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【本棚のある生活+α】2024年10月に読んで面白かった本
昨年(2023年度)から、思い付きで始めた月イチペースで、面白かった本と見応えがあった映画を、ご紹介してきました。
さて、とある日の出来事、な~んの予定も無く、外は雨が降っているし、
「ああ、部屋の掃除しなきゃ。」
「ああ、仕事しなきゃ。」
とか思っていて、気がつけば寝てしまっていた・・・
私は、何度、同じ事を繰り返すのだろう、か?
起きてみて、虚しい気持ちになったので、借り置きしていた映画を一人で観てみる。
そう、ひとりぼっちは、最高の贅沢なんですよね、視点を変えれば(^^)
ひとりになって考えてみると、色んな思いが、そこにあるこに気が付きます。
そうして気づいた幾つかのことに、
「ひとりになるのが怖かった」
という事実があるかもしれません。
「ひとりになる=誰からも必要とされていない」
という方程式が、心の深い所にあったことを、初めて知ることになるかもしれません。
ただ、そんな方程式は、存在しないのだという事実も、すぐに理解できるはずです。
自分に要求される全てをこなしたいと切望していた人が、本当にやりたいことだけ、本当に会いたい人だけに絞り込んでみるだけで、いつもと違った世界が開けてくるはずです。
足し算は永久に続きます。
でも引き算はマイナスを考えなければ、ゼロまでたどり着いたところで終わります。
引き算ができるようになれればいいですよね(^^)
あなたにはひとりの時間がどれだけありますか?
そして、その時間は何をして過ごしていますか?
考えてみれば、誰にも邪魔されないひとりだけの時間ほどステキな時はないのではないでしょうか。
その幸せを知れば、何人かで共有する時間も、もっと楽しくなる。
もっと有意義になる。
私はそう思うのです。
ということで、2024年10月に読めた本の中から、特に面白かった本(1冊)のご紹介です。
【特に面白かった本】
「ベル・ジャー」 ( I am I am I am)シルヴィア・プラス(著)小澤身和子(訳)
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ピュリツァ―賞受賞、そして、ガスオーブンに頭をつっこんで自殺した天才詩人シルヴィア・プラスが書き残した自伝的長編小説です。
<参考図書>
「おやすみ、おやすみ」(詩人が贈る絵本)シルヴィア プラス(著)クウェンティン ブレイク(イラスト)長田弘(訳)
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「湖水を渡って シルヴィア・プラス詩集」シルヴィア プラス(著)高田宣子/小久江晴子(訳)
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英文との対訳で、こんな内容が書いてあったりします。
「( . . . ) because wherever I sat - on the deck of a ship or at a street cafe in Paris of Bangkok - I would be sitting under the same glass bell jar, stewing in my own sour air.」"
(だってたとえば船のデッキとかパリやバンコックのカフェとか、そんな所にいたって、私はおんなじガラスのドームケースに閉じ込められて、このイヤな気分を噛み締めていなきゃならないんだから。)
「To the person in the bell jar, blank and stopped as a dead baby, the world itself is the bad dream.」
(死児のように、からっぽで時間感覚の欠如したガラスケースの中に閉じ込められている人間にとって、世界そのものが悪夢なのだ。)
本書には、ジェイムズ・ジョイスの『フィネガンズ・ウェイク』を読むくだりがあるのですが、
「フィネガンズ・ウェイク 1」(河出文庫)ジェイムズ・ジョイス(著)柳瀬尚紀(訳)
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「フィネガンズ・ウェイク 2」(河出文庫)ジェイムズ・ジョイス(著)柳瀬尚紀(訳)
