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仕事でハシゴを外されれないため(地道な根回し)
会社勤めしていれば、小規模なプロジェクトでも、責任ある立場に立たされる経験はあるかと思う。
例えば、そのプロジェクトは新商品の開発であるとしよう。この場合、後ろ盾となる役員を立て、プロジェクト内容の合意を役員へ取り付け、その過程で都度、必要となる予算を握り、関係各所へ根回しを行って進めることになるかと思う。その過程で、数多の社内抵抗や当事者意識の無いプロジェクト参加者のサボタージュを経て、新商品開発のGOサインである最終稟議をゲットしなくてはならない。
この手のプロジェクトを複数抱えていれば、ポシャることはままあり、上手くいかなくても凹んだりはせず、さっさと次へと切り替える気持ちになる。ただ、経験が浅いと、手塩にかけたプロジェクトが失敗した暁には、結構なメンタルダメージが残る。
プロジェクトがうまくいかないのはよくあることだが、個人的にダメージが大きいなと感じたのは、ハシゴを外されたケースだ。プロジェクトで責任ある立場になり、胃が痛い日々が続き、それでも多くの関係各所との合意形成で働きかけ、なんとかゴールが見えてきたところで、突然、プロジェクトの死刑宣告をされようものなら涙目になる。
宣告してきたのが直属の上司による意思決定であれば問い詰められようが、ラインの異なる部署なり、役員からの意思決定であれば、泣き寝入りをせざるをえない。
ただ、嘆いてもどうにも仕様が無いので、前に進むほかない。プロジェクトでハシゴを外しを防ぐため、以下のことは心がけている。
関係部署へは何度も根回し
キーパーソンへは積極的に話しかけ、情報提供
進捗を電話かオンラインもしくは対面で確認
雑務は引き受ける(ミーティング設定とか)
たったこれだけかと思うかもしれないか、やりようがあるのはこれぐらいしか無い気がしている。個人的に大事だと思うのは、情報提供と進捗の確認だと考える。
情報提供されると、提供を受ける側としては、立場的にどうやら優越的な気分となるらしいので、積極的に行うようにしている。また、のちのちのトラブル、オレはきいてないを防止するためにも有効だ。
進捗確認はメールではなく、できれば顔をあわせて、頻度を多めに行うことが望ましい。その際、神は細部に宿るではないが、具体的に進捗を絵で描かせるように担当者の口から説明させるのが望ましい。何もしてないけど、「大丈夫です」なる回答を鵜呑みにして、痛い間に合うからだ。
ハシゴ外しはつらいが、それをさせないためにも地道な社内営業、地道な根回しが必要だと考えていただければ幸甚です。