移民一家の理不尽な運命と逞しさ
第93回アカデミー賞で、祖母スンジャを演じたユン・ヨジョンが助演女優賞に輝いたこの作品を、いつか観たいと思っていたので、やっとNetflixが配信してくれて、とても嬉しかったです。
観た映画の紹介
原題:MINARI
制作:2020年 アメリカ
上映時間116分
劇場公開日:2021年3月19日
キャスト・スタッフ
キャスト:スティーヴン・ユァン、ハン・イェリ、アラン・キム、
ネイル・ケイト・チョー、ユン・ヨジョン、ウィル・パットンほか
監督・脚本:リー・アイザック・チョン
あらすじ
感想
2020年・第36回サンダンス映画祭でグランプリと観客賞をダブル受賞。第78回ゴールデングローブ賞では、アメリカ映画だが大半が韓国語のセリフであることから外国語映画賞にノミネートされ、受賞。第93回アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚本賞など計6部門にノミネート。祖母スンジャを演じたユン・ヨジョンが助演女優賞と多くの賞を受賞した作品です。
なので、私は勝手に移民という、大きな決断をしたアジア民族の家族の苦悩がクローズアップされて描かれていると思い込んでいました。
確かにスティーヴン・ユァン、ハン・イェリ演ずる夫婦はそうでしたが、彼らを助けようと一大決心をしてやってきたユン・ヨジョン演ずる母方の祖母と子どもたちはとてもたくましく、見知らぬ大地で生きていこうとする姿が描かれています。
見知らぬ土地での理不尽さを、破天荒さと毒舌、そして自分の得意とすることをもって、笑顔でやり過ごす祖母スンジャ。祖母を初めは嫌いながらも徐々に家族として認めていく様子を演じた長男デビッド役のアラン・キムにも私は心打たれました。
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