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「フィネガンズ・ウェイク 3・4」(河出文庫)ジェイムズ・ジョイス(著)柳瀬尚紀(訳)
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ジェイムズ・ジョイスの『ユリシーズ』にも、
「ユリシーズ 1」(集英社文庫)ジェイムズ・ジョイス(著)高松雄一/丸谷才一/永川玲二(訳)
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「ユリシーズ 2」(集英社文庫)ジェイムズ・ジョイス(著)高松雄一/丸谷才一/永川玲二(訳)
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「ユリシーズ 3」(集英社文庫)ジェイムズ・ジョイス(著)高松雄一/丸谷才一/永川玲二(訳)
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「ユリシーズ 4」(集英社文庫)ジェイムズ・ジョイス(著)高松雄一/丸谷才一/永川玲二(訳)
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「歴史は悪夢である(History,' Stephen said, 'is a nightmare from which I am trying to awake.)」とあり、
■ジョイスは時間的
■プラスは空間的
しかし、何れにしても、
「この世は悪夢である」
という認識でしたね(^^;
確かに、今や、検索窓に、
“〇〇になるための方法”
と打ち込むだけで、あらゆる情報を瞬時に得ることができます。
しかし、
“自分自身が何者なのか”
を教えてもらえるわけじゃありません。
現代は、この
「〈わたし〉の主体性」
をめぐる苦悩や不安が、かえって複雑なものになったようにも感じられます(^^;
優秀な大学生のエスター・グリーンウッドは、ニューヨークのファッション誌でのインターンを勝ち取ったとき、夢がついに叶うと信じて喜びます。
しかし、退屈なパーティー、偽善的に感じられる恋人、空虚なだけのニューヨークでの生活に違和感を覚え、世界が支離滅裂なものに感じられてきます。
そして、とあることをきっかけに精神のバランスが徐々に崩れていく・・・
世の中は、欺瞞だらけだと感じる人、かつて、そう思ったことがある人たちに刺さりつづける本書は、前述の英文の新訳含め、それらの苦悩や不安が、以下の様に綴られていました。
「人に期待することをやめれば、がっかりすることもない。」〜93ページ
「わかっちゃいるけど、悲しい…。
お気に入りはシダレヤナギだった。
日本から来たのに違いない。
日本の人たちは精神的なものを理解している。
なにかよくないことが起きると、切腹するような人たちだ」〜209ページ
「誤解だよ、昔の日本人(最後は三島由紀夫?)はそうだったかもしれないけれど、今はぜんっぜん違う。
少なくともこの本の舞台の1950年代当時はもう絶滅していたのではないかな、そういう人たちは。
わたしはなにも変わらないだろう。
どこにいてもーそれが船のデッキだろうが、パリのカフェやバンコクだろうがーいつも同じガラス鍾(ベルジャー)の中に座って、くよくよ悩むのだ。
自分のすえた臭いを嗅ぎながら」〜281ページ
「悪い夢。
ベル・ジャーの中で、死んだ赤ん坊みたいに無表情で動かなくなった人間にとっては、この世界そのものが悪い夢だ。
悪い夢。
わたしはぜんぶ覚えている」〜361ページ
そもそもベルジャーとは、ベルの形に似たジャーのことであり、真空を形成するために用いられます。
そして、水素やヘリウムなどの気体をリークテストを行うワークの中に充填・加圧させ上で、これをベルジャーの中に入れて、一定時間真空になった状態のベルジャーの中で気体が漏れていないか確認を行います。
これらの点に関して、本書から、少し離れて考えてみると、聖書を読むとき、とても難解な個所にぶつかります。
特に、24節にある
『「わたしはある」ということを信じないならば、あなたたちは自分のうちに死ぬことになる。』
が、その一つです。
普段、私たちの会話の中で
「わたしはある」
という言い方はしません。
英語では、
"I Am Who I Am'."
