【本棚のある生活+α】2023年3月に読んで面白かった本と見応えがあった映画
今月になって思い立って始めた自主企画?でもないけど、毎週、週末(現状、毎週、土曜日にアップ予定。)にでも、月毎に読破した本と鑑賞してみた映画を備忘録として紹介しています(^^)
月イチペースで、今月、読んでみたい本とかを、先月の内にリストアップして、特に、今月何冊読むとか決めずに、通勤時とか隙間時間等を活用して読んだりしています。
アディクションとは嗜癖、もしくは依存症のことをいいます。
アルコール依存症ならば、アルコールがないと落ち着かない、落ち着けない。
そのようなことが、読書にも起こりえるのでしょうか?
例えば、面白い本に出会うと、最後の結末の読みたさに、午前様ってことありませんでしたか?
知識や情報が頭にインプットされる速度がどんどん上がると、読書することが非常に楽しくなってきます。
すると今度は、ちょっとしたハイな状態のようになって、読むことを止められなくなってしまい、気がつくと、30分の予定が1時間、2時間とつい長引いて、体も疲労困憊している。
そんな危険性もはらんでいるのが読書(多読&速読など)なんですよね。
読書に対する依存という副作用にかかると、気付かないうちに疲れを溜め込んだり、本の世界に現実逃避する癖がついてしまったり、そんな事にもなりかねませんから、注意してください(^^;
いくらたくさんの本を読んだり知識を詰め込んだりできても、本業の仕事などに支障をきたすようになっては、せっかくの読書も本末転倒ですから。
せっかくの読書を有効に利用していくためにも、こういった依存などのデメリットに遭わなくて済むよう、読書量や時間に対する自己管理が必要です。
そのためには、自分にとっての適量を知り、時間を守った読書が大切なんでしょうね。
ゆとりのあるスケジュールを組む事で、依存やそこからくる消耗を防ぐ事ができると思います(^^)
ということで、2023年3月に読めた本や観た映画の中から、特に面白かった本(3選)と見応えがあった映画(5本)のご紹介です。
【特に面白かった本3選】
1.「アートで魅せる数学の世界」岡本健太郎(著)
読書メモ:
美術の世界では、
・レオナルド・ダビンチ
・サルバドル・ダリ
・マウリッツ・エッシャー
等が数学を積極的に取り入れた人物として知られています。
【参考記事】
数学の世界においても、視覚的に美しいものが数多く存在しています。
本書は、数学はアートととらえて、視覚をきっかけに魅せる数学として、まず、私達の身の回りにある折り紙の歴史から簡単に紹介しています。
折り紙は、鏡反射の幾何学であり、数学の研究分野として折り紙数理が存在する程です。
数学の幾何的な説明を理解するには、とっておきの題材だと思います。
【参考図書】
「折り紙数理の広がり」川崎敏和/舘知宏/上原隆平/Robert J. Lang/Patsy Wang-Iverson/三浦公亮(編)上原隆平ほか(訳)
そして、数学の世界に存在する興味深い対象やパターン等、各対象の背景にある数学的な内容を、まったく手を抜かずに、しかもわかりやすく解説する姿勢が貫かれています。
また、平面タイル張りに関する数学(群論)によって、エッシャーのタイル張りの模様を、Excelで実際に描いていきます。
切り絵では、数学的で、且つ芸術的な世界を堪能できます。
そして、ストリング・アートでは、Excelを使って形を自由に変形して楽しむことができます。
実は、驚くほど美しくきれいな図形がExcelで描けるので、ぜひ実際に試してみてくださいね(^^)
2.「野の古典」安田登(著)
読書メモ:
この本は、古事記から始まり、明治の武士道まで24の古典を、教科書では扱わない古典の猥雑な内実を紹介しており、それもあってか「野」の反対語は「官」。
つまり、タイトル「野の古典」とは、教科書や学校の授業で排除された古典の一面や作品の紹介を旨としています。
さて、自室や教室の外に広がる野っ原には、いったい何があるんだろうか。
能楽師の著者が日本や中国の古典を読むに当たって、身体的に読むことを推奨しています。
すなわち、原文に触れ、声に出してゆっくり読む、節をつけて謡う、興に乗れば立ち上がって舞う。
古典は、身体で読むことによって、異質の世界、異次元への精神の飛翔をもたらし、私たちの単調な日常生活をリフレッシュしてくれる効果が期待できるそうです。
著者は明言していませんが、野=能に掛けているのかもしれませんね。
確かに、ポップでくだけた語り口ながら、歴史や文学への深い造詣を基に繰り出される読みや洞察によって、厳めしい顔つきで端座していた古典の数々がたちまち豊かな表情で動き出す感じがしますね(^^♪
なるほどなと感心した内容として、論語の「四十にして惑わず」の所謂「不惑」は、孔子の時代に「惑」の漢字はなかったことを指摘していて、孔子が言いたかったことは「不或」ではないかとの著者見解がとても興味深かったですね。
