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余計なことを考えるから不安になるんだ

今日も相変わらず、寒いです。全く外出する気が起きません。が、備蓄していた食料も底をついてきた感が否めません。そろそろ重い腰を上げなくてはと思っていますが。
さて昨日は群ようこさんの「れんげ荘物語」シリーズを読みました。

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月10万円で「れんげ荘」にひとり暮らすキョウコ。必要なものは最小限。ささやかな幸せをかみしめる日々。大手広告代理店を早期退職したキョウコは、貯金を切り崩し、古いアパート「れんげ荘」で相変わらずつつましく暮らしている。元住人で、旅人だったコナツさんの新しい彼とその子どもとのことを心配したり、折合いが悪かった母親が倒れたり……と、いろいろあるものの、時にはお隣さんたちとゆっくりお茶を飲みながら、自由に穏やかに過ごしている。そんなキョウコの一番の楽しみは、心の恋人・猫のぶっちゃんと散歩途中で出会うことだ。(Amazon内容紹介から抜粋)

ロングセラーとなった「れんげ荘物語」シリーズも第5弾で、書き下ろし作品です。
群さんの作品は生きてきた時代も近いせいか、物語もエッセイも素直に受け入れてしまう魅力があります。

主人公のササガワキョウコは未婚ですが、会社員として社会人としての経験をした後、今はどちらかというと隠居生活です。

バリバリの会社員時代を経てからか、今の慎ましさが今の私に通じている点も多くて共感できます。

親との死別に

「あんな人間にはなりたくない」

と、若い人たちとのお付き合いに自重したり

「どうして覚えておくべきことは忘れて、どうでもいいことばかり思い出すのか」

といった年齢的な不安を抱えたりします。

それでもご近所の年長者クマガイさんに


「余計なことを考えるから不安になるんじゃないの。毎日を生き続けているだけ。将来なんて言葉は知らないっ」

と言い切られ、元気をもらったりするのです。

生活していればなのかと気を病む近所付き合いも、「他を羨む」ということがなく、ゆったりとした雰囲気にホッととできる作品ですね。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
3月3日桃の節句。こちらは月遅れで祝います。今日もあなたにとってかけがえのない1日となりますように

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