と記載されていました。
この言葉は、旧約聖書のモーセが神に問いかける場面に出てくるのですが、エジプトで奴隷とされ、苦しみの中にあったイスラエルの民を救うために、モーセが使わされることになります。
どうにかその大役から逃れようとしてモーセは神の存在をどう伝えようかと、
「彼らに何と答えるべきでしょうか」
と神に問います。
神は、モーセに、
「わたしはある。わたしはあるという者だ」
と言われ、また、
「イスラエルの人々にこう言うがよい。
『わたしはある』という方がわたしをあなたたちに遣わされたのだと。」
と書いてあります。
翻訳書を読んで、日本語で分かりにくい時は、英語の聖書を開くと意外とわかりやすいこともあります。
そう、お気づきの方がいらっしゃるかもしれませんね(^^)
アメリカ等の学校で出席を取る時、名前を呼ばれた生徒は、
「Yes」
とは答えず、
「I am!」
と答えます。
つまり、
「います」
という意味なんですね。
この点を踏まえて、〈わたし〉の主体性を考えてみると、
「わたしはある」
つまり、
「わたしはあなたがたと共にある」
とすると、なんだか急に視界が開けてくるような気がしてくるから不思議です。
もしかしたら、孤高の画家オディロン・ルドンの黒と色彩の世界も参考にあるかもしれませんね(^^)
他書でも指摘されていましたが、物事を、一度置き換えて、読んでみたり、考えてみたりすることは大切ですね(^^)
作中の舞台は、1950年代ですが、何者かになりたいと切望しながら、自意識と社会規範のはざまですり減り、自分自身を見失っていく19歳の少女・エスターの焦燥と閉塞感は、氾濫する情報に雁字搦めになっている現代においても、とてもリアルな痛みを伴って胸に迫ってきます。
知らなかったのですが、実際、近年話題の海外ドラマの中でも、本作は、さまざまな形で引用されているそうです。
例えば、
『マスター・オブ・ゼロ』
の中では、人生において、何かを選択することにたじろぐインド系アメリカ人のアラサー男性が本書を読んでいましたね。
そう言えば、未読だけど、以前、話題になっていたパメラ・ムーア『チョコレートで朝食を』が、この小説の影響を受けてると指摘されている方もいらっしゃいましたね。
「チョコレートで朝食を」パメラ・ムーア(著)糸井恵(訳)
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さて、本書は、「I am I am I am」なる選書シリーズの第一弾として、
「海外文学を読むのが初めての方も手に取りやすいものにしたい」
という意図を汲んだデザインは、美しく繊細ながら、どこか潔く軽やかな印象も与えてくれて、また、重厚なデザインが多い海外文学の棚の中にあって、その軽やかさは本書の輪郭をかえって際立たせていて、書店での評判も上々だそうですよ。
ちなみに、
「I am I am I am」
とは、本作に登場する言葉でもあります。
物語の中で懸命に生きる
「〈わたし〉の鼓動」
が、現実を生きる
「〈わたし〉たちの脈動」
へと連なっていく感覚を、本書で味わってみては如何でしょうか(^^)
■参考記事
【二言三言】
「探していたのはどこにでもある小さな一つの言葉だった」 若松英輔(著)西淑(イラスト)
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「解答を多く持つ人は、世のなかで華々しく活躍するかもしれない。
しかし私は、存在の深部で人生の問いに応答し続ける人たちにも出会ってきた。
そうした人たちと言葉を交わすたび、財産とはまったく異なる人生の富と呼びたくなるようなものを受け取る。」(本文より)
「「かなしみ」とは、自分が何かを愛した証しである。」
「小さな一つの言葉」で本書を思い出した。
「ちいさな言葉」(岩波現代文庫)俵万智(著)
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幼い子どもでも、大人になっても、一つひとつ言葉を覚え、使うようになる道のりが人生なのかもしれない。
そう言えば、ほぼ日刊イトイ新聞のサイト内に、
と題して、糸井重里さんの本を紹介しているので、気になる題名とか有れば手に取ってみては如何でしょうか(^^)
■関連記事
【補足情報】
「アイアムハウス」 由野寿和(著)
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デビュー作は、前代未聞の「観覧車ジャック」が起こったクリスマス・イブの一日を描いたサスペンスミステリーでした。
簡単に感想を書かせて頂くと、深瀬さんと笹井さんのバディによる捜査も非常に読み応えがあり、警察小説好きの方も楽しめる一作ではないかと思いおます。
全ての伏線が結末で見事に回収される爽快感は忘れらませんね。
タイトルに込められた意味がわかったとき・・・
胸がギュッと締め付けられると思います。
■参考記事
【リストアップした書籍】
「綺想礼讃」松山俊太郎(著)
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「エリート過剰生産が国家を滅ぼす」ピーター ターチン(著)濱野大道(訳)
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「引き算思考 「減らす」「削る」「やめる」がブレイクスルーを起こす」ライディ・クロッツ(著)塩原通緒(訳)
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「ベル・ジャー ( I am I am I am)」シルヴィア・プラス(著)小澤身和子(訳)
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「「わかる」ことは「かわる」こと」養老孟司/佐治晴夫(著)
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「現代人のための読書入門 本を読むとはどういうことか」(光文社新書)印南敦史(著)
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「コンピューター誕生の歴史に隠れた6人の女性プログラマー 彼女たちは当時なにを思い、どんな未来を想像したのか」キャシー・クレイマン(著)羽田昭裕(訳)
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「土と文明」ヴァーノン ギル カーター/トム デール(著)山路健(訳)
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「楽しみと日々」金井美恵子/金井久美子(著)
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「アイアムハウス」 由野寿和(著)
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「土をつくる生きものたち」(ちしきのぽけっと)谷本雄治(文)盛口満(絵)
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「朝と夕」ヨン・フォッセ(著)伊達朱実(訳)
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「効率化の精鋭」佐峻作(著)
