バンブー貫徹

小説を描いてます REUSE〜不要な夫買い取ります〜　※毎週火曜日更新予定

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REUSE〜不要な夫買い取ります〜【第二話】マザコン男④

『そろそろかしらね』 梅昆布茶をすすり、重い腰を上げて今日も来店予約の人を待つ ヒト買取店【かんぱく】は今日は予約が10件も入ってる 老婆『ようやく私の登場だよ...』 本日は4人の夫を仕入れた。 報酬は50万、安い男しかいない 『お客様ご来店でーす』 最近雇い入れたスタッフがお客様をご案内した。 そう、この男も仕入れた男である。 （詳細は後日） 5人目のお客様はそう、香だった。 香『マザコン夫を買取査定したいのですが』 老婆『ほい、ではスペックを教えてお

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    • REUSE〜不要な夫買い取ります〜【第二話】マザコン男③

      香は土司子に不倫を疑われたが、 不倫の証拠写真が、合成であるとわかり香の疑いが晴れた次の日 権太の母である土司子が急死した。 香『昨日あんなに元気だったのに...』 権太『母さん... 母さん... 嘘だろ...』 権太は嗚咽し、顔をぐちゃぐちゃにさせながらその姿はまるで子供のようだった。 漠はまだ寝ている様子だ 漠にどう伝えようか。 病院から電話があり、死因はオーバードーズと特定された。 よく自分で命を断つ時に使われるやり方だ。 権太はすぐ、父である誠一に連

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      • REUSE〜不要な夫買い取ります〜【第二話】マザコン男②

        登場人物 混村権太→マザコン男 混村香→権太の妻 混村漠→権太と香の長男 混村土司子→権太の母 〜前回のあらすじ〜 権太一家は普段の何気ないやりとりをしている中突然権太の母土司子から香の不倫を疑われていた。 香『急になんですか？不倫なんかしてません！』 土司子『私は見てしまったの、正直に白状しなさい。証拠もあるの』 漠『母ちゃん別に男がいるの？？』 香『いない！いない！、毎日子育てとパートをして、いつ不倫する時間があるの』 権太『お前本当なのか？』 香『違う！

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        • REUSE〜不要な夫買い取ります〜【第二話】マザコン男①

          都内某所 東京ドームが近くに見えるタワーマンションで、とある2人の夫婦と1人の男の子が住んでいた。 夫、混村権太（まざむらこんた）42歳 妻、混村香（まざむらかおる）38歳 息子、混村漠（まざむらばく）11歳 漠『母ちゃん！今度の誕生日に新しいグローブ買ってよ！』 香『また、新しいのほしいの？今ので充分使えるでしょ』 漠『いやだ！今度の大会で新しいグローブで出るって決めてるんだ！』 漠は、リトルリーグに所属する野球少年である。 すぐに形から入る漠に香はいつもあきれ

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          REUSE〜不要な夫買い取ります〜【第一話】DV男

          『雨が降り止まないねえ』 とある日の午前8時 日本は梅雨の時期に差し掛かり、連日雨が降っていた 目覚めのコーヒーをすすりながら1人の老婆がそう呟いた そう、この老婆こそ、ヒト買取店【かんぱく】のオーナーである 開店は9時だが、扉の向こうに20代と思われる女性が立っていた 扉のガラス窓をノックしているのだが、 ノックした後、扉に赤い何かが付着していた 第一話【DV男】 『まだ、開店前だよ』 老婆は女性に投げかける すると女性は 『助けて下さい！！』 と断末

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          REUSE〜不要な夫買い取ります〜【第一話】DV男

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          REUSE〜不要な夫買い取ります〜【第零話】

          2XXX年 超高齢化社会が進み 高齢化率が50%を過ぎた100年前 消費税は30%を超え 所得税、住民税も著しく上昇 低賃金により、家族を持ち子育てをするという選択が富裕層しかできない時代となっていった 人口減少により、世の中のあらゆるサービスも減少し次々と企業は倒産 生活ができなくなり、飢えて命を落とす者も少なくない 日本は【大暗黒時代】に突入した ヒトをつくるのはヒト 生産者がいなくなればモノは産まれない そんな中 富裕層間でも結婚し、子育て後に夫婦仲が

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          REUSE〜不要な夫買い取ります〜【第零話】

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