生後7ヶ月の赤ちゃんと高尾山に登る
もともと妊娠前は、ちょくちょく夫婦で山に登っていました。数年前に山の先輩に連れて行ってもらったのをきっかけに、ちょこちょこ登りながら山の魅力に開眼、これからもっと本格的に山の人になるぞーーー!!と思っていた矢先に妊娠したのでここ1年半くらいは全く登れていませんでした。
そんな我々のホームグラウンドならぬホームマウンテンが高尾山。自宅から電車でアクセスし易いこともあり、もしかして四半期に一回くらいは登っていたかもしれません。そういえば妊娠発覚直前に登っていたのも高尾山。
そういうわけで、息子の山デビューは慣れ親しんだ高尾山で!と決めていました。そして、東京の暑さが過ぎ去ったこの10月、今か今かと楽しみにしていた一緒に登れる日が遂にやってきました!
移動方法
今回は電車で高尾山口駅まで行きます。家からロープウェイの高尾山駅まではベビーカーで行き、高尾山駅のロッカーにベビーカーを預ける作戦です。500円で預けることが出来ました。
登山道は抱っこ紐で登ります。まだ7ヶ月で9キロほどしかないので、抱っこ紐でギリギリイケるかな。もう少し大きくなったらキャリアを買いたいです。抱っこ紐は、できれば前抱っこではなくおんぶの方が良いです。前だと足元が見えなくて結構歩きづらいです。
登りはゆったりしていて大好きな稲荷山コース(最後の階段がしんどいけど)、帰りは疲れ具合によって1号路+ロープウェイか、4号路あたりにするか決めようと思います。
スケジュール
息子のお昼寝やご飯のスケジュールに合わせてなるべくスムーズに行動できるように計画したスケジュールは以下の通りです。(ちなみに通常、息子は朝7時起床 → 7時半ご飯 → 9時半朝寝30分 → 11時半ごはん → 12時半お昼寝2時間というスケジュールです。)
8:00 出発
9:15 高尾山口駅到着(駅にておむつ替え→ロープウェイ駅でベビーカー預ける)
9:45 稲荷山コース登り開始(コースタイムは90分なので、ゆっくり登って2時間を想定)
12:00 山頂到着、お昼ご飯
13:00 下山開始。1号路+ケーブルカーか、4号路。いずれも1時間程度。下山中にお昼寝していただく想定。
14:30 高尾599ミュージアムで休憩
15:30 高尾山口駅出発(15:29, 15:49)
17:00か17:30頃帰宅
計画は上記の通りでしたが、登りは結局2時間半、山頂では1時間半休憩、下りは予定通り1時間半と、だいぶゆっくり目なペースでした。赤ちゃん連れだと休憩も多く、思っているよりもかなり余裕を持って計画した方が良さそうです。
下山後は、こちらのブログに書いてあった高尾599ミュージアムで休憩する予定です。赤ちゃんをごろごろさせながら休憩できる場所があるみたい。
赤ちゃんの服装
私たちが行ったのは10月中旬の晴れた日の日中で、登山口の最高気温は24度です。山頂は、多分17度〜20度くらい。
登るときは抱っこ紐です。暑いのか、寒いのか、なんなのか見当がつかないので、レイヤリングできるように色々持っていくことにしました。荷物が多めですが、初めての赤ちゃん連れ登山なので、仕方なし。
基本は長袖ロンパース + カーディガン + ズボンで行きます。あと帽子。
寒そうなら、もう一枚長袖長ズボンのロンパースを重ねる予定。
あと足が寒いかどうかわからないので、靴下も装着。
防寒用には、モンベルの抱っこ紐&ベビーカーカバーを持っていきます。
こちらのめちゃきゃわなパタゴニアのフリースロンパースは完全に可愛いから着せたいだけですが、もし気温がちょうど良さそうであれば着せます。
結果的には、10月中旬の晴れた日の高尾山はまだまだ暑く、登っている途中は抱っこ紐で密着していることもあり夫も息子もかなり暑かったので、長袖ロンパース + 靴下だけで登りました。もちろん、パタゴニアのフリースはただの巨大なお荷物。でも、まあ寒かったら困るので、フリース以外の着替えは持ってきて良かったです。
持ち物
ランチは山頂の蕎麦屋さんでいただく想定なので、大人のクッカーやランチは今回は持っていきません。水も入れると全部で7kg近くになってしまいました。やはり液体ミルク重い・・・
大人用
シェル
水、水筒
携行食(甘栗と、夫の好きな月餅)
朝ご飯(おにぎり2つ)
ご褒美の甘酒とフルーツ
いつもの山のセット(救急セット、携帯ライト、地図、携帯トイレ、ゴミ袋、エマージェンシーシート)※日帰りの山でも持って行くセット
モバイルバッテリー
子供用
ミルク3回分(11時、15時、17時半。11時と17時は缶で120ml缶4本。15時は休憩スポットでお湯をいただけるらしいので、固形のものにします)
水(プラスチック哺乳瓶に入れて、100mlくらい持っていきます)
離乳食とスプーン
おやつ(大人が食事している間に集中してつかみ食べしてもらうためのもの)
フルーツを入れてチュパチュパできるやつ(同じく)
おむつ(少し多めに5枚)
ガーゼ(色々拭いたり、背中に入れたり)
着替え(長袖ロンパース1枚、長ズボン一枚、ロンパース薄手と厚手)
モンベルのマフ
軽いおもちゃ(くまと、バナナと、布絵本と、シルクスカーフ)
おくるみ(防寒、休憩時のシートとして)
山行の様子
登り
慣れているはずの稲荷山コースでしたが、産後の体力の衰えが半端ないのと今日はアルプス級の荷物の重さで登っているので超しんどかったです!
