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消費される階級

夫に促されて、半ば嫌々ながら行ってジムですが、終えてみるとそれなりに身体がスッキリして、思わず夫と日替わりランチを食べて帰りました。

さて積み上がっていた図書館の本もいよいよ残すところ3冊。そのうちの1冊をジムに行くまでに読み終えました。

あの人より、上か、下か――
「差別や格差を無くして、様々な違いを持つ人々が全て横並びで生きていきましょう」となった昨今、表面上は序列、区別、差別は消えたものの、姿を変えた「凸凹」は、いまだ世の中のあちこちに。
『負け犬の遠吠え』『下に見る人』『男尊女子』『家族終了』など、時代を切り取る名著の書き手が、日本人の根深い階級意識をあぶり出す。
「上に見たり、下に見たり」を考察する21章タイトル。

Amazon内容紹介より

人が二人いればすぐに上下をつけたくなる人間という生き物は今、もしかしたら本能なのかもしれないその「上下差をつけたい」という欲望を内に秘めつつ、「違いを認め合い、すべての人が横並びで生きる」という難題に挑もうとしています。実は革命以上の困難を伴うものなのかもしれないその挑戦は、これからどうなっていくのか。我々の生活の中に潜む階級の数々を見つめつつ、考えていきたいと思います。

本書「はじめに」より一部抜粋

私が気になったのは、やはり年齢的に「超高齢化時代のおばあさん格差」。そして「稼ぐ女と、使う女」この2つが特に興味深く読みました。

また皇室に関しての考察も面白く、感心させられる内容です。

ただこの作品を読んで、今後私はどうしたいのか、どうすべきなのかは、実ははっきりと掴むことができませんでした。この作品は提示はしていますが、その先は見えません。そこがなんというかソワソワするといいますか、もう一つガッテンできませんでした。惜しい!

著者は今後もこんな感じで作品を世に出されるのでしょうか?なんかもったいない気がしてなりません。

今日もお疲れさまです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

あっという間に師走も3分の1が過ぎて行きました。しっかり地に足をつけて過ごさないとうっかりがありそうです。気をつけていきましょう。

いつもスキをありがとうございます。

#シニア #田舎暮らし #今日のつぶやき #酒井順子 #消費される階級 #集英社 #読書感想文

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