アーカイブ・アイオワの先住民の村へ・7
しかしそうでない例もあった
やはりアイオワで先住民の集落をホストに案内された時の事
大平原を延々と走り続け、林を抜け、少し開けた窪地のような所に出た
ピンクやムラサキのペンキで塗られた粗末な小屋が散在していて
洗濯物がロープいっぱいに干してあった
少し行くとレンガ造りの体育館のような立派な建物があり
中を覗くと数人が踊りの練習の真っ最中😍
訊くと明日がベテランズデイ(退役軍人の日)だとのことだったが
そのあまりにも不釣り合いに立派な建物がコミュニティーセンターだった😅
これは州政府が先住民の教育と文化の伝承と保護の目的で建てたものだというが
こちらの方は日本の事情に近いように思われた
日本では行政がプログラムを作り呼びかけることによって
住民の意識のボトムアップと平均化を図ることが出来るが
住民の自主性が育たないという課題があるのではないだろうか?😅
町おこしを単なる一過性のイベントや箱物造りだけで終わらせないためにも
アメリカ人の自主独立の精神を学び、享受から自主参加へ
そして行政と住民との開かれた関係を創っていかなくてはならないだろう
ともあれ私達の町は、戦後間もなく出来た公民館を別として
美術館も図書館もその活動は始まったばかりである
アメリカのように大きな根に支えられているのではなく
これから根を作っていく難しさはあるが
どのように人が変わるか、町が変わるか、これからに期待したい😍
(おわり)
宝くじで5億円当たったら美術館を建てるだろうと
書いたばかりに
32年前にアメリカの文化施設の成り立ちを調べた記事を
長々と紹介してしまいました
お付き合いして頂いた方々に感謝です😍