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傑作「永遠の0」を見て 刑事サスペンスと人間ドラマの中和が最高 7割ネタバレ

こんにちは。最近、アマプラで久々に邦画をみました。3本見たのですが、一番おもしろかったのがこの「「永遠の0」」です。

この映画、私が見た邦画の中でも1、2位を争うくらい面白いです。今回は、その面白さを共有したいので、早速書いていきます。

*少しネタバレを含みますのでご注意ください*


あらすじ

この物語は、司法試験浪人の佐伯健太郎(三浦春馬)と出版社で働く姉・慶子(井上真央)が、自分たちの祖父の正体を追い求める姿を描いています。彼らは、祖母・松乃が亡くなってから四十九日を過ぎた後、祖父・賢一郎から衝撃的な事実を知らされます。実は賢一郎は彼らの実の祖父ではなく、松乃は第二次世界大戦後、清子を連れて再婚していたことが明らかに。そして実の祖父は特攻で戦死した海軍航空兵・宮部久蔵(岡田准一)だと判明します。

その後6年、健太郎は司法試験に落ち続け、人生の目標を見失っている中、姉・慶子は新聞社の終戦60周年記念プロジェクトに参加し、特攻隊員の話を調べ始めます。高山というプロジェクトの責任者は特攻隊をテロリスト呼ばわりし、慶子はその考えに疑問を抱き、自分の実の祖父・久蔵について調査を決意します。姉弟は少ない手がかりを元に久蔵の足取りを追い、彼の戦友たちに連絡を取ります。

調査を進める中で、久蔵の人物像は次第に謎に包まれていきます。元戦友たちは久蔵についてさまざまな証言を残しており、彼がどんな人物だったのかは分かりません。ある人は「生きることを教えてくれた」と感謝し、また別の人は「卑怯者」と軽蔑していたりするのです。

最終的に、姉弟は久蔵が特攻に赴く決意をした背景を知ります。実は久蔵は、自機の整備不良を察知し、それを使えば生還することができると判断し、機を若いパイロット・賢一郎に譲ったのです。賢一郎はその後、終戦後に松乃と再婚し、健太郎と慶子の父となったのです。この発見を通じて、姉弟は特攻隊の真実と、戦争という時代に生きた人々の壮絶な人生に触れ、封印された過去が少しずつ明らかになります。

感想

邦画史に残る傑作。面白い。
何が面白いって、少し刑事ドラマっぽいサスペンス感もあって、なおかつ人間ドラマもあるのが最高すぎましたね。

まず、戦死した人について、手がかりとなる情報がほぼ無いけど、それでも諦めずに僅かな道から人間像を鮮明に見出すのが刑事っぽくて面白いです。

また、人間ドラマもしっかりと感動に導くようになっていて良かったです。最初は気難しい人そうだったけど、交流していくにつれて内側が見えたり、優しそうな人だったけど、実は弱い所があったり。本当に”人間らしい”キャラクターが出てきて、リアルに感じました。

また、久蔵の信念の強さには例えキャラクターだろうが、尊敬の念を抱きます。

そして、なんといっても賢一郎が松乃と少しずつ仲良くなっていくのがほっこりしました。

見どころ

久蔵が周りの人間と少し対立しながらも、最終的にはリスペクトされる、信念を曲げないことで得られるカリスマ性が見どころです。

例えば、戦時中、一億玉砕の考えが浸透していたため、生きて帰ってくるのは卑怯者と呼ばれていました。ですが、久蔵は「死にたくない、家族がいるんだ」と戦友に堂々と言い、反感を買っていましたが、最後には皆にリスペクトされるのが骨組みがしっかりしていて面白かったです。

制作・撮影

実は、撮影のために零戦の原寸大模型が作られました。また、唯一現存するエンジン音を収録した他、軍事訓練や実際に零戦に搭乗したことがある人に話を聴いたりしたそうです。

興行収入は80億円を超え、日本中で大ヒットとなりました。

最後に

今回は、刑事サスペンスと人間ドラマが中和して、とても面白い「永遠の0」について書きました。
本当に面白いので、アマプラで見てみてください。

フォローお願い致します。
最後までありがとうございました!


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