【クラシックを飽きずに親しむコツ】習慣化して聴く
習うより、慣れろという言葉がある通り、
「習慣的に聴く」
のも、クラシック音楽に、親しむ、いい方法です。
例えば、一日に3分とか、寝る前にCDを一枚、食事や、寛ぎの背景には、何らかのクラシック曲を流すというような試みを、実行してみるのです。
最初は、
「何も感じない」
「煩わしい」
「うるさい」
と感じても、ときには、ふと、
「いいなあ」
と思うことが必ずある筈です。
あるいは、曲を替えて、
「こんなムードも悪くない」
と思うことが、案外あるものです。
そして、それをきっかけに、ちょっとでも、興味を持ったなら、似たような時間や、雰囲気を、今度は、自分から作ってみる。
ちょっとだけ、積極的になってみるのです。
異和感等は、たちまちに消え、クラシック音楽は、俄かに、親しみをもって、近づいてきます。
こんなことは、クラシックファンにとっては、日常茶飯事。
かくいう私などは、毎日、通勤時に、30分以上、空気のように、耳から、吸ったり、吐いたり、しています(^^♪
異和感どころか、これ無くしては、それこそ、生きていけないほどです。(って言い過ぎですけど、ね(^^♪)
まさに、習慣化のなせるわざ、といってよいと思います。
【参考雑誌】
音楽情報誌 音遊人
2016年春号 特集 ~音楽に出逢う旅~
【参考資料】
細川俊夫がエドガー・アラン・ポー「大鴉」の幻想的で破滅的な世界観を音で表現、歌唱と語り&名アンサンブルの演奏による録音盤
大鴉 | エドガー・アラン・ポー、ギュスターヴ・ドレ
小説家であと同時に詩人でもあったエドガー・アラン・ポー。
「大鴉」は、その音楽性、様式化された言葉、超自然的な雰囲気で名高い代表作といえる長篇詩。
荘厳な挿画はフランスの画家、ポール・ギュスターヴ・ドレによるもの。
翻訳は日夏耿之介、装丁は草刈順。
「烏羽玉の音盤(ディスク)めぐれりひと無きのちわれも大鴉を飼へるひとりか」
(大塚寅彦『刺青(しせい)天使』より)
マーラーの聴くべき作品10選:《大地の歌》や《復活》などを含む名曲選