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【「嗜む」のすすめ】北窓開く頃に焦がれ本を嗜む


小林修士さん撮影

私達が密かに大切にしているものたち。

確かにあるのに。

指差すことができない。

それらは、目に見えるものばかりではなくて。

それらを、ひとつずつ読み解き。

それらを、丁寧に表わしていく。

そうして出来た言葉の集積を嗜む。



「膨大な種類の本を片っ端から読んだとしても、海の水をコップで掬うようなもの。

それを虚しく思うこともある。

ただ、海の水を掻き出すことはせず、潮風に吹かれて楽しむことを選ぶ。」



私が一番欲しいものは、

「経験値のバリエーションを、如何に増やすか!」

であり、そのために、意識していることは、ざっくり纏めると、以下の通りです。

■失敗をダメージと考えない

■トライ&エラーを苦にしない

■失敗を怖がらないで幾らでも経験を積む

■興味を受け入れ共有する

■興味を広げ方向づける

■興味をつなげる

ニーズも環境も、日進月歩で変化する世の中だからこそ、

興味を持つ⇒試行⇒学習⇒早い適応力⇒経験値アップ

こそが、究極の競争力となり得るのではないかと考えられます。

「経営戦略全史」(ディスカヴァー・レボリューションズ)三谷宏治(著)

金沢工業大学教授の三谷宏治氏は、著書「経営戦略全史」の中で、やってみなくちゃわからない試行錯誤型経営が、最後の答えとしていましたね。

今の時代、試すを習慣化(「試してみた」や「やってみた」系)するだけで、巨大なアドバンテージが得られる仕組みになってしまっていて、ボストン・コンサルティング・グループによれば、アダプティブ(適応)型戦略を実行のために必要な能力の1つは、実験する能力と述べています。

つまり、この実験する能力を向上するために、

「準備する」

「実験する」

「評価する」

の3ステップすべてが必要不可欠であり、例えば、三犬塚壮志氏は、著書「理系読書 読書効率を最大化する超合理化サイクル」の中で、これらのステップをベースにした以下のフレームワークを、読書にも応用可能だと述べていました。

「理系読書 読書効率を最大化する超合理化サイクル」犬塚壮志(著)

1.準備する(=読む):

本の中から自分の問題解決に必要な素材(情報)を集めて、どんな実験を行うか計画を立てる。

2.実験する(=やってみる):

1.項で集めた素材を使い、立てた計画に基づいて、現実世界で問題解決を試みる。

3.評価する(=確かめる):

試してみたことがうまくいったのか、いかなかったのか、検証する。

人間相手の場合などは、想定通りにいかないことも多々ある。

うまくいかなかったとしたら、その結果を検証し、改善策を立てる。

読書は、それ自体が楽しい行為だけど、読書で得た知識やスキルで、自分が変わるほうが愉しくて、読んだ内容を実践に移し、自分の成長を実感できれば、もっと充実した瞬間を味わえるはず。

そう考えると、なんだかワクワクしてきませんか?

読書でさえ、試し方が色々あって、新しいものを、すぐ試してみる人のことを、人柱なんていうスラングもあるくらいだから、チャレンジ精神旺盛な、その人達がいなければ、世の中は、つまらないものになってしまうんだろうね。

いつの時代も、フロンティアは、そうした人柱になってくれる方々が開拓してきたし、こうした試してみたを、やってのけてしまう能力って、テスト力のある人達でもあって、仕事でも、プライベートでも、フットワークよく、新しいことを、次々と生み出し、学習能力が高いスキルの向上は、必要不可欠だと考えています。

やっぱり、「試してみた」や「やってみた」系を心がけて、経験値のバリエーションを増やしていくことが、人生のご褒美であり、オンとオフのメリハリが生まれ、日常に満足感と、ささやかな幸せをもたらし、暮らしが潤うと思っています。



いつの時代にもいたであろう、物好きの類であります(@@)

乱読家を自認する私でも、全ての気になる新刊を読むのは、到底不可能です^^;

