【日常茶飯事】パリッとジューシーなホットドック♪
「熱い犬という不思議な食べ物から赤と黄色があふれだす夏」
「さっきまで食べていたのに上空を旋回してるホットドッグよ」
「僕たちの指を少しも傷つけずホットドッグを攫っていった」
(穂村弘「熱い犬」より)
誰しも、心の中に電池を持っています。
それは、自分が、自分であるための電池です。
こうあるべき、これをしなければ、と我慢や無理を重ねていると、いつの間にか残量が減ってしまいます。
意識して振り返ってみると、自分を、自分で追い詰める様な会話を、自分の中でしていたりしませんか?
いつも、すべきだと思うとおりのことができれば問題ないですが、なかなかそういつも、とはいかないのが人生というものでもありますよね。
思い通りにいかないことが続くと、できない自分はダメだ、あの人から評価されないって、そんな風に思ってしまったりするかもしれません。
ダメだ、できない、認めてもらえない、と思う気持ちは、電池の消耗を早めてしまいます(^^;
気付かぬうちに、10あった残量が、残り1や2になってしまうかもしれないから注意しないと。
「新品を入れても光らない玩具に光ってた頃の電池を戻す」
(中森さおり「髪を切る」『ねむらない樹 vol.6より)
「単4の電池はずせば後方(しりえ)うくヴォイスレコーダーは添水(そうず)のように」
(澤本佳步『カインの祈り』より)
「ほんとうは電池式だと知っている彼とあさひのみえる朝食」
(中川宏子『いまあじゆ』より)
「ある朝に電池のきれたロボットのかすれてしまったボーイソプラノ」
(安井高志『サトゥルヌス菓子店』より)
「いちねんや単三乾電池が二本」
(なかはられいこ『脱衣場のアリス』より)
でも、その電池、実は、充電式なんですよね!
私たちは、電池を充電することができるんです。
でも、どうやって?
そうですよねぇ~
そう思っても、自然なことだと思います。
これまで、知らないうちに消耗していたとしたら、知らないうちに充電できていたのでしょうから。
そう、電池は、愛で、充電できるんじゃないでしょうか(^^)
認めてほしかった人に認めてもらえたときの嬉しさや、目標を達成できたときの充実感。
何気なく受けた親切や、いたわりの言葉や、自分が、自分自身を受け止められたときの喜び。
そして、自分が誰かに優しくできたときの暖かさなどなど。
みんな、愛に通じてのことなんでしょうね。
愛を貰っても、愛を伝えても、愛に気付くたび、電池は充電されていきます。
残量が増えれば増えるほど、充電のスピードは増し、そして持ちがよくなります。
いっぱい充電された電池があると、きっと、さらに充実した日々を過ごすことができるんじゃないでしょうか(^^)
電池、充電できてますか?
モーニングで気合を入れて!
さあ、充電開始しなきゃ!
奥田民生「さすらい」
Kroi「Juden」
GLASGOW「休息充電」