別れ際の言葉
あなたは、人と別れるときなんて言いますか。
あ、一生のさよならとかそういう物凄く悩んじゃいそうなテーマじゃなくて、どうせまた明日学校や職場に会うだろうなってときの別れです。しようと思えば、いつだって連絡取れるであろうくらいの。
ちなみに日本語の「さようなら」は、単に「左様であれば」「それでは」などの接続詞が段々と単独の別れの言葉として定着するようになったらしい。「そんじゃまたねー」ってか。軽いな。
え、じゃあGood-bye は。昔は"God be with you"が"Godbwye"という短縮形で使われていて、「神が汝と共にあらんことを」みたいな意味だったんだとか。さすがキリスト教文化だね。今のアメリカ人の兄ちゃんたち絶対そんなこと気にしてないっしょと思うんですけど、自分はこういうの好きだったりします。なんの気無しに相手の福を祈るって素敵。
さっきは、日本人軽っ!って言っちゃったけど、もしかしたら、「火事とかで天災とかで会えなくなっちゃうかもしれんけど、いつかまた会えるよね」くらいの気持ちがあったかもしれない。まあ知る由はないんだけどさ。
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前置きはこんなもんで、じゃあ、あんたはなんて言うのさって話であります。
自分はね、「ありがとう」って言います。
なんじゃそれ変なやーつくらいに思ってもらえるとちょうど良い。
考えすぎがホントにいきすぎて、もしかしたらこれで最後になるんじゃねーかとか。このまま何かスンゲー事件とかあってこうなるんだったらありがとうくらい言いたかったってなるんじゃねーかとか思っちゃうんですよ。
だからね、「ありがとう」って言う。
あと、帰り道に話いっぱい聞いてもらったりするとさ、照れ臭くなって「なんか今日はありがとーな」って、言いたくなるじゃないですか。
心の友よー!お前うんうん言ってただけだけど、それでも嬉しかったぜみたいな。
やたら別れ際にありがとうって言ってくる人いたら自分です。そんときは笑ってバイバイしてあげください。
ありがとう。