自分のアイデンティティを大切にする女性たち
こんにちは。昨日の母の面会で一息ついたと思ったら、特別老人施設(旧老人ホーム)の方から急遽空きが出たので、入居してほしいと朝一番に連絡がありました。
今いる老人保健施設にも特別老人施設が併設されているのですが、特別老人施設はいつ空きが出るかわからないと聞いていたので、本当にびっくり、明日正式に入居の申し込みをしに行き、来週月曜日には移ることが決まりました。
母がくも膜下手術でお世話になった病院の近くの施設なのでその点は安心ですが、また施設を動くので本人がまた慣れるのに苦労するのではと少し心配です。先に心配ばかりしていては始まりません。現実を受け入れていきたいと思います。
さて今日は韓国文学の翻訳本の感想です。
この作品を選んだ理由
ベストセラー「キム・ジヨン82年生まれ」以降作家キム・ナムジュさんの作品に注目し、読むようにしています。最近は韓国文学の翻訳本もかなり多くなりましたので、読める機会が増えて嬉しいです。
読んだ作品の紹介
出版社 : 筑摩書房
発売日 : 2023年3月1日
単行本(ソフトカバー) : 272ページ
あらすじ
感想
「著者はあとがきで『すべてが私の体験談ではありません』と語っているが、すべてではない、という言い回しが、むしろ作品の発表後、著者を襲った日々の苛烈さを想像させる」と訳者あとがきに書かれていて知ったのですが、著者がさまざまな形の誹謗中傷にさらされ、筆を折る一歩手前まで追い込まれ、今や別な形の暴力の出現したとは、ベストセラー「キム・ジヨン82年生まれ」のその後に私自身も期待していたので、残念なりません。
しかし本作短編集は「キム・ジヨン」の世代のみならず、老いも若きも女性として生きるだけでなく、多くの役割を持つ一人の人間として生きる難しさや苦労をフィクションの形でまたも提起し、そして未来への光も描いてくれたことに、人生の先輩である私たちも何かしら声を上げたくなるそんな感想を持ちました。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。明日もよろしくお願いします。
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