誰もが気になる、その人にとっての“特別な一冊”。

この企画に、投稿された方々の「私の一冊」も、

「noteは一冊の本」の様で、「じゃあ、読もう。」って感じさせてくれる本が並んでいるので、お時間有れば、立ち寄ってみて下さい( ^^) _旦~~

BGMは、そう、あの合唱曲♪

2024年度は、下記の通り、月単位で読めた本の中から、

【特に面白かった本】

を1冊、ご紹介しており、その中から、今年度(2024年)発売された本より一冊を、選書してみました。

私の一冊(2024年度版):
「ベル・ジャー」 ( I am I am I am)シルヴィア・プラス(著)小澤身和子(訳)

彼女の心理を語る言葉は、本書のタイトルの通り、驚くほど率直で、それ故に、詩的でもあります。

エスターの心臓は、彼女に、こう訴えます。

「わたしは、わたしは、わたしは。(I am, I am, I am)」

本書は、

「自死をテーマにした話」

ではなく、

「生き延びるための物語」

なので、興味が湧いたら、手に取ってみてください(^^)

<2024年度発売>
【本棚のある生活+α】2024年11月に読んで面白かった本
https://note.com/bax36410/n/nea31246856b1
【特に面白かった本】
「選挙との対話」 荻上チキ(編著)飯田健/菅原琢/秦正樹/田中東子/岸本聡子/大村華子/永井玲衣(著)社会調査支援機構チキラボ(監修)

【本棚のある生活+α】2024年10月に読んで面白かった本
https://note.com/bax36410/n/n6ea7a3f64aa5
【特に面白かった本】
「ベル・ジャー」 ( I am I am I am)シルヴィア・プラス(著)小澤身和子(訳)

【本棚のある生活+α】2024年6月に読んで面白かった本
https://note.com/bax36410/n/ne33ba3a3594e
【特に面白かった本】
「忘却の効用  「忘れること」で脳は何を得るのか」スコット・A・スモール(著)寺町朋子(訳)

【本棚のある生活+α】2024年5月に読んで面白かった本
https://note.com/bax36410/n/nb80b9e7d00b9
【特に面白かった本】
「アメリカは自己啓発本でできている」尾崎俊介(著)

<2023年度発売>
【本棚のある生活+α】2024年7月に読んで面白かった本
https://note.com/bax36410/n/nb56da32d79f9
【特に面白かった本】
「イラク水滸伝」高野秀行(著)

【本棚のある生活+α】2024年2月に読んで面白かった本
https://note.com/bax36410/n/ndeba14335317
【特に面白かった本】
「宗教の起源―私たちにはなぜ〈神〉が必要」ロビン・ダンバー(著)長谷川眞理子(解説)小田哲(訳)

<2021年度発売>
【本棚のある生活+α】2024年1月に読んで面白かった本
https://note.com/bax36410/n/n8250c4e76ef5
【特に面白かった本】
「雑用付与術師が自分の最強に気付くまで 1」アラカワシン(漫画)戸倉儚(原作)白井鋭利(キャラクター原案)

【本棚のある生活+α】2024年3月に読んで面白かった本
https://note.com/bax36410/n/nff7685e64fa8
【特に面白かった本】
「知ってるつもり 無知の科学」(ハヤカワ文庫NF)スティーブン スローマン/フィリップ ファーンバック(著)土方奈美(訳)

<2018年度発売>
【本棚のある生活+α】2024年8月に読んで面白かった本
https://note.com/bax36410/n/nbff2e6d45f4e
【特に面白かった本】
「4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した」マイケル・ボーンスタイン/デビー・ボーンスタイン・ホリンスタート(著)森内薫(訳)

<2013年度発売>
【本棚のある生活+α】2024年4月に読んで面白かった本
https://note.com/bax36410/n/nee95d5081b8d
【特に面白かった本】
「ひきだしにテラリウム」九井諒子(著)

<2009年度発売>
【本棚のある生活+α】2024年9月に読んで面白かった本
https://note.com/bax36410/n/n762e06d4a1c7
【特に面白かった本】
「映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術」シド・フィールド(著)安藤紘平/加藤正人(訳)


■私の一冊(生成AI版)

生成AIは、高い自律性と汎用性から、さまざまな用途に活用することができるため、noteの世界でも、AIを活用されている方を多く見かけます。

また、ビジネスシーンで活用される例(データ分析領域での洞察を得たり、意思決定を支援したりする役割)も増えてきており、多くの企業や組織が日々の業務に取り入れています。

