Unity騒動に思うリスク分散の重要性
こんにちは!まること申します。元ブルーカラー社畜で、今は個人事業主という立場で個人制作ゲームクリエイターとして活動しております。
最近、ゲーム制作の界隈ではUnityがとんでもない発表をして激震が!!要約すると20万米ドル(約3000万円)以上の売り上げ+インストール数20万回以上の条件を満たすUnity製ゲームアプリから、それ以降は1DLあたり30円徴収しますっていう内容。自分を含む9割の弱小ゲーム制作者からすればほぼ関係がないとは言え、1割はモロにその影響を喰らう・・・。
一番懸念すべきは、この発表によってそれまで築かれてきたUnityのコミュニティが衰退していくかも、っていう点。Unityがいかに優れたゲームエンジンだとしても、いかに9割の開発者に影響が出ないとしても、Unityの姿勢に納得できず、別のゲームエンジンに衣替えをするところも増えてくるでしょう。すると待っているのはUnityが消え去る未来・・・。それは避けたいけど、どうなることやら。
本題はここから。今回のUnityの発表から我々はどうすべきか?それはリスクを分散しておく。これに尽きる!どういうことかというと、これまではUnityに絞ってゲーム制作をしていたけど、もしUnityがダメになった時のための保険を用意しておく、と。
例えば
・2DのアクションやシューティングゲームはGameMakerで作る
・2DRPGはRPGツクールシリーズで作る
・3DゲームはUnreal Engineで作る
という風に、作るゲームによってゲームエンジンを切り替える。こうすればもしいずれかのゲームエンジンがダメになっても他で補える。
もちろん、ひとつのゲームエンジンを習得するためには時間的なコストがかかるという点も考慮しないといけない。慣れ親しんだゲームエンジンから、まったく別のゲームエンジンに手を出すのはストレスが伴います。それでも、もしもの時のために準備をしておくに越したことはない。それに別のゲームエンジンを触ってみることで、新たな発見があるかもしれない、という期待もあったり。
今回のUnityの件で、多くのゲーム制作者がGodot EngineやUnreal Engineに衣替えをしていくのかもしれません。あるいは僕のように元々2Dゲームに絞って制作している人はGameMakerが有力かも?
Unreal EngineにしてもGameMakerにしても、今回のUnityのやらかしに乗じて(?)手厚いユーザーズガイドを用意しており「どのゲームエンジンに乗り換えするかで迷っているならぜひうちへ!!」とアピールしてますね。
このまま「とりあえず」Unityを使い続けるのも、別のゲームエンジンに乗り換えるのもアリだと思います。どっちが正解、というのは難しいと思います。
個人的にはこのままUnityを使いつつ、別のゲームエンジンも積極的に触ってみようと思います。いや、それにしても自分含め、いかにUnityにべったりだったのかが浮き彫りになった・・・。
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