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いまの売り場これで大丈夫?

農協への卸、スーパーへの卸、飲食への卸、産直、ネット(EC)での不特定のお客様に向けてと様々な販売方法がありますが皆さんは売り場を決めるときの選定基準はありますか?

「先代からこの販売先だから今も変わらず同じところで販売している」といった考えの農家さんもいらっしゃるかと思いますし、そのやり方で生計を立ててこられたのでしょう。

しかし、この売り場なら〇〇という論理的な理由があったほうが結果的な情報の収穫は大きいのではないでしょうか。

今回お話ししたいことは、
いま販売されている場所の棚卸的な考えも大切だということです。

昔からここで販売していて信頼もしているし安心するという考えもあリます、毎年同じもの、同じ量、同じように販売して購入してもらうことが理想であり標準です。

しかし、時代とともに企業の考えも変われば、購入されるお客様も変わります。卸であれば「去年までこの価格だったが今年は価格が落ちた」、「今年は契約しないと言われた」、直販であれば「去年まで買ってくれてたけど方は今年は購入されていない」など少しネガティブなお話ではありますが、そのようなことも起こりうるということを想定した上で、ここの売り場、売り方が適切か、毎年マイナーチェンジが必要ではないか。ということをお伝えしたいです。

予測の立て方は難しくはないと思います。
「なぜそのようなことが起こりうるか?」ということを大きい面で考えるのではなく下記のように点に分類して要素を付け足します。
・卸先
・売り場
・EC販売

下記が要素を付け足した例です。
おそらくその他にも考えられる要素があると思うので個人で付け足して考えてもらってOKです。
・卸先(担当者の動向・市場価値などの時代変動)
・売り場(売り場の客層・担当者の動向・市場価値などの時代変動)
・EC販売

卸先と売り場に共通する担当者の動向であれば、
その担当者と良好な関係を築けているか、来年も勤務されているか。
仮に担当者が代わり、引き継ぎになる場合の次の担当者はどうか。
卸している商品の市場価値も担当者から情報を共有できればしておきたいです。また現状の卸先をキープしながらも前年度の収益と比較して次の卸先の検討も視野に入れることも大切です。

売り場も同様に担当者の動向、市場価値の把握、現状と未来の客層予測が必要です。客層予測については過去の動向都度売り場に行くことが一番明確性が高いでしょう。

ECは売り場そのものは自己完結してしまうので、どちらかとういとサイト内の見直しだと思います。トライアルで購入される方であれば商品をどう見せるか、スムーズに購入いただくためのUI設計(利用のしやすさ)がなっているか。
リピートであれば通常よりもう少し購入単価をあげてもらうにはどのような施策が必要かだと私は思います。

今回のお話のポイントとしては万が一のことを予測して販売先のことを把握しておくということが大切です。体も同じで疲れたなと思ったら何らかの回復手段を取り入れますよね?いづれにしても体系的に習慣化することで自ずと身につき、自ら情報をキャッチできることだと思います。

先ずは今の販売先に少し疑問をもって活動されることをおすすめします。


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BANSOU
これから農業を始められる生産者さん、今現在奮闘中の農業生産者さんに向けてデザインのことを広く伝えて行きたいと思います!伝えたことが少しでもお役立ていただけるよう、より信憑性のある記事にするための学びや経験などの活動費に使わせていただきます!