【メモ(memo)】前向きになりたくてもなれない
あなたの世界観は、どんなものでしょうか?
世界観というと、なんだか大げさですが、要するに、自分が、世界を、どういうところだと考えるか、ですね。
世界、というのが大げさなら、世間でも、世の中でも、社会でもいい、周りの環境や、人たちでも、何でもいいです。
世の中は、フレンドリーで、ポジティブで、良いところ?
それとも、世の中は、アンフレンドリーで、怖いところ?
自分がどう見るか、どう考えるかによって、世界も、ずいぶん違うところになります。
世界をポジティブに見るか、それとも、ネガティブに見るかで、現実も、連動して変わっていきます。
あなたは、日々どちらを選んでいますか。
何でも、ポジティブ思考になれば、いいってもんじゃない、なんていう言葉も聞かれます。
確かに、思考は、行動が伴わないと、結果論として、何も変わらないときもあります。
行動しても、結果が出るまで、時間がかかるときもあるでしょう。
でも、だからと言って、ネガティブ思考でいても、何か物事が解決するとも限らないし、特別、いいこともない、と思いませんか。
ネガティブに物事を見ているなら、すべてがそうなります。
周りの人も、偶然起きる出来事も、せっかくの幸運さえ、疑ったり、否定してしまうかもしれません。
そういう気分が、何より、自分を消耗するはずです。
消耗しているときは、良いエナジーを放っていないので、同じような消耗をしていることがやってきます。
また、ポジティブになりたくても、なれないときがある、という人もいます。
こんなとき、どうしましょうか。
私たちの気分には、そういうアップダウンがあるので、ダウンしているときは、別に、それほど無理して、ポジティブになる必要もありません。
無理に、前向きになったって、どうせ長続きしないですし。
ちょっとくらい、ネガティブなときもあります。
が、マイナスは、マイナスを呼ぶサイクルを考えると、できるだけ、早いうちに、アップへ戻りたいものですね。
私たちの思考や行動には、必ず、何か、理由があるはず。
だから、ポジティブになりたくてもなれないときは、何か、ポジティブになりたくない理由があります。
潜在意識にあるので、自分では意識していない理由かもしれませんが、例えば、ポジティブになることは、自分を変えることで、そこに、抵抗を感じている、とか。
なりたくてもなれないとき、それは、紛れもなく、セルフサボタージュで、つまり、自分への愛情が、ちょっと足りないときなのです。
前向きと、自分への愛情と、話が、すっ飛んだようですが、頭では、わかっていてやらない、というようなときは、自分のためになることをやらないのですから、ほぼ間違いなく、セルフサボタージュです。
そんなときは、もう少し、
①自分を大切にしてみる
②自分に優しい言葉をかける
③自分を批判しない
等、自分に対して、いつもよりも、少し、多く愛情を持ってみてください。
自分を大切にできるなら、自分にいいことは、自然とやるようになり、よくないことは、自然にやらないようになるのです。
このコツを使えるようになると、人生は、少しづつでも、楽になってきますよ。
だって、自然になるんですから、
"effortless"(努力なし、簡単)
という世界です。
いずれにしても、自分の世界観が、自分の現実を変えるとするなら、やはり、最初のステップは、私たち自身のものの見方、考え方だと、いつでも覚えておきましょう。
【今日の短歌】
「仰向けで空想すればなかぞらの飛び込み台から落ちてくるきみ」(小島なお)
「踏むたびに水と落ち葉はめくれつつ水と落葉のふかさを見せる」(谷とも子)
「もの書きてひと日を過ごし雨もまたその文章の中に書き込む」(浜田康敬)
「なにもかも決めかねている日々ののちぱしゅっとあける三ツ矢サイダー」(野口あや子)
「浴槽を磨いて今日がおとといやきのうのなかへ沈みゆくころ」(大森静佳)
「やはらかき生身の四肢を湯に浸しボタンひとつで追ひ焚きもする」(寺尾登志子)
「梅雨くればふかきみどりに揺れやまぬ肌のひかりがこの国のひかり」(早川志織)
【参考記事】
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