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【日常茶飯事】ドラマチックな瞬間を閉じ込める
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今、この場で、この瞬間を楽しめないというのは、自分の心、ことばを換えれば、希望、執着、期待、感動的な計画づくり、理想的人生像といったものが、とうに過ぎ去った昔や、想像の中に現われる未来に、しっかり腰をおろしているからなのでしょう。
そうしたものが邪魔をして、現実に戻ることができないのかもしれません。
「この世とは忘れてもよいことばかり蜆をひとつひとつ食みおり」
(鶴田伊津『夜のボート』より)
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自分の人生を構成しているもの、それは、永遠に続く、今という一瞬ですよね。
考えてみれば、当たり前のことなのでしょうが、今、ここでこの瞬間にしか、幸福は、あり得ないのでしょう。
幸せになるためには、今を、大切にできるようになることが肝心です。
今を、大切にするためには、過ぎたことでくよくよしないこと、将来の心配をしすぎないこと、小さいことに“くよくよ”、“イライラ”しないことが大事です。
「首ひとつ抜ける一瞬セーターはまだ来ぬ春の夕焼けを見す」
(佐々木千代『菜の花いろ』より)
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過去や、未来や、ささいなことに心をとらわれていると、幸せを感じる心(感情)や希望をもつ心(望み)や、幸せになれるように考える心(思考)を、働かせることができません。
今を大切にするために一番大事なのは、幸せを感じ、生活を楽しむことだと思います。
今を楽しめない、幸せを感じられない人の心は、今、ここにないのかもしれません。
幸せを感じられるのは、今、ここだけです。
そして、自分の人生は、いつも今、ここにしかないのです。
「山ゆれて穂すすきゆれてまたしても風は言葉の先走るかな」
(安永蕗子『天窓』より)
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なんとなく、キモチが凛とする朝。
「覚めぎはの足冷ゆまこと冬来たる凛乎ときたる冬嘉(よみ)すべし」
(岩田正『背後の川』より)
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こんなことを考えてみるのも、いいかもしれませんね(^^)