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雑記帳まとめ|場所に関する判断

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雑記帳のうち,場所に関する判断についての記事をまとめたものです.
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記事一覧

【雑記帳34】情報と判断,ここまでのまとめ

これまで,私のバスフィッシングのフレームワークにおける判断とその根拠となる情報について書き溜めてきました.いつ,どこで,何を投げるか,のすべてに対して1周目の考察が終わったので,ここまでにわかったことを整理してみたいと思います. 判断結果判断すべきこととしては以下が挙げられます. 有望な時間帯 時合い エリアごとの時間配分 釣りたいバスの場所 エリア ストラクチャーやそこへの着き方 カバーやそこへの着き方 レンジ ボートポジション ルアー 強さ 動く

【雑記帳32】自分の場所の判断

【雑記帳23】ではバスフィッシングにおける場所に関する判断を,バスの場所,ルアーの場所,自分の場所に関する判断に分けて順に考察していくことにしました.今回は自分の場所,つまりボートポジションに関する判断について考えてみたいと思います. どれぐらい離れるべきかカバーや想定するバスの居場所からどれぐらい離れるべきかについては,近づけば近づくほど正確なキャストをしやすくなり,離れれば離れるほど魚に警戒心を与えずに済むということを考えてその日のボートポジションを決めることになると思

【雑記帳31】魚の向きに対するトレースコース

【雑記帳23】ではバスフィッシングにおける場所に関する判断を,バスの場所,ルアーの場所,自分の場所に関する判断に分けて順に考察していくことにしました.今回はルアーの場所に関する判断の一つとして魚の向きに対するトレースコースについて考えてみたいと思います. まず,バスの場所に関する判断が済んでいれば,今狙っているバスがどのエリアのどんなストラクチャーのどんなカバーについているのかが想定されているはずです.これは,本当にそこにバスがいるかどうかは関係なく,あくまで仮説として魚の

【雑記帳30】ルアーのレンジと魚のレンジ

【雑記帳23】ではバスフィッシングにおける場所に関する判断を,バスの場所,ルアーの場所,自分の場所に関する判断に分けて順に考察していくことにしました.今回からルアーの場所について考察していきたいと思います.ただ,ルアーの場所というテーマについては自分の中にそんなに蓄積がなく,手探りで進めていくことになりそうです. そんな中でまず思い浮かんだのは,ルアーのレンジと魚のレンジについてです.両者は必ずしも一致しなくても構わないはずです.中層の魚を水面まで引っ張って釣る場合や,フォ

【雑記帳29】レンジに関する判断

【雑記帳24】で,バスの場所に関する判断を,エリア,ストラクチャー,底質,カバー,レンジの観点からバスの居場所を絞り込むことと捉えてみることにしました(底質については【雑記帳27】でバスの場所に関する判断の一部というよりは,エリアを判断するための情報の一つという認識に変わりました).今回は, レンジについて考えてみます. 正直,私は魚のレンジを正確に把握するのが苦手です.これは,バス釣りに限った話ではなく,カゴ釣りなどのウキ釣りをしているときも,友人がちょっとタナが上ずった

【雑記帳28】カバーに関する判断(追記あり)

【雑記帳24】で,バスの場所に関する判断を,エリア,ストラクチャー,底質,カバー,レンジの観点からバスの居場所を絞り込むことと捉えてみることにしました(底質については【雑記帳27】でバスの場所に関する判断の一部というよりは,エリアを判断するための情報の一つという認識に変わりましたが).今回は, カバーについて考えてみます. バスの居場所を決めるのはあくまでエリアとストラクチャーまず重要なのは,バスの居場所は基本的にエリアとストラクチャーによって決まるということです.もし良い

