見出し画像

それでも世界は回っている

こんにちは。今週も始まりました。昨夜は久々の長時間運転に疲れたのか、夕食後身体がだるくて、1時間ほど横になって、そのあと起き出して片付けたりしたら、今度は眠れず、深夜遅くなって寝たら、今朝はしっかり寝坊。

朝家事、従姉にいただいた野菜の下準備などして、朝食を済ませました。

さて今日は読み終えた吉田篤弘さんの「それでも世界は回っている」を紹介します。

本作は2024年2月28日に徳間書店より224ページの単行本として発売されています。

Amazon等で紹介されているあらすじは

この世界は喜びと悲しみを繰り返しながら回りつづけている。もう、泣かないで。師匠のベルダさんが愛用していた万年筆のインク、〈六番目のブルー〉を探し求めてジャン叔父さんと旅をつづけてきた14歳のオリオ。インクの秘密を解く鍵が奇妙な唄にあるとわかるが、なかなか見つからない。そんなとき、迷えるオリオを導いたのは世にも稀な「本当の真っ赤な林檎」だった――。

「ロングセラー『月とコーヒー』から派生した〈インク三部作〉堂々完結!」と帯に書かれて、このシリーズも終わるのかと、少しセンチメンタルな気持ちになりました。

一時期、吉田篤弘さんの著作品に没頭して読んだ時期がありました。

こう表現するのは語弊があるかもしれませんが、私にとって著者の作品は、「星の王子さま」や「銀河鉄道の夜」そして傾向が外れますが「デミアン」を読んだ頃の自分に帰らせてくれる感があるのです。(自分の読書歴の狭さも感じますが)そして著者の書かれている文章にとても共感してしまうことが多いことも、いつも驚きです。

人と人は、考えや思いが違うから争うんじゃないんだよ。同じことを考えて、同じものを求めるから、争いになる。

本文p38抜粋

人と人が「結ばれている」というのは、すぐ隣に寄り添っているからそう云うのではない。たとえ、二人がいる時間や空間が遠く離れていたとしても、すぐ隣の誰かと言葉を交えるように睦み合える。たぶん、人間にはそんな力がある。p165−166

本文p165−166抜粋

引き継ぐというのは、その人をそっくり真似るのではなく、その人の思いと自分の思いが一つになることを云うのだ。p205

本文p205抜粋

このシリーズも「月とコーヒー」から読んでいて、結末もとても気になっていました。結論である、6番目のブルーはどうやって作られたのか、それは是非読んで納得してみてください。

装丁も著者の会社が手がけています。

#シニア #いなか暮らし #今日のつぶやき #吉田篤弘 #徳間書店 #読書感想文 #読書好きと繋がりたい #毎日note #連続投稿567日目

いいなと思ったら応援しよう!

バーバ
いつも読んでいただき、ありがとうございます。これからも励みますね。

この記事が参加している募集