REUSE〜不要な夫買い取ります〜【第二話】マザコン男④
『そろそろかしらね』
梅昆布茶をすすり、重い腰を上げて今日も来店予約の人を待つ
ヒト買取店【かんぱく】は今日は予約が10件も入ってる
老婆『ようやく私の登場だよ...』
本日は4人の夫を仕入れた。
報酬は50万、安い男しかいない
『お客様ご来店でーす』
最近雇い入れたスタッフがお客様をご案内した。
そう、この男も仕入れた男である。
(詳細は後日)
5人目のお客様はそう、香だった。
香『マザコン夫を買取査定したいのですが』
老婆『ほい、ではスペックを教えておくれ』
権太のスペック
【職業】
移動機『ネグソブスパンツ』の中古販売店『クッビダーモー』の係長
【年収】
800万
【身長】
175センチ
【体重】
70キロ
【顔】
人気バンド、ミセスアダルトのボーカル秋桜井寿和(こすもすいとしかず)を2、30回くらいぶったたいような顔
老婆『久々になかなかの高収入な男きたね!顔はまあまあだけど、ちなみに移動機の販売だとご主人自体は何をのってるんだい?』
香『ネグソブスパンツのEクラスです』
老婆『なかなかの移動機のってるね〜。これは移動機も込みで高くつくでよ、ちなみに奥さんは何のってきたんだい?』
香『いやぁ、移動機詳しくなくて、父に買ってもらったのですが』
老婆はそう言うと香の乗ってきた移動機を見に行った
老婆『ホヨタのガンマードだね、いい車だね。それはさておき、あんたのご主人高く着くよ、買い手もありそうだし、移動機も含めて3,000万でどうだい』
香『お願いします』
これでよかったのだと、思い、契約をかわした。
マザコンで、しかも自分が母をやったのだと、
疑いをかけられたことで愛が冷めてしまった。
漠に対しては申し訳なさが残るが
夫に対しての恨みが勝ってしまったのだ
権太は後日、工作員により移動機と共に連れ去られた。
そして、高スペックなのかすぐに買い手が見つかった。
55歳のマダムで、性欲が強く
容姿はとにかくデカいのだが色々とデカい
うん、そう色々と、
権太『あの女〜覚えてろ〜、いつか仕返ししてやる』
権太は55歳のマダムに激しめのプレイをされながらそう呟いた。
一方、香は3000万を受け取り、漠のいるマイホームへ向かっていった。
漠『父ちゃん急にいなくなっちゃったけどどうしたの?』
香『海外に長期出張になったのよ』
漠『そうなんだ、まぁいいや、あいつ嫌いだし』
香『こら、あいつだなんていってはいけません』
香はいつもの日常のふりをしていた。
男A『遅かったね』
香『おまたせ』
⑤へ続く
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