意味は「或(くぎ)らず」で、自分を限定せず、可能性を広げることで、四十を過ぎたら、
①今まで、まったく手をつけなかった分野のことを極めてみる。
②苦手だと思っていたことにトライする。
それが孔子の勧める生き方なのではないかと述べています。
古典には、確かに生き霊も魔物も生けにえもリアルに存在していますよね。
何がいるかわからないから^^;
やっぱり、自室や教室よりも野っ原のほうが刺激的で面白いと思いませんか(ニヤリ)
また、著者は、「おくのほそ道」に倣って、
「時速一里でたらたら歩きながら、途中の景色を楽しみ、植物を愛で、雲を眺め、感興が湧けば句を詠む。
そのなかでいつのまにか自分も風景の一部になっている」
とし、時間4kmのスローウォーキングを勧めています。
歩いているうちに、体験する様々な自然現象と対峙して、その中で俳句に必要な季語を探すことから、自然を強く意識して一体化する。
すると季語と私たちの心象風景がかさなるようになると、作る俳句に変化が起きるそうです。
それは、
「彼らの意識を拡張させ、「自分」という小さな殻に閉じこもっていた自己を解き放つことにもなり、抱える苦しみや悲しみに対する見方も変わってきました。
その変化はやがて表情に現れ、次いで行動に現れ、そして多くの人たちが引きこもりをやめました」
と語っていました。
そんな効果もある旅が、芭蕉の「おくのほそ道」だったんですね。
著者は、芭蕉のこの旅の収穫を次のように述べています。
「おかしみ(笑い)を尊んだかつての俳諧を否定し、風雅の誠というコンセプトを確立した芭蕉が新たなステージで獲得したのは、おかしみと風雅の誠を統合した、「軽み」だったのです」
そんな「軽み」の俳句、詠んでみたいものですね(^^)
3.「数学に魅せられて、科学を見失う―物理学と「美しさ」の罠」ザビーネ・ホッセンフェルダー(著)吉田三知世(訳)
読書メモ:
本書は、数学や物理学における美しさとは、そもそも何なのかを問う科学哲学の本でもあり、数式は出てこないので、数学が苦手な方にも安心です。
さて、物理学は、自然科学のなかでも、もっとも高度に進んだ分野です。
その最大の理由が数学による記述が驚くほど有効だからです。
それのみならず、不思議なことに、根源的物理法則は、ただ難解で複雑なだけでなく、ある種の美しさを備えた数学で書かれているらしいのですが、それが、何故かはわからない^^;
確かに、この世界の振る舞いが、完全に数学で書き尽くせる保証はないし、ましてや、それが人間の美的感覚と一致しているのは奇妙ですよね。
これまでの素粒子物理学は、数学的美しさを指導原理として、目覚ましい発展を遂げてきました。
現在の素粒子標準模型は、それ以上分割できない素粒子25種類がこの世界のすべてだと考えています。
最後まで未発見だったヒッグス粒子は2012年に実験的に存在が確認されましたが、理論的に提唱されたのは1964年でした。
その検証には、50年にわたる多くの研究者の努力と熱意の蓄積が必要でした。
にもかかわらず物理学者の多くは、母なる自然は美しく、シンプルなものであってほしい、という願望を持っています。
特に、具体的な実験の難しい素粒子物理学などの分野においては、研究は、理論先行になり易いそうです。
そして、物理学者たちは、研究の手がかりとして、自然さや美しさを使うようになった。
その結果、
①遠く離れた場所同士をつなぐワームホール
②この宇宙は無限に多くの宇宙のひとつでしかないとする多宇宙論
等が展開されてきました。
こうした概念は、美しく格好いいのですが、殆は、検証不可能です^^;
著者は、物理学の基礎の中に偏在している自然さや美しさを偏重する考えに対して、我々にまともな成果をもたらしてこなかったと、現代の物理学者を厳しく批判してみせます。
【見応えがあった映画】
1.「オンリー・ザ・ブレイブ」
消防士兄弟の葛藤と、火災と戦い続ける男たちを描いたアクション・アドベンチャー「バックドラフト」を観ていたので、
森林火災による被害を防ぐために命をかけている男たちが確かにいるのだと、世の中に知らしめた作品である本作を観てみました。
【参考記事】
日本では、森林火災ってあまり馴染みがないかもしれませんが、実際にアメリカで起こった大規模森林火災を描いた実話です。
世界各地で頻発している大規模な山火事は、自然発火が主たる原因となっています。
自然発火は一般に、森林内に積もった枯れ葉や枯草が擦れ合って起き、周りの木々に燃え広がって山火事を引き起こす危険があります。
海外の山火事はスケールが大きく、ひとたび発生すると何週間も燃え続けることが少なくない状況下、気温や風向き、湿度などすべてを瞬く間に判断するスペシャリストたちよって消火活動が行われていますが、毎日毎日、血反吐を吐くぐらいの厳しい訓練を乗り越えてきたベテランですら、常に、命の危険と隣り合わせの森林火災での消火活動です。
