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「見積もりを出してください」と言われたら?Webライターがまず確認すべき3つのポイント

Webライターとして活動していると、「見積もりをお願いします」と言われることがあります。

(え……見積もり……?どうやって価格を決めたらいいの……?)

アタフタしちゃうよね!

もし「いつもの文字単価」で見積もりを出している人は、この記事を最後まで読み進めてください。


見積もりはただの「価格提示」ではなく、あなたの「ライターとしての価格」を考え直すきっかけとなります。

安めに金額設定すると、あとから自分がつらくなりますし、逆に高めに見積もりを出すと失注します。塩梅がとても難しい。


この記事では、見積もりを出す際に初心者が押さえておくべき3つのポイントを解説します。これを読めば、見積もりが怖くなくなり、自信を持って適正な価格を提示できるようになりますよ!


なんとなく文字単価で決めていませんか?!依頼内容をしっかり確認しよう


「見積もりを出してください」と言われたら、まずは依頼内容の詳細を確認しましょう。

え、当たり前じゃん。と思うかもしれませんが、私あてに届いた見積もり依頼を見て、いっしょに考えてみてください。

はじめまして! SEOメディア⚫︎⚫︎会社の⚫︎⚫︎と申します。
この度、ライティング案件のご依頼をしたくご連絡させていただきました。 下記に詳細を記載してありますのでご興味ございましたらお見積もりをいただけますと幸いです。

【ご依頼内容】 5000字〜10000文字のライティング案件
【単価】 文字単価0.8-2円
【対応範囲】 執筆、画像

(一部編集しています)

さて、あなたならどう返信しますか?

ほかの案件もそれくらいだしなー

……はい、私もそうやって価格を決めてました。

でもちょっと待って!!!


ジャンルなにも書いてないけど、いつもどおりの価格で本当にいいの?


めっちゃ専門性の高い、リサーチ激ムズなテーマだったら
文字単価2円でもヒィヒィいっちゃうよ!!!


だから、見積書を作成する前に
(もっといえば引き受けるかどうか決める前に)
もうちょっと詳細情報をヒアリングしましょう!

最低限これくらいの情報がないと、正確な見積もりは出せません
  • 掲載媒体
    掲載媒体を確認すると、どの程度の専門性が必要かとか、読者は誰かなどいろいろわかります。私は、自分が書きたいメディアなら単価にかかわらずお引き受けすることも。掲載媒体を問い合わせても不明なご依頼は、基本的には受けないほうがいいです。

  • キーワード選定、構成作成の有無
    キーワード選定や構成作成も記事執筆に含むかどうかで、作業時間がかわるので絶対に聞きましょう!

  • 画像対応の詳細(必要枚数や形式)
    これも作業時間にかかわるので!要確認

  • WordPress入稿の有無
    これも作業時間にかかわるので!要確認

  • 単価アップの可能性はあるか
    実際に記事執筆をしてから「思ったよりも時間がかかるぞ…?」という場合に単価交渉が可能か聞いておくと、あとから話しやすい。

  • 修正回数
    常識的には2回くらいまでですが、明文化しておくことが大事。

  • 記名記事か(実績として公開可能か)
    これによって単価は変動するというか、させないとダメ。まだWebライターの実績が少ない場合、記名記事は単価が安くても積極的に受ける。無記名は実績にはならないので、そこを考慮して単価を決める。


具体的な内容が分からないまま見積もりを出すと、想定より作業時間がかかり、割に合わない仕事になる可能性があります。

まずはDMで返信して、詳細を確認しましょう。

⚫︎⚫︎様

はじめまして!お問い合わせいただきありがとうございます。
ぜひ前向きに検討させていただきたく、ライティング案件についていくつか詳細を教えていただけますと幸いです。

・掲載メディアや記事のジャンルについて教えていただけますか?
・文字単価(0.8~2円)と記載がありますが、ジャンルや記事内容によって異なるという認識でよろしいでしょうか?
・キーワード選定や構成作成も対応範囲に含まれますでしょうか?
・記名記事、または実績として公開可能な案件でしょうか?

私は⚫︎⚫︎ジャンルの記事において検索上位表示の実績がございますので、特にその分野でお役に立てると自負しております。
ポートフォリオを添付いたしますので、よろしければご確認の上、ご返信いただけますと幸いです。

不明点があれば、見積もりを作る前に遠慮せず質問しましょう!
「しっかり確認してくれるライター=信頼できる」と感じてもらえるはずです。



見積もりは「文字単価」より「時間」で逆算!自分の作業時間を計算しよう


依頼内容の詳細が分かったら、次はいよいよ見積書の作成です。
ここで、相手の提示した「0.8~2円」の範囲で考える必要はありません。

え?どういうこと?

まあそう思いますよね


そうではなくて、まず工数を計算することが大事です!

工数計算、してますか?
1記事あたりにかかる時間をストップウォッチではかって、スケジュールに入れ込みます。

Googleカレンダーで管理したり
toggl trackはGoogleカレンダーと連携して、どの案件にどれくらいの時間がかかったか計算できるのでおすすめ


この工数計算、非常に大切!
まだの方は今日から自分の作業時間を測ってみてください。

見積もりは「文字単価いくら」で考えるより、時給ベースで考えると適正価格が見えてきます。


実際の作業時間をはかってみると、私の場合は↓このようになりました。

  • リサーチ時間:1~2時間(記事ジャンルによる)

  • 執筆時間:文字数×執筆スピード
      └1000文字の場合、1時間~1.5時間

  • 編集時間:0.5時間(校正や推敲)


5000文字の記事なら

  • リサーチ:1.5時間

  • 執筆:5時間

  • 編集:0.5時間

→ 合計:6時間

となります。

これを目標時給に基づき計算すると

時給1200円 なら× 6時間 = 7200円(文字単価1.5円)
時給1500円 なら× 6時間 = 9000円(文字単価1.8円)
時給2000円 なら× 6時間 = 12000円(文字単価2.5円)

このような試算となります。

少しずつ自分の時給をあげていこう!


💡 注意
クラウドソーシングなどでは相場が低くなる場合もありますが、最低限「生活費+スキルに見合った単価」を考えて、仕事を選びましょう。


後から揉めないためのひと工夫!修正対応や追加作業を「明文化」する


見積もりを出すとき、忘れがちなのが「修正対応」や「追加作業」の条件を明確にすることです。条件が曖昧だと、後から無限に修正を求められたり、追加作業を依頼されたりして困ることになります。

私の場合、最初は記事執筆だけのご依頼だったのが、良かれと思ってフリー画像を入れて提出したことがあります。
そしたら、画像ありでの納品が当たり前になってしまって……画像選定にかかる時間もばかにならず、失敗したなと思いました。

そんな失敗も乗り越えつつ、作業内容についてはしっかりと価格を自分で決めておく必要があると再認識。


現在では、しっかりと作業範囲を確認して見積もりを書くようにしています。

見積書のサンプルを置いておくので、参考にしてください。


Misocaで作成しました


まとめ:見積もりは「あなたの価格」を考えるチャンス!


「見積もりを出してください」と言われたら、次の3つの手順で考えましょう!

①依頼内容を詳細に確認する
②自分の作業時間を計算して価格を逆算する
③修正対応や追加作業を明文化してトラブルを防ぐ


最後までお読みいただきありがとうございました!
ご質問などお気軽にコメントください。
それではまた次回もよろしくお願いいたします!


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