さうして怒濤が
僕を画面から連れ去る時
いづ方にか言葉を失し
たゞ「ある」と言ふに賭ける
もう一人誰かゞあり、
あゝ僕は
加減を知る / 遣ふ
推し測る為、
世界の大と
世界の狭とを -
〈いついつもあなたを想ふ円柱の設計者たる我痴れて痴れて くにを〉
夕暮れ過ぎに。
©都築郷士
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