日本の場合は、全般的に湿度が高い気候であることが幸いし、自然発火による山火事は比較的限られています。
2.「ノマドランド」
本作はジェシカ・ブルーダーが2017年に発表したノンフィクション「ノマド 漂流する高齢労働者たち」を原作としています。
「ノマド 漂流する高齢労働者たち」ジェシカ・ブルーダー(著)鈴木素子(訳)
アメリカで仕事をしていた時、建設現場を渡り歩く労働者がたくさんいることを知り、また、ひとつの場所で働かず好きな時間に好きな仕事をするノマドワークという働き方が注目されていたこともあって観てみました。
リーマンショック直後のアメリカが舞台です。
本作の主人公である60代女性は、リーマンショック後、会社の倒産と共に、遊牧民(ノマド)として車で寝泊まりし、職を求めて季節労働の現場を渡り歩く「ノマド」として生きている人々を描いた映画です。
ドキュメンタリータッチで描かれる本作。
その日その日を懸命に生きる。
何にもしばられない生活。
ひたすらに静謐で、どこか哀しみを帯びています。
アメリカ西部の広大な自然の描写も美しく、自分の生き方を考えさせられる傑作ロードムービーだと思います(^^)
3.「ベイビー・ドライバー」
天才ドライバーを描いた映画はいくつもありますが、
ハードボイルド系が好きな方は「ドライヴ」を、
ノリノリ系が好きな方は「ベイビー・ドライバー」がおすすめです。
本作は、アクション・クライム・恋愛・音楽すべてがごちゃまぜになったカーアクション映画です。
内容は、実際に観て頂く事として、何が良いのかと言うと、ストーリーが最高に小気味良くて、とにかく音楽が良いので、音楽好きの方も楽しめると思います。
The Jon Spencer Blues Explosion「Bellbottoms」
https://www.youtube.com/watch?v=TZzVmGuUYQg
Bob & Earl「Harlem Shuffle」
https://www.youtube.com/watch?v=-ZbPG5zRd20
Jonathan Richman「Egyptian Reggae」
https://www.youtube.com/watch?v=2ZyMPToh9Yg
Ennio Morricone「Secondo Interzzinq Pop」
https://www.youtube.com/watch?v=1h3xHS7s_KE
Googie Rene Combo「Smokey Joe’s La La」
https://www.youtube.com/watch?v=pdFY2oZlKTA
Bug Hall「You Are So Beautiful」
https://www.youtube.com/watch?v=aHOY30QVvAM
Helter Pereira And Hans Zimmer「The Original Five」
https://www.youtube.com/watch?v=LNF9X96f0Uc
Randy Newman「Randall’s Attack」
https://www.youtube.com/watch?v=fR7iAtCj2KU
Kid Koala「Was He Slow」
https://www.youtube.com/watch?v=3igDZrG3DTQ
Carla Thimas「B-A-B-Y」
https://www.youtube.com/watch?v=HNnNLBteKeo
The Beach Boys「Let’s Go Away For Awhile」
https://www.youtube.com/watch?v=SEoKf52h9ok
The Kashmere Stage Band「Kashmere」
https://www.youtube.com/watch?v=pjnKW6-QMI0
The Dave Brubeck Quartet「Unsquare Dance」
https://www.youtube.com/watch?v=lbdEzRfbeH4
The Damned「Neat Neat Neat」
https://www.youtube.com/watch?v=gXKDtkCzSCw
The Foundations「Harlem Shuffle」
https://www.youtube.com/watch?v=G0A7cLbi4KY
Sky Ferreira「Easy」
https://www.youtube.com/watch?v=2DScjas2Nv8
The Commodores「Easy」
https://www.youtube.com/watch?v=7XcTyEKSnYg
Barbara Lewis「Baby I’m Yours」
https://www.youtube.com/watch?v=xKZ7o7EXHFM
