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2021年度、文化庁AFF完結
おはようございます。音楽家、チューバ奏者のKazzです。
このnoteはコロナ禍で音楽の機会が減っている全ての人に、何かしらお役に立てることはないか、と昨年550日連続で書いていたnoteの第二章的なものです。
基本的には今自分自身がプロ金管楽器奏者、指揮者という音楽家になるまでにした成功体験や失敗体験をもとに同じ苦労をしてほしくないという思いのもと書いています。誰かの役に立っていたら幸いです。
もくじ
昨年、施行された文化庁のArts for the future、こちらに任意団体による法人を設立し、申込みをしました。
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このArts for the future、通称AFFは音楽関係であれば「有料のコンサートを”団体"として開催した場合、それにかかった経費を負担します。」という支援事業です(適当要約)。ということで、僕がやろうとしていた演奏会の内容に合うものだったので、急いで申請を出したのでした。
0/1からのスタート
この団体というのが結構ネックで、法律的に”団体”ということを示さなくてはなりません。
そのために団体名義の銀行口座や「我々はこんな団体です。」という説明をする書類である定款、また行う演奏会の内容や目的、さらにそこにかかるであろう経費を全て作成して出さなくてはなりません。
これは恐らく全くの未経験者からしたらかなりきつい内容だったと思います。経験者である僕でさえ結構ストレスを感じました。この0から始めるか、1から始めるかというのは実際に大きな差だと思います。
僕がなぜ、経験値を持っていたかというと、
・個人事業主として開業届や団体名義の口座を作った経験があった。
・個人事業主として開業届を出してからの5年間、仕事を継続&得るために自分のことや事業内容を説明する書類を作ってきた経験値があった。
・これまで行ってきた事業で、その事業の長として、音楽家にお金を回せる事業も行った経験があった。
これに尽きます。コロナ禍以前から個人事業はしていましたし、コロナ禍に入ってから特に音楽家や個人事業主での書類作成ではかなり経験値を稼いだので団体の長としてほぼ全て自分1人で申請や後始末に関しては行えました。
ダメもとで申請してみる
行政や企業の支援や応募に関して言えることは
ダメもとでいいので申請をしてみる
ということです。
ダメなら不採択、資料に修正が必要なら修正依頼、運が良ければ一撃で採択のどれかしかありません。申請をしたからといってお金を取られたりすることなんてまずないわけです。
またもし不採択になったとしても、申請を行ったという経験値が手に入ります。採択された時だけ書いているので全件採択!のように見えるかもしれませんが、僕自身これまで申請を行ったもの全てが採択されたわけではもちろんありません。
ですが、大体の申請は「ダメもと」、つまりダメで元々のつもりで申請をしているので多少しょんぼりしますが、ほぼノーダメージです。経験値のみ残ります。
経験値
先にも述べましたが、この経験値が後々かなり有効活用できます。
その経験値とは例えば大体の申請は「資料が同じ」などです。
必要書類の中で大元の申請用紙に関しては大体が申請先の指定フォーマットがあるのですが、それ以外のこちらが提出する資料に関しては一度作ってしまえばどの申請にも転用できます。
大体が
・どんな事業をしてきたか、またこれからするのか
・どのくらいの税金を納めているのか
・事業用の口座はあるのか
・何年何月はどのくらい収益があったのか
などこういう情報を書類にして提出をします。初めてだと訳がわからないと思うので「”必要書類の名前” 個人事業主」とかで検索をかけると親切な方が残した資料がwebにアップされています。あとはそれを参考にしながら自分に当てはめて資料を作るだけです、ちょっとでもわからないことがあったらストレスを感じる前に検索をする!この習慣を作れば大丈夫です。
期限
また申請にはほぼ100%期限があります。その期限の直前に提出すればいいやとなると修正の時間がもらえなくなったりするので、「申請をしよう!」と決めた瞬間から毎日少しずつ申請を準備をするのが大事です。
例えば一夜漬けのように、人は大きなことを短時間でやるのにはすごくストレスを感じますが、期限までに余裕を持って毎日少しづつやる分にはそれほどストレスを感じません。これは富士登山を日帰りで行うか、一泊二日ののんびり高度順応を行いながらやるかにも似ています。
AFF2
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まるでドラゴンクエストのような感じですが、AFF2が近々申請開始となるようです。もし音楽を生業としていて、今後制作などを行うのであれば申請にチャレンジしてみてもいいかもしれません。ダメなら不採択で経験値ゲット、OKなら採択されて経験値をゲット、どちらにしてもいいことしかありません。
最後に
今回AFFを申請するにあたり
オンカクさん
高木泰子(やこ)/文化芸術専門/行政書士様
そしてこのコロナ禍の中頑張ってくださっている文化庁
AFFならびにさまざまなサポートに携わられている全ての方々誠にありがとうございました!引き続きどうぞよろしくお願いいたします。
Thank you
Kazz
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