「運をマネジメントする人」と「運に翻弄される人」の習慣
あの人は「運のいい人だ」と言われる人もいれば、「運の悪い人」だと言われる人もいます。
今日は「運」を科学的に考察してみようと思います。
1.株式投資で成功した人達の特徴
テストステロンという男性ホルモンは、「生きる活力」「生気」「気持ちの張り」、「男らしさ」というマインドを促進する機能があるそうです。
ちょうど先日読んだ『脳には妙なクセがある』池谷裕二氏著 扶養社に、テストステロンについてこんな記述がありました。
その結果、以下のようになりました。
●テストステロンが多かった日は、儲ける金額が多かった。
●テストステロンが少なかった日は、大損した日が多かった。
この結果から推察すると、株を売却するにせよ、買うにせよ、テストステロンによって決断力が促進された場合、良い結果が生まれたと言えます。
反面、負のスパイラルに陥っても、離脱しない決断をするリスクもあるはずですが、このたりの実験結果がありませんでしたので、興味あるところです。
2.テストステロンが多い人の身体的特徴
皆さんの人差し指と、薬指を観て下さい。
もし人差し指が、薬指よりも短い場合は、その人はテストロンの分泌量が多い人だそうです。
これにはちゃんとした科学的根拠があり、なんと指の長さは胎生期に子宮の中で浴びたテストステロンの量によって決まるのだそうです。
男女関係なく人差し指が極端に短い人の特徴を観てみると、親分肌の快活な人が多いように思います。
皆さんも周りの人の指の長さを観察してみてはいかがでしょうか?
意外な結果が現れるかも知れません。
3.良好な人間関係を保てる人の特徴
テストステロンの対局に、良好な人間関係や、物事を積み重ねて行く行動を促進するオキシトシンという女性ホルモンがあります。
オキシトシンは、子宮収縮や母乳分泌に必要なホルモンとして発見されました。
このホルモンは、良好な人間関係を構築する上で重要な機能を持っていますが、反面、相手をすぐに信用して騙されたり、不利な取引でも契約してしまったりという傾向も強くなります。
4.「運がいい人」の特徴
今度は「運」を実践で使っている人の話を調べてみました。
それは伝説のプロ雀士 桜井章一(藤田晋 サイバーエージェント社長と共著)さんが書かれた「運」についての著書です。
『運を支配する』桜井章一、藤田晋 幻冬社新書。
桜井さんは、20年間無敗の伝説のプロ雀士で、命をかけた修羅場を潜った人の言葉には説得力があります。
桜井さんの言葉を要約すると、常日頃から正しい意思決定を行い、それに向かって努力の積み重ねをしておかないと、いざ「運」が巡ってきても掴むことができないということです。
テストステロンとオキシトシンの分泌量のコントロールはできませんが、自発的に正しい意思決定と、相手を信頼する心と、積み重ねの努力する行動はできます。
「運」のいい人というのは、そういうプロセスを全うしている人ではないでしょうか?
悩ましいのは、そういう「運」のいい人の行動は他人には見えないので「あの人はツイる人だ!」を思ってしまうことです。
皆さんのお考えはいかがでしょうか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?