From negativity→positivity
今更というかなんというか、最近の学びということで。
何もすることがないと、その分ストレスがない代わりに、思考がどんどんネガティブな方向に流れていく。そんなことに気が付いたのは、正月休み&コロナ再発で外出もままならず、部屋にこもりきりになっていた時だ。
「すること」と書いたが、ここで言うそれは、生産性の有無を問わない。一見、実益のない無駄なことに思えても、案外それが健やかな精神を保つ上で一役買っているのかもしれない。という仮説が、僕の中で持ち上がった。
例えば、本を読んだり、料理を作ること。趣味でそれらを楽しむ限り、その行為自体に実益はない。お金が貰えるわけでもない。意識して新しい知識を吸収するために本を読むほど意識が高いわけでなないし、調味料の量を計測してまで美味しい料理を作りたいわけでもない。
PCやスマホの画面を眺める代わりに指でページをめくり、カップ麺にお湯を注ぐ代わりに米を炊く。そんなほんの一手間が、思考を少しだけ前向きにしてくれる。気がする。
繰り返される生活の中で、ほんの少しだけ、自分の行動に手間をかけること。そんなことが、昨年から続く暗いニュースが終わらないこの世の中で、「ああ、今日もしっかり生きている」という実感をくれる。気がする。