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【メモ(memo)】やる気の出ない日は

武井宏員さん撮影

なんだか、なーんにも、やる気の出ない日ってあります。

やる気が出てこないときは、気分的につまらないしすると、効率も下がる、失敗も多くなる、ぼーっとする、なんて、悪循環。

お仕事で、そんな状況だと、困ってしまいますね。

さらに、やる気の出ない日だけでなく、やる気の出ない週とか、やる気の出ない月、なんか出てくることも。

そんなときは、本当に何もしないとか、じっくり休むのも悪くないのですが、現実的に、それがいつもできるかというと、そうでもありません。

また、何もしないでいるのがベストかというと、そうでもない。

いったい、どうするのが良いのでしょうね。

人によって、何をしたら、事態が好転するかは、本当にさまざまで、頭痛薬のように、飲めば効くようなものはないし、万人に効くフォーミュラもありません。

過去に、自分のやる気が好転したときのパターンを使ってみるとか、また、自分のやる気回復方法を、普段から持っておくなど、対策を立てておくのは、ひとつの方法です。

どんなときに、自分のモチベーションが上がる傾向にあるか、過去のやる気満々だったときの自分を思い出してみると、パターンは何かしらあるはず。

このあたりは、多少の試行錯誤が必要かもしれませんが、考えてみる価値が十分あります。

ひとつ、やる気が出ないときに、私が、どうしてもやって欲しくないことがあります。

それは、やる気の出ない自分を批判すること。

または、なんでやる気が出ないんだろうと、悲観すること。

つまり、やる気が出ない、モチベーションが下がっている自分に対して、自己嫌悪したり、さらに追い討ちをかけるように、

「これじゃだめだ!」

と鞭打つこと。

実は、これが、一番の難点なのです。

やる気が出ないときの一番の難点は、やる気が出ないことを自己批判、自分バッシングの種にすることです。

自分を、ぎりぎりまで追い詰めるのが好きな人(そういう人、ホントにいます。)を除いては、この自分バッシングは、かえって逆効果。

やる気が出ないときは、楽しくありません。

そんなときに、怒られたり、批判されて、楽しくなる人はいないでしょ。

だから、モチベーションもあがるわけもないのです。

やる気がなくて、だめな私、なんて自分に言うことで、さらに、自分のやる気の芽を摘んでしまっていることになっているのです。

やる気が出ない=ダメな自分、と直結させるのではなく、やる気がないのは、単なる今の現実、一時的な事実として受け止めて、これからどうしていくか、どうしたいのか考えることにフォーカスすれば、自己批判しないですみます。

自己批判しても、解決しませんから。

人間なら、気分のアップダウンは必ずあります。

あまり、そのことで悲観しないようにクセをつけてください。

【今日の短歌】

「ねむいねむい廊下がねむい風がねむいねむいねむいと肺がつぶやく」
(永田和宏)

「大粒の雨降り出して気付きたり空間はああ隙間だらけと」
(栗木京子)

「角砂糖みたいに職場に溶け込んできたり入社後二ケ月経ちて」
(萩原慎一郎)

「画家が絵を手放すように春は暮れ林のなかの坂をのぼりぬ」
(吉川宏志)

「毬のごと打てば跳ねくる心もて幸を求めん山のかなた江」
(寺山修司)

【参考記事】


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