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「コード・ブッダ 機械仏教史縁起」円城塔(著)
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「資本主義が人類最高の発明である グローバル化と自由市場が私たちを救う理由」ヨハン・ノルベリ(著)山形浩生(訳)
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「読書について」小林秀雄(著)
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「いま、子どもの本が売れる理由」(筑摩選書)飯田一史(著)
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「再愛なる聖槍」由野寿和(著)
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「遅く起きた日曜日にいつもの自分じゃないほうを選ぶ」スズキナオ(著)
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「英語で詠む俳句と短歌」はなたびと(著)
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「探していたのはどこにでもある小さな一つの言葉だった」 若松英輔(著)西淑(イラスト)
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「告白と呪詛」シオラン(著)出口裕弘(訳)
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「High Conflict よい対立 悪い対立 世界を二極化させないために」アマンダ・リプリー(著)岩田佳代子(訳)
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「世界観のデザイン 未来社会を思索する技術」 岩渕正樹(著)
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「大地の五億年―せめぎあう土と生き物たち」(ヤマケイ文庫)藤井一至(著)
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「遠くから見たら島だった」ブルーノ・ムナーリ(著)関口英子(訳)
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「楽しみと日々」(岩波文庫)プルースト(著)岩崎力(訳)
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「瞬間を生きる哲学 <今ここ>に佇む技法」(筑摩選書)古東哲明(著)
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「千年の読書 人生を変える本との出会い」三砂慶明(著)
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「百冊で耕す 〈自由に、なる〉ための読書術」近藤康太郎(著)
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「記号創発ロボティクス 知能のメカニズム入門」(講談社選書メチエ)谷口忠大(著)
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「脳は世界をどう見ているのか 知能の謎を解く「1000の脳」理論」ジェフ ホーキンス(著)大田直子(訳)
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「medium 霊媒探偵城塚翡翠」(講談社文庫)相沢沙呼(著)
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「ザリガニの鳴くところ」(ハヤカワ文庫NV)ディーリア オーエンズ(著)友廣純(訳)
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「グレイラットの殺人 ワシントン・ポー」(ハヤカワ・ミステリ文庫)M W クレイヴン(著)東野さやか(訳)
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「英語で説明する日本の文化【新装改訂版】」 植田一三/上田敏子(著)
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「土の文明史―ローマ帝国、マヤ文明を滅ぼし、米国、中国を衰退させる土の話」デイビッド・モントゴメリー(著)片岡夏実(訳)
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「土になる」坂口恭平(著)
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「家から5分の旅館に泊まる」(スタンド・ブックス)スズキナオ(著)
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「空想旅行 ブルーノ・ムナーリのデザイン教本」ブルーノ・ムナーリ(著)阿部雅世(訳)
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「スタディーズ空」(Studies Buddhism)梶山雄一(著)
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「二月の勝者 ー絶対合格の教室ー(1)」(ビッグコミックス)高瀬志帆(著)
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「職業は武装解除」(朝日文庫)瀬谷ルミ子(著)
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「【新装版】人蕩し術」(アラヤ識シリーズ)無能唱元(著)
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「あっという間に人は死ぬから 「時間を食べつくすモンスター」の正体と倒し方」佐藤舞(サトマイ)(著)
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「灯台へ」(新潮文庫)ヴァージニア・ウルフ(著)鴻巣友季子(訳)
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「現象が一変する「量子力学的」パラレルワールドの法則」村松大輔(著)
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「大規模言語モデルは新たな知能か ChatGPTが変えた世界」(岩波科学ライブラリー)岡野原大輔(著)
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「アリアドネの声」井上真偽(著)
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「自由研究には向かない殺人 〈自由研究には向かない殺人〉シリーズ」(創元推理文庫)ホリー・ジャクソン(著)服部京子(訳)
