2択
私達が常に監視されるのは
そうありたいと臨んでいるからだ
自分の一部を切り取り
整え飾りつけ晒す
実体のない優越感のようなものに
満たされる代わりに
顔の見えないのっぺらぼうが
冷たい刃で攻撃してくる
監視されたいと臨んでいるはずなのに
望まない監視は正論や倫理や道徳などはすり抜け
私たちの心を容赦なく傷つける
監視「させる/させない」
優越感を「得る/得ない」
心が「傷つく/傷つかない」
見たいものを「見る/見ない」
全ては2択だ
自分選べばいい
顔の見えないのっぺらぼうの言葉は
街中の雑音と同じだ
聞こうとしなければ聞こえない
自分で選ぶ
ただそれだけのことなんだ