SNSにおけるフォロワーの重要性が低下している、その理由は?
フォロワー数がSNSの究極の成功指標であった時代は過ぎ去りました。
しかし、InstagramやTikTokなどのプラットフォームでは今でもフォロワー数が表示されているので、ブランドは自社アカウントの重要業績評価指標(KPI)としてフォロワー数をよく利用していますが、今やフォロワーの重要性は低下しているとの見方が強まっています。その理由を探ってみましょう。
これまでのSNSマーケティングに対する考え方
かつてのSNSはフォロワーを増やすことが第一目的であり、自社製品やサービスについて交流できるオーディエンスを作ることが重要視されていました。
フォロワーが多ければ多いほど、アカウント認知度やフォロワーをより獲得できる可能性が高まり、フォロワーからの購買機会が増加します。
しかし、時代は変わりました。
フォロワーに届くコンテンツの減少
過去90日間のクライアントのInstagramアカウントをいくつか分析してみましょう。
広告を配信していなかった小規模アカウントのリーチ数
フォロワーへのリーチは実際のフォロワー数の約3分の1であり、リーチの大半はフォロワー以外でした。
フォロワーへ:3,869人
フォロワー以外へ:12,172人
広告を配信していた大規模アカウントのリーチ数
フォロワーへのリーチは実際のフォロワー数を大幅に下回り、やはりリーチの大半はフォロワー以外でした。
フォロワーへ:90,400人
フォロワー以外へ:9,900,000人
上記の例より、Instagramにおけるブランドコンテンツは、主にフォロワーではない人によって見られていることが分かります。
InstagramのCEOであるアダム・モセリは、”ユーザーが自分の知らない新しいもの、面白いものを発見しやすくなるための意図的な構造である”と言っています。(1:10〜)
MetaのCEOであるマーク・ザッカーバーグも、2022年にFacebookのフィードに表示されるコンテンツのおよそ15%、Instagramではもう少し多く、ユーザーがフォローしていないアカウントから提供されていると話しており、この数字が将来的に倍増すると予想しています。
SNSは「繋がり」から「興味関心」へと変化
SNSのアルゴリズムは繋がりを優先するものから、ユーザーの興味関心を重視するものへと変化しています。
SNSでフォローしている知り合いが、食べ物や買い物の投稿をしていても興味を持てないことはよくある話です。このような無関心が、アプリ使用率の低下やプラットフォームの使用時間短縮につながります。
TikTokは興味関心に優先順位をつけることで、この変化を加速させる重要な役割を担っていました。
TikTokアプリを開くと最初は「おすすめ」ページに自分の興味関心に基づいたお勧めコンテンツが表示され、Instagramのように自分がフォローしているアカウントのコンテンツを中心にフィードが構成されているアプリとは大きく異なります。
最近では、InstagramやTwitterなどのプラットフォームのフィードには、より多くのお勧めコンテンツやプロフィールが含まれるようになっています。こういったお勧めは、ユーザーのメインフィードに表示され、Instagramでは発見タブに表示されるようにさえなっています。
ブランドへの影響
SNSでの存在感を示そうとするブランドにとって、フォロワー数だけを主要KPIとすることはもはや現実的ではありません。
コンテンツはフォロワー以外の人たちにも多く見られているため、フォロワーの価値は下がり、虚栄心の指標になりつつあるのです。
こういった状況でもなお成功するには、アルゴリズムと連動するコンテンツを作成し、あなたの投稿をフォローしていないより多くのオーディエンスに見せるように工夫する必要があります。セールス的なコンテンツだけでなく、ユーザーの興味を引く魅力的なコンテンツを作ることに注力しましょう。
SNSアカウントの成功度を測るには、さまざまな指標を組み合わせましょう。リーチ、いいね、コメント、シェア、保存、ダイレクトメッセージ(DM)などを総合的に分析することで、単にフォロワー数を見るよりも、より有意義なインサイトを得ることができます。
さらに詳しく知りたい方は、ぜひお気軽にご連絡ください。
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