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【読書感想】10年後、後悔しないための自分の道の選び方(10月課題図書)
どうも、地方公務員のばたやんです。
今回は、月末投稿ということで、読書感想になります。
🔷10月課題図書
10年後、後悔しないための自分の道の選び方
ボブ・トビン著
矢島麻里子訳
🔷なぜ本書を読もうと思ったのか
現在、私は個人事業でコーチングを実施している方からコーチングを受けております。
というのも、将来自分の目指すべき場所を公務員5年目、社会人10年目というこのタイミングではっきりさせておきたい、という思いからやっています。
このコーチングを受ける理由とも重なるのですが、将来の自分のありかたを決めていく、そのために必要なヒントを得られればと思い本書を課題図書に選びました。
🔷本書の感想
本書は、充実した働き方を手に入れるためのファクターを各章で著者が体験したストーリーを交えて解説しています。
今回は、読んでみて私が考える充実した働き方にはどのようなファクターが大切なのかをまとめてみます。
🔷ばたやんの選ぶ充実した働き方に大切なファクター
○決断
本書Lesson2で書かれているファクターで、表題は「最悪の決断は何も決めないこと」。
表題の一文だけで何が言いたいのかしっかりと伝わってきますね。
優柔不断は損失とリスクを招く、決断は早くしてしまって決められない状態を作らない、というのがこの章の教訓でした。
以下はこの章で見つけた大切な考え方です。
与えられたチャンスを活かす準備をしておく
チャンスはめったにやってこない
考えすぎは禁物
優柔不断はストレスの元
決断を迫られたら、早く決断する、選択肢があることを喜ぶ
章の後半では、なぜ決断ができないのかについて書いています。
一歩踏み出せない要因の一つに、勇気と自信の欠如があるとしており、自信については次のファクターで、勇気については勇気のファクターで解説しています。
○自信
本書Lesson3「自信を身につけ、持ち続ける」で取り上げられているファクターです。
本書では自信を次のように定義しています。
自信とは、必ずうまくいくという感覚や信念です。
この章では、いくつかの自信をつける方法を紹介しています、簡単にまとめると次のようなものがあります。
あなたを励ましてくれる、応援してくれる人と一緒にいること
一番得意なことに取り組め
自分を大切にし、不当な扱いに甘んじない
このほか自信の性質として、自身は伝染する、自身はあなたの中にあるというものがあり、この章を読んでいて自信のある人のまねをしているうちに自分の中の自信が目覚め始めるのだと感じました。
○勇気
本書Lesson4「行動を妨げる不安を克服する」で取り上げられているファクターです。
自信と同じく、本書では勇気の定義を次のようにしています。
私は勇気を「不安でも行動を起こすこと」と定義しています。
勇気があれば、望む人生やキャリアが手に入る、勇気はキャリアプランニングのあらゆる場面に関わってきます。
では、勇気を持つためにどうすればよいのか、本書では次のように解説しています。
なぜ不安を感じるのか?理由が分かれば不安は消える
不安は誰しもが抱えていて、不安は消えることはない、だからこそ不安を小さくして影響を減らしていくことが大切だと本書では書いています。
自分が何に不安を感じていて、それを小さくするにはどうするか、考えて小さな一歩を踏み出すのです。
やりたいことに近づくにもいやなことから遠ざかるにも勇気は必要です、しかしながらいきなり勇気を振り絞って突き抜けろという意味ではなく、適切なタイミングを見計らって行動していく必要があります。
私的にこの章で「それは誰の人生ですか?」という問いかけがあり、これは本書を通しての最大の問いかけではないかと感じています。
つまり、生き方を変える勇気を持つこと。
一度決断したら、後ろを振り返らないこと、今やっていることを楽しんでやる。
いざというときに生き方を変えられるというのは、キャリアを通して役に立つ一生涯のスキルです。
○学び
本書Lesson5「学びは一生の財産」で取り上げられているファクターです。
この章は気づきというか共感の嵐でしたね、私自身人生は学び続けることだと考えています、ほかのnote記事でも度々語っていますが、変化のスピードがとても速い(これからもっと速くなっていく)時代でそれについていくためには学び続ける必要がある、と思っているからです。
本書では、学び続けることは銀行にお金を積み立てるようなもの、と書いています。
学びが止まったら、倦怠、自己満足、そしてシニシズムに陥ってしまいます。
学ぶことによって、物事に打ち込み没頭し続けることができます。
だから何があっても学び続けてください。
人生で出会う人すべてが師
人生のあらゆる場面で学ぶ機会を逃さないこと、いろんな人と出会い学ぶことで自分の知見を広げることにもつながります。
スポーツ同様、仕事もコーチをつけることで成長が加速する
私の所属する公務員業界でもコーチングを受ける方も、コーチとしてコーチングする方も増えてきています。
仕事や学びを加速させるために、コーチと手を組んで学びを最大化する事ができます。
冒頭でも書いた通り私もコーチングを受け、自分の目標設定をコーチとともに創り上げているところです。
そのほか学びのモチベーションを保つためのマインドセットとして次のようなものが紹介されていました。
職場はお金をもらって学べる貴重な場所
学ばざるをえない環境に身を置く
自分に最適な学習計画を組み立てる
社会人向け教育プログラムでモチベーションを高く保つ
🔷すべては自分次第
本書の最後に「すべてはあなた次第」という章があり、そこででは繰り返し遅すぎることはないというキーワードが繰り返し書かれています。
以前紹介した「社会人10年目の壁を乗り越える仕事のコツ」でも”Nothing is too late to start”という言葉があったように、何かを始めるのに遅すぎることはない、自分のキャリアのかじ取りをすることも遅すぎることはないということを本書を読んでいて感じました。
この記事の内容が誰かの力や気づきになれれば幸いです。
それでは、地方公務員のばたやんでした。