一方、生成AIは、発展途上の技術なので、まだ、解決すべき課題や問題が残されています。

例えば、情報の真偽を判断する精度は、それほど高くないこともあります。

そして、偽情報や誤情報を選別できず、それらから学習した結果、誤ったコンテンツを作り出してしまう可能性や、ChatGPTが犯罪者たちの“良き相棒”になってしまう悪用事例もありますので、注意が必要です。

そこで、以下の書籍を参考図書として活用しながら、

「具体と抽象 ―世界が変わって見える知性のしくみ」細谷功(著)

「スペキュラティヴ・デザイン 問題解決から、問題提起へ。—未来を思索するためにデザインができること」アンソニー・ダン/フィオーナ・レイビー(著)久保田晃弘(監修)千葉敏生(訳)

人とAIの相互補完関係を理解する上で、古来、哲学者ならずとも、無数の人々が、その謎を胸に抱き、思弁をめぐらせてきた、

「人間の心はどのようにはたらくのか」

に対して、以下に示します岩波書店から刊行されている〈名著精選〉「心の謎から心の科学へ」の書籍が、参考になると思います。

「人工知能 チューリング/ブルックス/ヒントン」(〈各著精選〉心の謎から心の科学へ)開一夫/中島秀之(監修)

[内容説明]
知能の本質は記号処理にあるとする物理記号仮説派の代表としてチューリングを取り上げ、パターン認識あるいはアンチ記号派として、ロボット用の新しいアーキテクチャーを提案したブルックス、人工生命という研究分野を立ち上げたラングトン、深層学習のヒントンの3人を取り上げる。
現代日本の関連分野研究者による座談会も併録。

[目次]
イントロダクション ……………中島秀之
計算機械と知能 ……………アラン・M・チューリング/水原 文 訳
ゾウはチェスをしない ……………ロドニー・A・ブルックス/水原 文 訳
人工生命 ……………クリストファー・G・ラングトン/橋本康弘・小島大樹 訳
特徴量はどこから来るのか? ……………ジェフリー・ヒントン/梶原侑馬 訳
[座談会] 人工知能研究は何をめざすか ……………池上高志・石黒 浩・梅田 聡・佐藤理史・中島秀之・開 一夫

「言語 フンボルト/チョムスキー/レネバーグ」(〈名著精選〉心の謎から心の科学へ)福井直樹/渡辺明(監修)


[内容説明]
有限の手段を無限に用いることによって無数の言語表現を作り出す人間精神の働きこそが言語の本質であると指摘したフンボルト、行動主義心理学に基づく言語研究を徹底的に批判し、心・脳がもつ内在的言語能力の研究としての言語学を提唱したチョムスキー、言語の生物学的研究に関する総合的枠組みを提示したレネバーグを取り上げる。

[目次]
序文 …………… 福井直樹
イントロダクション …………… 渡辺 明
人間の言語構造の多様性と人類の精神的発展におよぼすその影響について …………… ヴィルヘルム・フォン・フンボルト/遠藤健樹・佐藤 駿[訳]
書評 B・F・スキナー『言語行動』 …………… ノーム・チョムスキー/梶浦真美[訳]
言語発達の生物学的理論を目指して …………… エリック・H・レネバーグ/梶浦真美[訳]

「自由意志 スキナー/デネット/リベット」(〈名著精選〉心の謎から心の科学へ)青山拓央/柏端達也(監修)

[内容説明]
行動主義心理学の立場から「自由」概念に挑戦したスキナーの著作。
哲学的問題としての考察の根本構図を示し、行為者因果の概念により自由意志を擁護したチザムの論文。
自由と決定の「両立」を説く現代の傑出した哲学者デネットの代表作。
リベットが自らの有名な実験を巡ってチャーチランド、サールと行った2つの論争を収録。

[目次]
イントロダクション……………青山拓央・柏端達也
人間とは何か……………バラス・F・スキナー/山口尚 訳
人であることと自由意志……………ダニエル・C・デネット/小草 泰・高田敦史・尾形まり花 訳
 12 機械論と責任
 13 人の能力と機械の能力
 15 リバタリアンが欲しいと言うものを彼らに与えること
 16 われわれはどのように心を変えるのか
 17 私はどこにいるのか
人間の自由と自己……………ロデリック・M・チザム/柏端達也 訳
リベットの実験をめぐる論争……………飯島和樹・源河 亨 訳
経験の遡及的参照と言われているもの、およびそれと心身問題との関係について……………パトリシア・S・チャーチランド
感覚経験が主観的に時間を遡って参照されることを示す実験的な証拠――P・S・チャーチランドへの応答……………ベンジャミン・リベット
 意識、自由な行為、脳……………ジョン・R・サール
 「意識、自由な行為、脳」――ジョン・サールの論文へのコメント(サールによる短い応答付き)……………ベンジャミン・リベット

