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[絵本のレビュー] パイオニア”ショーヘイ”の伝記。「うえをむいてあるこう:ジャイアント馬場、世界をわかせた最初のショーヘイ」 

『うえをむいてあるこう:ジャイアント馬場、世界をわかせた最初のショーヘイ』 くすのきしげのり 坂上暁仁 筆者レビュー (5/5)★★★★★/★★★★★ (㊟1)


絵本の表紙


画像引用元:amazon.co.jp

🔼 帯の文はスタン・ハンセン氏が担当。(英語全文も記載。)裏表紙に

もスタン・ハンセン氏の勇姿が描かれる。




こんな人におすすめ

  • 大人でも読みたい

  • 子どもとも読みたい

  • 人におすすめしたい

  • 彼のことを知りたい


あらすじ


  背が高いことでからかわれた”ショーヘイ”は努力の末、プロ野球選手にな

る。しかしケガと不運により、引退。

 ”ショーヘイ”が次に進んだのはプロレスリング。デビューをかざった”ショ

ーヘイ”はアメリカ修行にいく。待っていたのは”天国”と”地獄”……。

 -馬場正平-(ばばしょうへい)。プロレスラー・ジャイアント馬場。

 プロ野球選手・大谷翔平以前に活躍した、”ショーヘイ”のものがたり。


🔼これまでbeanjoが読んだ絵本の記事一連。

この記事にそこまで時間を割けない人はここでブラウザバック。戻って

もかまいません。しょうがない。最後までつきあってやろう、という人は

さいごまで目を通してみてください。


よかった点:パイオニア”ショーヘイ”の”天国”と”地獄”


  ”ショーヘイ”の栄光でなく、挫折や絶望といった部分もきちんと書かれ

ている。


うーんな点:もうひとりの”ショーヘイ”とあわせて読む


 この絵本が発刊された時期(令和6年。2024年)と同じ年に発刊された、

もうひとりの”ショーヘイ”のものがたりと一緒に読んでちょうどいい内容。


筆者のレビュー

   子供向け  ★★★☆☆    よみやすい  ★★★☆☆
   大人向け  ★★★★☆    絵のしかけ  ★★☆☆☆

   総合    ★★★★★(㊟1)

㊟1.もうひとりの”ショーヘイ”のものがたりも読んだ場合


もうひとりの”ショーヘイ”のものがたり


画像引用元:amazon.co.jp

🔼大谷翔平。野球選手。プロ野球界の常識でだれもが不可能と考えた”投手 

兼 打者”(二刀流)を可能と証明した男のものがたり。

🔼beanjoのレビューへのリンク


用語解説


   パイオニア/pioneer  主に 開拓、先駆、草分け、と何もないところ

             を切り開く人をさす。

かいたく[開拓] ㊀荒れ地や山林を開いて耕地にすると共に、その周辺に
         道路・水道・住宅その他公共施設を建設すること。
          ㊁新しい分野や進路を切り開くこと。

新明解国語辞典 第五版 金田一京助ほか編著 三省堂 2002 215ページ

せんく[先駆] ㊀普通の人より早くその必要をさとり、実行した人。パ
         イオニア。
        ㊁前駆。
ぜんく[前駆]   ㊀「先乗り」の意の漢語的表現。先駆け。

 新明解国語辞典 第五版 金田一京助ほか編著 三省堂 2002 782ページより



<参考文献>

『うえをむいてあるこう:ジャイアント馬場、世界をわかせた最初のショーヘイ』 くすのきしげのり 坂上暁仁 303BOOKS 2024

『野球しようぜ!大谷翔平ものがたり(世界文化社ワンダー絵本』 とりごえこうじ 山田花菜 世界文化社 2024

ジーニアス英和辞典<改訂版> 小西友七:編集主幹 大修館書店 1994

新明解国語辞典 第五版 金田一京助ほか編著 三省堂 2002