『じゃあ、あんたが作ってみろよ(2)』を読みました。
最高でした。
1巻を読んで面白かったので、
2巻が読めて嬉しかったです!
あらすじは以下のとおりです。
2巻では、鮎美が本当の自分らしさに気づき、赤裸々のままに新たな恋をしていく場面が素敵でした!
自分を相手好みに着飾って偽りだらけの勝男との恋愛に物足りなさを感じていた一方、
勝男との時間もどこか忘れられないで、振り切れないでいるもどかしさも感じました。
先に進むってそんな簡単なことじゃないよな…
なんて理解したような気持ちになりました。
6年付き合った相手と別れるのは、相当苦しいものだったことが想像できました。
一方の勝男も、未練たらたらです。
勝男が鮎美に振られた原因を理解し、過去の自分の態度を後悔している姿が印象的でした。
そんな傷心しきった勝男に素敵なアドバイスをしてくれる青子ちゃんという新キャラ(勝男の職場の後輩の彼女)が現れたのですが、その青子ちゃんの言葉が一つ一つ刺さりまくって、胸が痛かったです。
勝男が家族に失礼な態度をとってしまった際に、
「みんなどうやって現代のマナーを学んでいるんでしょうか…」と言いました。
青子ちゃんは「普通に怒られる」という自分の経験を持って勝男にアドバイスをしました。
青子ちゃんは過去に親戚に失礼な態度をとってしまった際に、家族に怒られたそうです。
それからは一生、自分の過去の態度を許せないと言い、
「そんなことがないように、いろんな人の立場を知る努力をしたり想像したりしている」
と、自分が気をつけていることを勝男に伝えました。
要は「失敗から学べ」ということなのですが、
過去の勝男は失敗を失敗と思わず何度も失敗だけを繰り返してきました。
ただ、今の勝男は違います。
周りの人の助けもあって、失敗を失敗で終わらせず、自分が変わる努力ができるようになったのです。
勝男が今後どう変わっていき、どんな人生を選択していくのか、続きが楽しみで仕方ないです!
読んでくださりありがとうございました𓅓