途中の稲荷山山頂で引き返そうかと思ったくらい。でもなんとかゼーゼーいいながらも山頂につきました!コースタイムは90分、計画では120分で登頂する予定でしたが、150分くらいはかかりました。
途中、慣れない抱っこ紐が窮屈だったのか、パパの背中が暑かったのか、息子はめちゃくちゃ文句が多くウーウー唸っていたので、多めに休憩して抱っこ紐から出してあげたり水分補給していたので思っていたよりも時間がかかりました。
抱っこ紐はやはり大人と密着するので、大人も子供もものすごく暑い。次回は山用のキャリアを購入して臨みたいと思います。
山頂
12:30到着!まずは山頂のお蕎麦屋さんで腹ごしらえします。少し山頂より下ったやまびこ茶屋だと座敷があるのでそちらに。と、思ったら座敷は団体にしか開放されてなかったです。結局、結構狭い席でだっこしながら食べました。食べてる間はおこめぼーを持たせておいたら大人しく待つことができました!おこめぼー持ってきてよかった...
ご飯を食べたあとは、山頂でしばし休憩です。本当はビールを飲みたいところですが、初めての赤ちゃん連れ下山なので念の為控えます。持ってきた甘酒と冷えたフルーツで休憩!と、思ったら冷蔵庫の中に忘れちゃってました...!
山頂から少し降ったところの大きなトイレにオムツ変えられるところがあります。高尾山口駅で夜用おむつに履き替えたんですが、ちょっと漏れちゃってました...
下山
14時ちょっと前くらいに下山開始。疲れたので一号路とケーブルカーで帰ることに。途中の薬王院で抹茶ソフトクリームなど食べながらかなりゆっくりの下山です。
15時にケーブルカー乗り場に到着。混んでいてかなり並んでいる!
15:30くらいにケーブルカーの駅に着きました。本当は高尾599というところで休憩しようと思ったのですが、ちょうどいい特急があったのでそのまま帰ることに。
登山後は毎回なぜか無性に焼肉を食べたくなるのですが、この日は初めての子連れ焼肉に挑戦!最寄駅の焼肉屋さんに寄りました。ここでもおこめぼーに救われて、わりとゆっくり焼肉を楽しむことができました。登山後の心地よい疲労が最高のスパイスとなって、こんなにうまい焼肉ってある?ってくらい普通の焼き肉が美味しく感じます。
うちに帰るとクタクタでしたが子供がいると、ソファに雪崩れ込めないのがつらいところ。満身創痍でしたがパパが離乳食とお風呂をやってくれている間に山の道具の片付けをすませて、寝かしつけ、20時手前にようやく一息つくことができました!
とにかく高尾山は子連れ赤ちゃん連れが多いので連れて行きやすいです!疲れたらケーブルカーで下山することも可能。高尾山口駅のまわりも新しいお店が増えていて楽しいですね。
赤ちゃん連れのファースト登山にまさにぴったりな山でした。息子も空や山の景色の移り変わりをパパの背中からキョロキョロ眺めながら、時折気持ちよさそうにしていました。自分の足で歩けるようになったり、自分の目や手で山の自然を発見したりできるようになるのが待ち遠しいです。
やっぱり2人のときの10倍くらいは疲れるけど、またすぐにでも山に行きたいと思わせてくれる高尾山でした!