Beck「Debra」
https://www.youtube.com/watch?v=rpv-CcRX4X4
T.Rex「Debora」
https://www.youtube.com/watch?v=28Gj5Bfj90Y
The Incredible Bongo Band「Bongolia」
https://www.youtube.com/watch?v=cBBhmu-fPyk
The Detroit Emeralds「Baby Let Me Take You (In My Arms)」
https://www.youtube.com/watch?v=ulztemzdB3k
Unloved「Cry Baby Cry」
https://www.youtube.com/watch?v=5uGtkCLYSpU
Alexis Korner’s Blues Incorporated「Early In The Morning」
https://www.youtube.com/watch?v=q35SJaMYFEM
Steve Miller Band「Threshold」
https://www.youtube.com/watch?v=68vOu7hpZ98
Handsome Boy Modelling School「Holy Calamity (Bear Witness Ⅱ)」
https://www.youtube.com/watch?v=iVrfaZos0OY
Queen「Brighton Rock」
https://www.youtube.com/watch?v=BUt_7TQCWtU
David McCallum「The Edge」
https://www.youtube.com/watch?v=G9jHiifI74Q
Martha Reeves And The Vandellas「Nowhere To Run」
https://www.youtube.com/watch?v=RQRIOKvR2WM
The Button Down Brass Featuring Ray Davies「Tequila」
https://www.youtube.com/watch?v=oxmqv3Rc4-M
Run The Jewels「Run The Jewels」
https://www.youtube.com/watch?v=AfuCLp8VEng
Sam And Dave「When Something Is Wrong With My Baby」
https://www.youtube.com/watch?v=qj6pjuSqtK0
Brenda Holloway「Every Little Bit Hurts」
https://www.youtube.com/watch?v=WW046NLTcUk
Boards Of Canada「Ready Let’s Go」
https://www.youtube.com/watch?v=HHT7ICPdz5k
Kid Koala「Debora」
https://www.youtube.com/watch?v=rUwkjm69i6E
Carol Candy「Hollaback Girl」
https://www.youtube.com/watch?v=Kgjkth6BRRY
Blur「Intermission」
https://www.youtube.com/watch?v=ZZCt92zLmLI
Focus「Hocus Pocus」
https://www.youtube.com/watch?v=MV0F_XiR48Q
Golden Earring「Radar Love」
https://www.youtube.com/watch?v=aRlSHG5hRY4
R.E.M.「New Orleans Instrumental No.1」
https://www.youtube.com/watch?v=O22wnmHVaGg
Barry White「Never,Never Gonna Give You Up」
https://www.youtube.com/watch?v=K5zP7eQltDE
Young MC「Know How」
https://www.youtube.com/watch?v=wck6YaZytmM
Simon And Garfunkel「Baby Driver」
https://www.youtube.com/watch?v=J8i4Rp3qizk
そして、若干コミュ障的な青年の成長物語としても楽しめます(^^)
4.「NOPE/ノープ」
【参考記事】
「ゲット・アウト」
「アス」
で世界を震撼させたジョーダン・ピール監督の作品です。
南カリフォルニアの牧場で、目の前にいた父が突然空からの落下物で命を落とします。
一瞬目にした謎の飛行物体は一体何なのか?
