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絵空事番外編⑧

要介護者の通院と運転免許証返納について
今日は2,500字を超えています😅。内容にご興味のない方は、無視してください😅。

高齢者による交通事故の報道が多いと思います。ただ、これって交通事故を起こした人が「高齢者」だった場合に、報道機関が取り上げがちなんだそうです。

少子高齢社会です。総人口に占める高齢者が増加しています。交通事故を起こす高齢者の割合が増えて当然だと思います。

但し、よく言われるように、交通事故を起こした高齢者の運転技術に問題があるのも事実だと思います😞。

自分は過去に父の運転免許証を返納させました。その時の父の年齢が81〜82歳でした。父が車に乗って出掛けて、車を故障、立ち往生させて、タクシー🚕で帰宅したのが、きっかけです😭。

自分が当時のかかりつけの内科に付き添って診察を受けました。簡単な認知症チェックテストを受けて、14点でした。多分20点以下だと認知症という診断になったと思います😓。
検査内容を、はっきりとは覚えてないのですが、100から7を引いていく計算が全くできなかった。
時計の文字盤に◯時◯分と針を書き込むのができなかった。
逆に野菜の名前をあげる問いには、10種類以上答えるなど、
できる問いとできない物のギャップが大きいと言われました。70歳頃の脳梗塞が原因ではないかと思います😞。手に全く麻痺が無いので見た目では気づかないですが、CT画像を撮影すると、かなり大きな脳梗塞の跡が見られます。脳梗塞が徐々に起きたため、他の血管が伸びて、大きな身体的な麻痺が出てないんです。

先生には、あっさりと「お父さん認知症ですね」って言われてしまいました。父は、かなりショックだったようです😭。それ以後、かかりつけ医を変えました😩。

運転免許証返納のきっかけ
父は長年ミッション車を運転していました。ずっと乗り慣れた車を運転していたら、もう少し返納まで時間があったかもしれません。

というのも、父は若い頃の事故の後遺症で、長年左足が悪かったんです。ミッション車は、左足でクラッチ操作をしないといけません。
車を買い替えた時に、感覚が変わり、クラッチを踏んだまま走行させたんです。本人は、足がクラッチから離れているつもりでした❗️。そのためクラッチが故障して、何回か、信号待ちの時に車が立ち往生❗️。後続車の中の、見ず知らずの親切な方々のお世話になって帰宅しました。お礼を言おうにも、どこのどなたかもわからぬままでした😓。

全く懲りずに、何回かクラッチ修理をすることになりました。当時の父は認知症の症状もあります。長年お付き合いのあった車屋さんは、当初は「修理部品がなかなか届かない」等の言い訳で時間を稼ぎ、父に車を運転させないようにしてくださいました。それは、自分が先回りし、車屋さんに「自分が説得して運転免許証を自主返納させる」と、連絡していたからです😓。

車で毎日のように外出していた父には、車屋さんの言い訳対応には我慢ならなかったようです。
毎日何回も車屋さんに電話する。する!する❗️
最後には、車が故障するのは、車屋さんの修理方法が悪いと怒鳴りつけたそうです❗️。

それで車屋さんも怒ってしまい、これまでの故障理由、修理方法や、交換した部品まで持参して、家に車を届けてくれました😭。

車は戻って来たのですが、その後、無理矢理父を説得して、運転免許センターに親子で運転免許証の返納手続きに行きました😅。

そこまでは、何とかなりました😅。
ただ、運転免許証返納後の父は、その後は坂を転がるように認知症が進行しました😭。

自分と買い物に行くと「糖尿病だから」と決まった食品しか買わないのに、近所の人には「無事故無違反なのに、子供に運転免許証を取り上げられた」と言って、「親切な?」人に頼んで、買い物に連れて行ってもらって、菓子パンや果物の大量購入をして、内緒で食べていました😩。

通院には車が必須のため、返納後、新しく通い始めた内科には毎回付き添っていたのですが、糖尿病の数値の悪化理由がわかるまで、少々時間がかかりました😞。

遠縁の親戚から、「お父さんが子供には内緒にしてって言って、色々と買い物してるけど、一応伝えておくね。きっかけが自分の告げ口と言わんとってな」というので、やっと把握😭。

高齢者が運転免許証返納をした後、通院や買い物のための外出に大変不便になります😞。父もバス停まで歩いて行ったり、停留所から行きたい店までの徒歩移動は困難だったようです😓。頑張って行っても、買い物した品物を持ち帰るのも大変です😓。

高齢者が交通事故を起こしている場所が病院だったり、コンビニやスーパーだったり。日常的に必要な場所に車を運転せずに行けるなら、運転免許証の返納をする方が増えると思います。

ストレスが少なく適度に外出して過ごせるなら、自宅で引きこもり認知症を進ませる方も減るのではないかと思います。

高齢者のための外出の支援策で自分が知っている範囲では、
75歳以上になると公共交通機関の利用料が一部無料になる。
タクシーを何%か割引料金で利用できる。
地域によっては、自治体が決めたルートを定期的に運行するコミュニティバスが利用できる。
介護保険で要介護1以上の認定を受ければ、通院や市役所など行き先が限定されますが、自宅〜目的地のみ、介護保険負担割合に応じて、通常より安い金額で、自宅内まで迎えに来て、受付まで。用事が済めば迎えが来て、自宅内まで送り届けるサービス(通院等乗降介助)を、有料で利用できます。但し要介護認定を受けても、人手不足、対応事業所不足でなかなか利用できないかもしれません。そもそも、要介護認定を受けている方が1人で外出するので、不親切なサービスです。どうしても付き添いが必要と理由を申し出て、自治体の介護課が認めたら、家族の付き添いも可能ではあります🉑。

長々と書いて来ましたが、日常生活に車の運転が必要なため、運転免許証返納をし難い高齢者の、やむを得ない?運転による交通事故予防に繋がる対策の決定打は、現在ないように思います。

そう遠くない未来の、自分自身が車の運転に自信がなくなった時に、安心して返納できる制度ができている事を願っています。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
コメント大歓迎です😊。


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