【雑記帳27】底質に関する判断

【雑記帳24】で,バスの場所に関する判断を,エリア,ストラクチャー,底質,カバー,レンジの観点からバスの居場所を絞り込むことと捉えてみることにしました.今回は, 底質について考えてみます. 正直に言うと,私はそんなに底質を意識して釣りをしているわけではありません.一般にハードボトムが良いと言われることが多いと思ったので,フレームワークの要素に含めたほうがよいだろうと思いました. ハードボトムが良い理由については,ハードボトムになるということは泥が堆積しないということであり

【雑記帳26】ストラクチャーに関する判断

【雑記帳24】で,バスの場所に関する判断を,エリア,ストラクチャー,底質,カバー,レンジの観点からバスの居場所を絞り込むことと捉えてみることにしました.今回は, ストラクチャー(地形変化)について考えてみます. ストラクチャーの見極めまずストラクチャーの種類としては,シャローフラット,岬,岩盤,ガレ場,ブレイク,ハンプ,護岸,テトラ帯,橋脚,水門などが挙げられるかなと思います(テトラにはカバー的な側面もありそうです).リザーバーならバンク角も地形の情報の一つでしょう.ただ,

【雑記帳25】エリアの判断に用いる情報,理論(再追記あり)

いくつか情報を追記しました(11/25). 底質をエリアの判断に用いる情報として追加しました(【雑記帳27】も参照)(11/26). 【雑記帳24】で,バスの場所に関する判断を,エリア,ストラクチャー,底質,カバー,レンジの観点からバスの居場所を絞り込むことと捉えてみることにしました.今回は,エリアについて考えてみます. エリアの良し悪しを判断するということは,ある程度広範囲に影響を及ぼす要因を見ていくことになると思います.そうすると,利用できる事前情報,情報,理論には以

【雑記帳24】バスの場所に関する判断

バスの場所を判断するという行為をどのように捉えていけばよいでしょうか.色々な考え方があると思いますが,本ノートでは,以下の観点から有望な場所を絞り込むことをバスの場所に関する判断と定義したいと思います. エリア ストラクチャー 底質 カバー レンジ ここでは,これらの要素の概要を述べ,次回以降で各要素に関する判断に使える事前情報,情報,理論について整理していきたいと思います. エリアここでエリアと呼んでいるのは,いくつかの川筋からなるリザーバーならその川筋,自然

【雑記帳23】「どこで」に関する判断

今後しばらくは釣りの「場所」に関する判断について考察してみたいと思います. このノートでは,自分で考えてバスを釣るためのフレームワークの構築を目指しています.釣りを判断,実行,情報更新のサイクルと捉えると,判断の段階では「いつ,どこで,何を投げるか」を判断する必要があるでしょう(【雑記帳9】も参照).これまで,「いつ」,「何を投げるか」については記事を書いてきました.今後は,「どこで」の部分,つまり場所に関する判断について検討したいと思います. 場所に関する判断と言っても

【雑記帳10】判断の結果,釣り方が一つに決まらなくてもいい

以下の【雑記帳9】では実行の直前には,「いつ,どこで,何を投げるか」が決まっていなければならないと書きました. ただ,必ずしも理論的に一つの釣り方を決めることができなくてもいいと思います. 村田基さんの書籍「もっとバスは釣れる!!」で非常に印象に残っている逸話があります.1985年当時,アメリカのバスプロたちの間では,スピナーベイトのスカートの色は,白,黄色,白黄色,黒の4色があればほぼ十分と言われていたそうです.そこで,ローランド・マーチン氏が来日したときに村田さんはそ

【雑記帳9】判断の結果として決めるべきこと

【雑記帳8】までで,私のバスフィッシングを暫定的に以下のようなフレームワークで表現しました.今後,このフレームワークの各項目を掘り下げていこうと考えているのですが,どこから掘り下げていくのがよいでしょうか. 事前情報から始めて,実際にサイクルを回す際の順番で掘り下げていくというのも一つの方法かなと思ったのですが,それだと取り上げるトピックの絞り込みが難しく,本当にダラダラとした雑記帳になってしまいそうです. そう考えていたら,このサイクルの中で一箇所,ほとんど検討の余地が