では、どうやって読みたい本の内容を把握しているか?、というと、取り分け、私が信頼に足るソース源として、書評や評論というよりは、覚え書きメモ、本のポイント、内容を要約してくれている幾つかの書評ブログを横断的にチェックしています。

さて、これらのサイトを、ルーチンのひとつとして、毎日、チェックすれば、読んでいない本についても、ある程度の概要は、知ることができて、読みたい本リスト=テキストエディタにメモして積読、違った、記録していたりします。

「積読こそが完全な読書術である」永田希(著)

そうそう、本好きのレベル(あるいは深刻度)は以下の通りですが、皆さんのレベルは、どのくらいでしょうか?

本好き:50冊ぐらい家にある

読書好き:100~200冊

書豚:千冊くらい(家の階段にも積まれている)

書狼:本を並べるためだけに家を買う

「書狼書豚」辰野隆(著)

書痴:世の中に5冊だけの本を全部買い占めて、4冊を破って捨てる。

ビブロフィリア:読書を楽しむことはもちろん、本という物質的な存在自体を愛する人々。

「愛書狂の本棚 異能と夢想が生んだ奇書・偽書・稀覯書」エドワード・ブルック゠ヒッチング(著)ナショナル ジオグラフィック(編)高作自子(訳)

「奇書の世界史 歴史を動かす“ヤバい書物”の物語」三崎律日(著)

「奇書の世界史2 歴史を動かす“もっとヤバい書物”の物語」三崎律日(著)

「失われたものたちの本」(創元推理文庫)ジョン・コナリー(著)田内志文(訳)



今日は、どれを読もうかなんて。

好きなことに没入し。

自分と向き合う時間に浸る「ヒタ活」(^^)

今宵、嗜む本のお品書きは・・・

【「嗜む」のすすめ】北窓開く頃に焦がれ本を嗜む

「DEATH NOTE 完全収録版」小畑健(漫画)大場つぐみ(原作)

「DELICACY」正田真弘(写真)

「FAN HO 写真集 THE LIVING THEATRE」

「ON THE TABLE」安西水丸作品集

「WHOLE MCUBSR CATALOG」

「ウィリアム・ホガース“描かれた道徳”の分析」

「うれしいセーター」三國万里子(著)久家靖秀(写真)

「くままでのおさらい」(美篶堂手製本特装版)井上奈奈(著)

「コカコーラ・レッスン」谷川俊太郎(著)

「コシノジュンコ 56の大丈夫 失敗も逆境も力に変える、パワフルウーマン語録」コシノ ジュンコ(著)

「これはすいへいせん」谷川俊太郎(著)tupera tupera(イラスト)

「レッドタートル ある島の物語」マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット(原作)池澤夏樹(構成, 文)

「花森安治装釘集成」唐澤平吉/南陀楼綾繁/林哲夫(編)

「絵くんとことばくん」(たくさんのふしぎ傑作集)天野祐吉(著)大槻あかね(イラスト)

「絵巻じたて ひろがるえほん かわ」加古里子(著, イラスト)

「宮沢賢治 十二色の絵本」

「京舞つれづれ」井上八千代(著)

「軽い機敏な仔猫何匹いるか―土屋耕一回文集」土屋耕一(著)

「根源乃手/根源乃(亡露ノ)手、……」吉増剛造(著)

「最後の瞬間のすごく大きな変化」(文春文庫)グレイス・ペイリー(著)村上春樹(訳)

「自然のレッスン」(ちくま文庫)北山耕平(著)

「宿題ひきうけ株式会社」古田足日(著)長野ヒデ子(イラスト)

「城崎へかえる」湊かなえ(著)

「新幹線で行く散歩絵巻 東海道五十七次」こちずライブラリ(著)

「数学プレイボーイ」鴻巣要一郎(著)

「台北 國立故宮博物院-北宋汝窯青磁水仙盆」

「日本刺繍 信田ユリ」

「尾崎豊 OZAKI-50」

「木々との対話 再生をめぐる5つの風景 図録 特別木製装丁版」

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