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【雑記帳32】自分の場所の判断
【雑記帳23】ではバスフィッシングにおける場所に関する判断を,バスの場所,ルアーの場所,自分の場所に関する判断に分けて順に考察していくことにしました.今回は自分の場所,つまりボートポジションに関する判断について考えてみたいと思います.
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どれぐらい離れるべきか
カバーや想定するバスの居場所からどれぐらい離れるべきかについては,近づけば近づくほど正確なキャストをしやすくなり,離れれば離れるほど魚に警戒心を与えずに済むということを考えてその日のボートポジションを決めることになると思います.田辺哲男さんの「最強のバス釣り入門NEXT: 第一人者が教える最新のバスフィッシング入門書」や青木大介さんの「適材適所のルアーセレクト」では,仮に魚にプレッシャーを与えてしまったとしても正確なキャストができる距離まで近づくのが基本と書かれています.成田紀明さんの「バスフィッシングwithボートの教科書」でも「バスの真上にボートがいても,釣れるときは釣れる」という見解が示されていますね.ただ,昔Basserでディスタンスに関する特集が組まれた際には,ロングディスタンスにこだわりのあるバスプロの意見もたくさん載っていたので,このあたりはその人のスタイルによるのかもしれません.
上流(風上)から流すか下流(風下)から流すか
これも一長一短だと思いますが,それぞれのメリット・デメリットは以下のようになると思います.
上流(風上)から流す場合
メリット
エレキを踏む回数を減らせるので魚にプレッシャーをかけにくい.
バッテリーを節約できる.
デメリット
ステイしにくいので,1投で決めなければポイントが潰れてしまう.
流れや風が強すぎる場合はそもそも無理
下流(風下)から流す場合
メリット
ステイしやすいので丁寧に流せる
ある程度流れや風が強い場合はそもそも下流(風下)から流すしかない
デメリット
エレキを踏む回数が増えるので,魚にプレッシャーをかけてしまう.
バッテリーの消費が増える.
【雑記帳31】で書いたように,魚は上流を向いていることが多いのでボートポジションによって魚に対するトレースコースが変わることも意識するとよいかもしれません.