感謝に浸る
「感謝は肯定的な感情のみを生み出す─ 愛、思いやり、喜び、希望。私たちが感謝しているものに焦点を合わせれば、恐れ、怒り、苦痛は溶けてなくなってしまう。」M・J・ライアン(著述家)
不満や批判ばかりしていれば、考え方は自然と否定的になってしまうから、感謝することを意識すれば、自然と考え方も肯定的になっていくはず。
どんなことにも感謝するように、感謝できるように、考え方を変えていってみませんか?
また、人からの親切が身にしみるとき、ありがたいなあ、と思いますか?
それとも、悪いなあ、と思いますか?
ああ、ありがたい、ああ、申し訳ない、と思う体質って、ってありますね。
私がお勧めなのは、「ああ、ありがたいなぁ・・・・・・」としみじみ感謝に浸ること。
気がついていないだけで、常に多くの人や環境に助けられていることに・・・・・・
人生の豊かさを経験する唯一の道は、感謝の気持ちで生きることだから、普段から当たり前のようにできていることに、批判や不満を言う前に、今あることに感謝するように心がけてみてください。
シャワーを浴びているときのお水が「感謝」の水で、それをひたすら浴びているようなそんなイメージで。
感謝の水のお風呂でもいいです、ね。
これをやると、しみじみ、あーありがたい、という気分に浸れます。
小さなことでも、当たり前のことでも、感謝することは身の回りに常にあって、感謝につきまとってるのが喜びなんだから、まず感謝からだすことを習慣にしてみる。
どんな状況でも、感謝することを忘れないように、感謝する気持ちがあれば、他のことに対する見方と考え方も、自然と変わってきます。
これが身体にもメンタルにもすごく良いのです。
どんな苦しいなかにいても、苦しさを感じてこないから。
感謝がなぜ良いかというと、一瞬でプラスの感情に浸れるからです。
感謝する気持ちが今より増えれば、心の豊かさも今より確実に増していきます。
感謝と損得勘定を結び付けていれば、それは本心からの感謝ではないかもしれない点に注意を払って、純粋に素直な気持ちで、感謝できるように、心を豊かにしていきたいものです。
前向きでいるためにもプラスの感情を常に持ち続けるのはプラスです。
それに、病は気からというように、実際に普段の考え方や感情が、身体の状態を左右するのは、皆さん自身も身をもって体験されているはず。
心と身体って、本当につながっていますよね。
だから、ときに、感謝することがすぐ思いつかなくてもこうして感謝に浸る日を作って、感謝できることを探すのも良いでしょう。
逆に、周りに何かしてもらうとつい申し訳ない、悪いな、と思ってしまう場合はどうでしょう。
日本ではとくに、相手を気遣うことがまずありき、という感じで、お手数をおかけして、とか、ご迷惑では、とか、お世話になります、とか、申し訳ありません、という習慣ですね。
これはこれで、美しい謙虚の心ではあります。
ただ、それよりも先に感謝でも良いのではと感じます。
せっかくの感謝の機会に、申し訳ないなあ・・・・・・と思うと、どうなるでしょうか。
申し訳ない、というのは罪悪感になったり、こんなにしてもらっていいのだろうか?とか妙に心配したり。
おなじみの罪悪感は、マイナス感情の代表。
ほかにも、もしかすると「何か裏があるのでは?」と勘ぐったりして、ココロ穏やかではありません。
実際、そういうときもあるのですけれど・・・・・・
なら、思い切って感謝だけにしておくほうが気分が良いではありませんか。
相手も、申し訳ながられるより、ありがたく受け取ってもらえるほうが、よほど嬉しいし、気楽です。
それから、ちょっと探ってみたいのが、申し訳ないと思う影には、「自分にはこんなことしてもらう資格がない」というような気持ちがないかどうか。
「ふさわしい」という言葉で表現しますが、自分が良いことに値する・しないことで迷う、というようなコンセプトです。
自分がいいことに値する、という気持ちがないと周りからの気持ちが受け取れなくて、申し訳なく思ったり、または拒否してしまうこともあるでしょう。
わざわざ自分が幸せになる道を選ばない人がいたりするのは、この、ふさわしいかどうかの問題なのです。
これがどこから来るかというと、自己評価や価値の低さだったり自分が嫌いだったり、といろいろあります。
自己評価が低いと、自然とマイナスになりがち。
ちゃんと、つながっています。
自分に対してあまり批判的だと、評価も下がってしまいます。
これがマイナスのスパイラルになってしまう。
抜け出すには、感謝することがお手軽です。
そして、感謝してもっと受け取ってもいい、と思うように意識するのもいいです。
感謝するのと同時に、周りから何かしてもらうことを受け取れる人になるのが、前向きでいるコツでもありそうですね。