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「生きるとは、自分の物語をつくること」(新潮文庫)小川洋子/河合隼雄(著)
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「小説のストラテジー」(ちくま文庫)佐藤亜紀(著)
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「Science Fictions あなたが知らない科学の真実」スチュアート・リッチー(著)矢羽野薫(訳)
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「土と内臓―微生物がつくる世界」デイビッド・モントゴメリー/アン・ビクレー(著)片岡夏実(訳)
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「土 地球最後のナゾ―100億人を養う土壌を求めて」(光文社新書)藤井一至(著)
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「土の科学―いのちを育むパワーの秘密」(PHPサイエンス・ワールド新書)久馬一剛(著)
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「山登りを趣味にする ソロ登山ステップアップガイド」かほ(著)小俣智範(監修)
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「登山と身体の科学 運動生理学から見た合理的な登山術」(ブルーバックス)山本正嘉(著)
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「ファンタジア」ブルーノ ムナーリ(著)萱野有美(訳)
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「生き物が老いるということ-死と長寿の進化論」(中公新書ラクレ)稲垣栄洋(著)
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「本を読めなくなった人のための読書論」若松英輔(著)
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「読書からはじまる」(ちくま文庫)長田弘(著)
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「読む時間」アンドレ・ケルテス(著)渡辺滋人(訳)
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「「若者の読書離れ」というウソ 中高生はどのくらい、どんな本を読んでいるのか」(平凡社新書)飯田一史(著)
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「決定版 コンピュータサイエンス図鑑」クレール クイグリー/パトリシア フォスター(著)ヘレン コールドウェル(監修)山崎正浩(訳)
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「タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源」ピーター・ゴドフリー=スミス(著)夏目大(訳)
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「脳と人工知能をつないだら、人間の能力はどこまで拡張できるのか 脳AI融合の最前線」紺野大地/池谷裕二(著)
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「テスカトリポカ」(角川文庫)佐藤究(著)
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「方舟」(講談社文庫)夕木春央(著)
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「われら闇より天を見る」クリス ウィタカー(著)鈴木恵(訳)
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「土が変わるとお腹も変わる―土壌微生物と有機農業」吉田太郎(著)
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「ヤマケイ登山学校 登山入門」佐藤勇介(監修)
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「木をかこう」(至光社国際版絵本)ブルーノ・ムナーリ(著)須賀敦子(訳)
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「雲」(海外文学セレクション)エリック・マコーマック(著)柴田元幸(訳)
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「ラテンアメリカの文学 族長の秋」(集英社文庫)ガブリエル ガルシア=マルケス(著)鼓直(訳)
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「パーフェクトな意思決定 ── 「決める瞬間」の思考法」安藤広大(著)
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「数え方でみがく日本語」(ちくまプリマー新書)飯田朝子(著)
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「問いの編集力 思考の「はじまり」を探究する」安藤昭子(著)
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「千年図書館」(講談社ノベルス)北山猛邦(著)
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「面白いとは何か? 面白く生きるには?」(ワニブックスPLUS新書)森博嗣(著)
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「瞬間」ヴィスワヴァ・シンボルスカ(著)沼野充義(訳)
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「プロカウンセラーの聞く技術」東山紘久(著)
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「つながり 社会的ネットワークの驚くべき力」ニコラス・A・クリスタキス/ジェイムズ・H・ファウラー(著)鬼澤忍(訳)
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「SFマンガで倫理学」萬屋博喜(著)
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「コミュニケーション力」(岩波新書)齋藤孝(著)
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