論文の投稿先に関して(MDPI)
今日は博士課程の論文投稿先について、特にMDPIという学会誌に焦点を当てて話をしたいと思います。この話は私自身の体験に基づいていますので、何かの参考になれば幸いです。
経緯
私が通う慶應義塾大学大学院の博士課程の要件にはジャーナルでの論文掲載が2本必要で、自分の研究テーマに合ったジャーナルを探していたところ、MDPIという学会誌に出会いました。特に「International Journal of Environmental Research and Public Health」という学会誌が内容的にマッチしていて調べる中で「2nd Edition of Nursing and Palliative Care」という特集号があることを発見。特集号は比較的査読が早いということで、具体的なフォーマットや規定を調べていました。
投稿を検討
投稿を検討している段階で、MDPIのサイトに登録をしていろいろと情報を集めました。過去の論文を読んでみると、素晴らしいものもあれば、「これが通るの?」と疑問に思うものも。IF(インパクトファクター)が高いからといって、全てが信頼できるわけではないな、と感じました。
予想外の展開
事前登録も済ませ、論文を仕上げていざ提出しようとすると、突然のメールが。特集号がなくなるというのです。ClarivateがIJERPHの内容に問題があると判断し、Web of Scienceでのインデックスが取り消される可能性があるとのこと。そのため、特集号は中止となりました。
以下が実際に届いたメールの内容です。
気づきと注意
その後、別の投稿先を探していたところ、再びMDPIのサイトに行くと、多数の新しい特集号が組まれていました。これにはちょっと驚きました。そして、ネットで調べてみると、MDPIについていろいろな意見が飛び交っていました。
こんな記事も。
TwitterのトレンドにMDPIが上がっていたようですね。
↑と同じブログで日本国内の大学でMDPIと契約している大学リストが。
どうやら自分の慶應大学は契約していないそうですね。
今後に向けて
結局、そのタイミングで投稿しなくてよかったと思いました。皆さんも、投稿先を選ぶ際は慎重に。一見魅力的に見えるジャーナルでも、裏側で何が起きているかわかりませんから。
色々調べる中で、
Elsevier
Springer Nature
Wiley
あたりが信頼できそうですね。
以上、私の体験談でした。
投稿先選びには十分注意して、しっかりとリサーチをしてくださいね。
※本記事は自分の経験をもとにchatGTP-4が文章として書きました。
※画像は内容と関係ありません。
追記(2023/12/17)
結構、この記事が読まれているので、投げ銭方式にしたいと思います。
もしこの記事が参考になったと思ったら、投げ銭いただきたいです。
投げ銭いただいた方には参考になるかわかりませんが、自分が論文を執筆する際に参考にしている、youtubeやweb記事、書籍を紹介したいと思います。(順次更新予定。)
追記(2024/09/02)
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