映画「ロギワン」を観て
原作が最近日本でも翻訳されて、気になっていたのですが、まさにその作品が映画化、内容もキャストも気になっていたので、昨夜視聴しました。
みた映画の紹介
原題 로기완 邦題 ロ・ギワン
2023年製作（2023年2月6日〜5月28日までハンガリーで撮影）
上映時間 131分
2024年3月1日よりNetflixで配信が開始されました。
キャスト・スタッフ
出演 ソン・ジュンギ、チェ・ソンウン、チョ・ハンチョル、
キム・ソンリョン、イ・サンヒ、イ・イルファほか
監督・脚本 キム・ヒジン
原作 チョ・ヘジン「ロ・ギワンに会った」
あらすじ
人生の最後の希望を抱いてベルギーに密入国した脱北者と人生の理由を失った女性のラブストーリー
この映画を選んだ理由
最近韓国文学を読んでいて、原作者のチョ・ヘジンさんの名前を知りました。この作品は著者の初期の作品であり、脱北と難民という2つのハンデを扱っていると知り、原作より先に見るのは気が引けたのですが、気になって見てしまいました。
感想
「人生の最後の希望を抱いてベルギーに密入国した脱北者と、人生の理由を失った女性のラブストーリー」と映画の作品紹介に簡単に書かれていましたが、ヨーロッパの見慣れない土地、ベルギーで人生の最後の希望である難民の地位を認められるために孤軍奮闘するロギワンの人生を眺める温かい視線と慰労が目立つ作品です。
また、生き残るために最後まで努力するギワンと生きる理由がないと考えるマリ、2人が異邦人として耐えなければならない冷酷な現実の中で、お互いの温もりを感じ、導かれていく姿は、人生の意味に対する省察と深い余韻を抱かせています。
平和な日本に生きる私に、想像もできない苦しみがまだあるのだと考えさせられる作品でした。
マリ役のチェ・ソンウンさんがとても愛らしくて、今回の映画に花を添えていました。次回作が楽しみは俳優さんです。
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