冒頭から引き込まれる描き方が天才的です。
さらに不気味の魅せ方が本当に上手い。
キャッチコピーは「最悪の奇跡が起こる。」
じわじわとその飛行物体に迫っていくのですが、特筆すべきはその映像の美しさです(^^)
5.「ミッドサマー」
トラウマ級の作品です(@@)
恐ろしい映画でもあります(^^;
重要なことなので二度言います!
トラウマ級、且つ恐ろしい映画です!
是非、みなさんにも、この得難い体験を味わって頂きたいです(ニヤリ)
何を言ってもネタバレになりそうなので語りませんが「明るいことがおそろしい」という従来のホラーの歴史を覆す斬新さでしたね。
花々が咲き誇る美しい映像に騙されないでください(^^)
【二言三言】
「もっとホワット・イフ? 地球の1日が1秒になったらどうなるか」ランドール マンロー(著)吉田三知世(訳)
本書は、ばかげた質問を突き詰めて考えることで、真剣な科学について楽しく学べる一冊です。
子供の頃に、きっと誰もが夢想したと思う。
もし○○が△△だったら。
正直に言うと、私は、こういったことを考えるのが好きです(^^♪
そこで、本書のヘンテコな質問を紹介しておきますね。
「太陽系を木星のところまでスープでいっぱいにしたらどうなりますか?」
「マリオは1日何カロリーを消費する?」
「世界中のすべてのバナナは、世界中すべての教会の中に収まるか?」
「10億階のビルを建てるには?」
「日本がまるごと消えたら?」
「地球が巨大な目玉だったら?」
「ティラノサウルスをニューヨークに話したとすると、ティラノが必要なカロリーを摂取するためには、1日あたり何人の人間が必要になりますか?」
「雨粒がすべてレモンドロップだったら?」
この思考実験系で面白かったのは、
「1人の人間が生涯に読めないほど多くの(英語の)本が存在するようになったのは、人類史のどの時点ですか?」
です。
まず、平均的な作家が平均何ワード執筆できるかを出し(毎分0.05ワード)ます。
次に、平均的な人間が何ワード読めるかを出し(毎分200から300ワード)ます。
そして、作家が何人いる社会ならすべての本が読めるのかを算出していきます。
具体的な答え(全部読めなくなる年代)は書かれていませんでしたが、けっこう最近まで、全ての本が読もうと思えば読めたんだな~、という感想が得られて面白かったですよ(^^)
【補足情報(ネタバレ注意!)】
「千の顔をもつ英雄〔新訳版〕上」(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)ジョーゼフ・キャンベル(著)倉田真木/斎藤静代/関根光宏(訳)
「千の顔をもつ英雄〔新訳版〕下」(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)ジョーゼフ・キャンベル(著)倉田真木/斎藤静代/関根光宏(訳)
神話学者ジョーゼフ・キャンベルが1949年に発表した「千の顔をもつ英雄」。
現在も、ルーカスだけでなく映画、小説、ゲーム、音楽など多岐にわたるジャンルのクリエイターたちに多大な影響を与え続けています。
「マトリックス」
「ダ・ヴィンチ・コード」
「マッドマックス」
など、キャンベルの影響を受けた映画や小説は数知れず。
これを読めば物語の理解がもっと深まること請け合いですかね(^^)
【リストアップした書籍】
「ピアノを弾く哲学者 サルトル、ニーチェ、バルト」(atプラス叢書)フランソワ・ヌーデルマン(著)橘明美(訳)
「心理学をまじめに考える方法 真実を見抜く批判的思考」キース・E・スタノヴィッチ(著)金坂弥起(訳)
「嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか」鈴木忠平(著)
「アートで魅せる数学の世界」岡本健太郎(著)
「美しき免疫の力 動的システムを解き明かす」ダニエル・M.デイヴィス(著)久保尚子(訳)
「ローマ帝国と西アジア 前3~7世紀」(岩波講座 世界歴史 第3巻)荒川正晴/大黒俊二/小川幸司/木畑洋一/冨谷至/中野聡/永原陽子/林佳世子/弘末雅士/安村直己/吉澤誠一郎(著)
「カラー図解 アメリカ版 新・大学生物学の教科書 第3巻 生化学・分子生物学」(ブルーバックス)D.サダヴァ(著)石崎泰樹/中村千春(監訳、翻訳)/小松佳代子(訳)
「野の古典」安田登(著)
「世界史とは何か 「歴史実践」のために」(岩波新書シリーズ歴史総合を学ぶ 3)小川幸司(著)
「SAVE THE CATの法則 本当に売れる脚本術」ブレイク・スナイダー(著)菊池淳子(訳)
「数学から創るジェネラティブアート - Processingで学ぶかたちのデザイン」巴山竜来(著)
「ぼくらの仮説が世界をつくる」(PHP文庫)佐渡島庸平(著)
「習慣と脳の科学―どうしても変えられないのはどうしてか」ラッセル・A・ポルドラック(著)神谷之康(監修)児島修(訳)
「数学に魅せられて、科学を見失う―物理学と「美しさ」の罠」ザビーネ・ホッセンフェルダー(著)吉田三知世(訳)
「Designing Math. 数学とデザインをむすぶプログラミング入門」古堅真彦(著)
「もっとホワット・イフ? 地球の1日が1秒になったらどうなるか」ランドール マンロー(著)吉田三知世(訳)
「すべての美しい馬」(ハヤカワepi文庫)コーマック マッカーシー(著)黒原敏行(訳)
「ぼく」谷川俊太郎(著)合田里美(イラスト)
「冗談」(岩波文庫)ミラン・クンデラ(著)西永良成(訳)
「面白い物語の法則〈上〉 強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術」(角川新書)クリストファー・ボグラー&デイビッド・マッケナ(著)府川由美恵(訳)
「面白い物語の法則〈下〉 強い物語とキャラを作れるハリウッド式創作術」(角川新書)クリストファー・ボグラー&デイビッド・マッケナ(著)府川由美恵(訳)
「彼らはどこにいるのか 地球外知的生命をめぐる最新科学」キース・クーパー(著)斉藤隆央(訳)
「ゲノム編集食品が変える食の未来」松永和紀(著)
「千の顔をもつ英雄〔新訳版〕上」(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)ジョーゼフ・キャンベル(著)倉田真木/斎藤静代/関根光宏(訳)
「千の顔をもつ英雄〔新訳版〕下」(ハヤカワ・ノンフィクション文庫)ジョーゼフ・キャンベル(著)倉田真木/斎藤静代/関根光宏(訳)
「不確かな医学」(TEDブックス)シッダールタ・ムカジー(著)野中大輔(訳)
「「これから何が起こるのか」を知るための教養 SF超入門」冬木糸一(著)
「世界史の考え方」(岩波新書 シリーズ歴史総合を学ぶ 1)小川幸司/成田 龍一(編)
「人さまざま」(岩波文庫)テオプラストス(著)森進一(訳)
「キャラクター小説の作り方」(星海社 e-SHINSHO) Kindle版大塚英志(著)
「おいしいごはんが食べられますように」高瀬隼子(著)
「歴史像を伝える 「歴史叙述」と「歴史実践」」(岩波新書 シリーズ歴史総合を学ぶ 2)成田龍一(著)
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