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【日常茶飯事】お茶碗に感じる幸福
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いつも、いつも、ほしいもの。
自分が
「そこにいる」
という感覚が大切だと思います。
「茶碗と急須の間に水溜りしづかにありて夜ぞふけにたる」
(森岡貞香『黛樹』より)
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「ひとりぶん伏せて置かれたお茶碗がちいさいものを匿う夜だ」
(佐藤りえ『What I meant to say.』より)
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「伏せ置ける棚の茶碗のなかの闇茶碗の外の闇と異なる」
(五所美子『和布刈(めかり)』より)
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人は、とても不器用だから、ひとつのことに集中すると、周りに目を配れなくなることがあります。
そして、人は、とても寂しがりやだから、誰かに自分を思ってほしいと、願っているところがあります。
目の前の相手との話しに夢中になって、そばにいる人の存在を、放っておくことはありませんか?
気の合う相手ばかりを重視して、周りにいる人たちへの意識が、欠けていることはありませんか?
なんで自分はここにいるんだろう。
そう思った経験は、誰にでもあるはず。
でも、知らないうちに、その感覚を、誰かに抱かせていることも、きっと誰にでもあるはずなのです。
もしも、自分が話の中心にいるならば、必ずしも、全員と話はしなくてもいいから、その場にいる人たちと、しっかり視線だけでも合わせてみる。
それだけでも、あなたが回りに気を配っていること、みんなの存在を認めていることが伝わって、相手をほっとさせます。
そして、もしも、いつも話を聞くばかりで、所在無く思う自分ならば、うつむかずに頑張って、話す相手を見つめてみましょう。
あなたの話を聞いているよ。
私は、あなたの存在を認めているよ。
そんな、気持ちを込めて。
基本的に人は、受けた好意は返したいと思うものだから。
そうするうちに、お互いに、
「そこにいるけどいないひと」
にはしないようになるのではないでしょうか。
今日、言葉を交わした人のリスト。
今日、目を合わせた人のリスト。
そういうものを、たまに書いてみるのもいいかもしれません。
いつも一緒にいるのが当然の相手を、他の人とのつながりを作るのに夢中になって、ほったらかしにしてしまった事に気付いたり。
これまで、ほとんど話せなかった相手と、ちょっとずつ話せるようになっている自分に気付いたり。
今度は、もっと、誰かと話せるようになろうと、頑張る目標ができるかもしれません。
一緒にいられるとき、それが一番シアワセな時間♪なのかもしれませんね(^^)