誰のために作物を作っていますか?
「え!?」と思ってしまうタイトルですが・・・。
「誰かのためというか生活のためだよ!」あるいは「お金を稼ぐためだよ!」。
そんな声が聞こえてくる今回のタイトルに困惑されているのではないでしょうか。生活であったり、稼ぐためはもちろん大事なことですし、そこを前提としたお話です。
ここでお伝えしたいのは、明確な人物像が見えていた方が本当に買いたい人たちに向けて伝えることができ販売しやすくなったり、未来の自分が向かいたいところへ脱線するとなく進むことができるという利点があります。
では、どのようにして明確にするかを次のページでご説明します。
農家さんで例えてみますと・・・
Q.〇〇農園は誰のために野菜を作っているか?
A.地域の人のため。
Q.なぜ地域の人のために作るのか?
A.子育て世代が地域に増えたから。
Q.なぜ子育て世代のために作るのか?
A.安心安全な野菜を食べてもらいたいから。
などと「なぜ?」の問いを繰り返します。
「なぜ?」を出し切ることで根底にある本質が見えてきます。そこが皆さんが作物を作る一番の理由であり、届けたい人物像です。
あとはその人たちにどのように伝えることで、商品を知ってもらい、購入してもらえるかをトライ&エラー方式(PDCAサイクル)で繰り返し考えて伝え続けることが大切です。
BANSOUであれば農家さん、生産者さんのための農業専門のデザインということです。
なぜ農業なの?と問われれば、農業にとってデザインの必要性を感じて専門のデザイン事務所がまだまだ少ないため少しでも農家さんにとってデザインをより短に感じてもらい、販促においてもお役立ていただきたいから。そのような視点で考えると先ずは農家さんや市場を知ること、お伝えする時はできるだけ業界用語使わない、農家さんに例えた言い回しでお伝えする等と、その人の立場になってお伝えすることでデザインを知ってもらうきっかけを創出できると私は考えています。
「そもそも、うちって誰のためなんだろ?」と思いあたる農家さんや生産者さんは、ぜひ「どんな方に食べてもらいたいか、どんな方たちが求めているか。」を考えてみることで向かうべき未来「自分がどうなってたいか?、どこで何を売るか?」や、伝えたい人でしたら「どのように思ってもらいたか」、食べてもらいたいお客様でしたら「一般の方なのか、お店の方なのか」が見えてくるのではないでしょうか。
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