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【本音】 詩。

たゞいまーと言つて
おかへりーと自分で応へる
独り者の挿話は
もはや傳説的ですらある
所謂婚活を
真面目にしなかつた過去があつても
中年も度が進めば
パートナー探しに(その時どきの)わざくれ
を使つて
何とかmanageするのが現代流だと見た
男と女の事で 深くて上手く
言ひ表せない雰囲氣が瀰漫してくると
輕々と跳梁、却つて「この感じだよ」
なんて..みんなやるなあ、なかなかに。

社會のルールに
従ふ振りして
結局は巳れルール、
なんて..みんなやるなあ(リピート!)、なかなか出來る
こつちやないよ
詩人の山之口貘さんみたいに
結婚したい、したいとくどくど言つて
つひには我が身に引き寄せてしまう人、
多分彼の
不思議な魅力あればこそ..

あゝ己は一体何が言ひたい?
冒頭の自分でおかへりと返す
そんな者らの末裔(すゑ)だと
自らをカテゴライズしたいのか?
だとしたら、それがなんの役に立つのか
・・・婚活、
しときや良かつた!
己が言ふと冗談半分に響くだらうけど
今のところ本音なんだよ。
本音で侘しいんだ。
〈スーパーで買つた柿澁石鹸が悪臭消していつかまたスーパー くにを〉

©都築郷士

筆者近影。

〈四日のこと変遷したな休み暦に くにを〉
オマケぢや。

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