不安が的中するメカニズムとは?
実際、人間の深層心理には自己達成的予言というのがあって、自分が期待すること(不安でもいいことでも)が手に入るようになっている、と言います。
生きていく指針として無意識のうちに方向性を決め、そうなろうと行動する習性が人間にはあるとのこと。
これはあなたの人生を大きく変える現象であり、引き寄せの法則もまさにこれですね。
つまり、自分が普段思っていること、感じていること、意識が行っていること、フォーカスしていることが現実になってやってくる、ということですよね。
感じることが不安であれば、フォーカスが不安なのでそれが現実になる。
いやなことがあって、考えるのやめよう!と思っても考えるのやめようと思っていること自体すでにそのことにフォーカスしていることになるので、いつまでもそのままです。
これって、人間が頭の中、心の中で思い描くことがいかにパワフルか、ということの証明ですね。
思うことが、どれだけのバイブレーションだとかエネルギーを放出しているか、普段は全然気がつきませんが、実際そうなのです。
ここで学ぶことは、私たちが普段、自分が考えることや言葉などについてどれだけ無意識か、ということです。
というか、もし自分の思考や思っていること言葉にしていることがこれだけ自分の未来に影響を与えるとしたら、もっといいこと考えよう!
良い言葉を使おう!と思いませんか?
思うところまでいくんだけれど・・・・・・多くの場合、そうしようと思うだけで終わってしまって、現実に行動までいかないんですよね。
起きることや周りに影響されて、それに流されたりついついネガティブに考えてしまったり、不安にコントロールされたり・・・・・・というところ。
つまり、考えることが現実化すると頭では理解しているけれど、まだ心で理解していないからというのがひとつ。
それから、自分にいいことをしよう!というような自分を大事にする思いが少々まだ足りないのがひとつ。
両方かもしれません。
あなたはどちらでしょう。
「期待と不安は分かちがたい。期待のない不安はないし、不安のない期待はない。」ラ・ロシュフコー(著述家)
マイナスの感情が悪いと決めつけるのではなく、どんな割合と頻度が望ましいのかそのバランスで考えてみることも必要ですね。
マイナスの感情は上手く利用すれば、プラスに変化することもあるから、プラスとマイナスの感情を、上手く共存させていくように心がけてみてください。
例えば、幼少期に両親から「どうせお前には無理だ」と言われ続けて育った子供は、大きくなるにつれメンタルブロックというものが生成され自分から諦めるクセがついてしまうといわれています。
そうであったとしても、自己達成的予言を正の方向に向けることは可能であり、まず、責任は自分にあると悟り、夢を妨げている原因を自覚することが重要です。
その上で自分を許し、自分を信じることで意識的に結果を変えることができるようになるはず。
自己達成的予言を上手く利用するためには自分を信じ希望に満ちた未来を思い描くことが大切です。
もちろんそうすることは簡単ではありませんが、そうしなければ自らをますます不安の方向に向かわせることになり、また、人を不安にするものは、事柄そのものではなく、むしろそれに関する人の考えであるため、困難なことに直面しているときこそ、冷静になって、プラス思考を心がけてみてください。
つまり目標を持ち、それを信じることです。
プラスの意識になるように切り替えてみることで、上手くいかないという思い込みを取り除き成功しないオプションをなくしていきましょう!
心で理解していないことを解決するには、信じるかどうかは別としても、やってみようかな?というオープンさがいります。
このオープンさも、結局は、自分への気持ち次第ともいえますので、やはり自分を尊重してみる、大事にする、という気持ちを育てるのがやはりいいでしょう。
自分を大事にする気持ちは、そうしてみようというほんの少しの気持ちから始めるのがベスト。
最初から全部やろうとしないで、ひとつずつ、自分に対してよいことを、昨日よりは今日、今日よりは明日、少し増やしてみよう、くらいのほうが気楽に取り組めます。
いずれにしても、不安のメカニズムはそのまま良いことへのメカニズムにつながります。
自分が考えることが現実になるとしたらあなたは今日からどんなことを考えていくようにしたいですか?
今までよりももっと意識するようにしてみてくださいね。