「無意識と記憶 ゼーモン/ゴールトン/シャクター」(〈名著精選〉心の謎から心の科学へ)高橋雅延/厳島行雄(監修)

[内容説明]
19世紀後半以降、記憶研究は想起に内在する無意識的な過程に科学的に迫ろうとする。
連想内容に過去の出来事の記憶が関係することを示し、心の階層性を想定した英国の人類学者ゴールトン。
特異な概念を駆使して想起における無意識の積極的な関与を指摘したドイツの生物学者ゼーモン。
潜在記憶研究で著名な現代の心理学者シャクターの著作を収録。

[目次]
イントロダクション …………… 高橋雅延・厳島行雄
ムネーメ――有機的出来事の変遷過程における保存の原理 …………… リヒャルト・ゼーモン/佐藤 駿[訳]
人間の能力とその発達の探究 …………… フランシス・ゴールトン/寺町朋子[訳]
記憶を求めて――脳・心・過去 …………… ダニエル・L・シャクター/北川 玲[訳]

「感情 ジェームズ/キャノン/ダマシオ」(〈名著精選〉心の謎から心の科学へ)梅田聡/小嶋祥三(監修)

[内容説明]
「怖くなったから震える」のではなく「震えるから怖くなる」のだと、身体の末梢での変化が感情体験に先行すると述べたジェームズ。
感情の中枢は脳内活動にあると反論したキャノン。
ジェームズの枠組みに依拠しつつ、キャノンの提示した概念をも包含する理論として、神経科学的成果に基づきソマティック・マーカー仮説を提案したダマシオ。
感情と身体活動の関係の理解がどのように深化してきたかを跡付ける。

[目次]
イントロダクション …………… 梅田 聡
情 動 …………… ウィリアム・ジェームズ/南條郁子[訳]
痛み、空腹、恐れ、怒りに伴う身体変化――情動の興奮の機能をめぐる最近の研究報告…………… ウォルター・B・キャノン/藤原多伽夫[訳]
ソマティック・マーカーと行動指針――理論と予備的検証…………… アントニオ・R・ダマシオ、ダニエル・トラネル、ハンナ・C・ダマシオ/北川 玲[訳]

ここで、特に、注目したい点として、アラン・テューリングは、コンピュータがない時代に、何に触発されて、コンピュータの数学モデルであるテューリングマシンを生み出したのか?

彼の考察の中で見えてくるのは、人の心のモデル、つまり、最古の人工知能です。

そして、コンピュータの知識がある人にとっての驚き、それは、

「テューリングマシン」

「現代のコンピュータ」

との間には、

「違いが存在する」

という指摘であり、この違いが意味することを考えてみると・・・

今、みなさんが使っている

「生成AI」

なるものが、より人に近いAIとなるヒントが、そこに見え隠れしているかもしれませんよ(^^)

そこで、「生成AI」に関する「私の一冊」の(日)と(英)は、以下の通りです。

▶私の一冊(生成AI版)(日):
「チューリング コンピュータ理論の起源[第1巻]」 伊藤和行(編)佐野勝彦/杉本舞(訳)

▶私の一冊(生成AI版)(英):
認知計算再考:チューリングと心の科学
「Rethinking Cognitive Computation Turing and the Science of the Mind」Andy Wells (Author)


■私の一冊(講談社文芸文庫版)

私の好きな文庫(装幀)である講談社文芸文庫は、

講談社が発行している文庫判の叢書で、純文学や文芸評論を中心に収録されているのが特徴です。

講談社文芸文庫の位置づけは、次のとおりです。

①エンターテイメント文芸を中心に、エッセイ、純文学、ノンフィクションから実用まで幅広いジャンルの作品が刊行されている。

②基幹レーベルで、大衆文学、推理小説、歴史小説、ファンタジー小説、書き下ろしの時代小説、官能小説、ライトノベル、ケータイ小説など、多彩な作品が刊行されている。

以前、こんな出来事がありましたね。

そんな講談社文芸文庫のおすすめの本には、次のようなものがあり、

軽いめまい
新旧論
ゴヂラ
小説家の帰還 古井由吉対談集
半島へ
神々の闘争 折口信夫論
地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団
運命を拓く 天風瞑想録
十字屋敷のピエロ
爆弾

24人の読み巧者が選ぶ、講談社文芸文庫「私の一冊」も参考になります。

さて、それじゃ、私の一冊は、「どれよ」なんだけど、

「対談 人間と文学」(講談社文芸文庫)中村光夫/三島由紀夫(著)

推しです、ね(^^)

みなさんの、「私の文芸文庫」は、どうでしょう?


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