見出し画像

CRAFTROCK FESTIVAL '22 Day 1

野外フェスでビールを飲んだのはいつぶりだろうか。しかも、最初から最後までクラフトビールだなんて誰が想像しただろうか。
早速だがCRAFTROCK FESTIVAL '22の良かったことを書き出してみる。

① ステージ間の移動が少ない
② クラフトビールが安い
③ ちょうど良い気候の季節で気持ちいい
④ ステージガーデンの座席・音響が素晴らしい
⑤ ガーデンステージの最前列はかなりの近距離

来年からも同じ環境で開催されるなら、以上5点の理由でオススメしたい。僕も観たいアーティストが来てくれるなら確実に行くだろう。

それでは昨日の現地の様子をお届け!会場には11時半くらいに到着し、電子チケットだとスムーズに入場できた。紙チケットは30人くらい並んでいた。

1杯目からInkhorn!新作のKingfisherがしれっと繋がっていたので当然オーダー。モザイクホップ全開で、飲み終わったあとも香りが楽しめるくらいの濃さ。最高な幕開け!しかも300MLが600円は破格だ。普通の店で飲んだら1000円はする。
うっとりしながらビールを飲む著者

1組目はchelmico。開演1分前にホールに入場したけど結構前のほうに行けた。ライブ見たの初めてだった。
二人ともラップも歌唱もうまく実力派だ。大衆に向けてしっかりパフォーマンスしているところも込みで、本当に実力派。
初見で掴まれるトラックばかりで、ステージ上で楽しそうにしているメンバーにつられてこちらも楽しくなってくる。
ラスト2曲、Easy BreezyからのLove Is Overの盛り上がりは幸先良すぎる。MCで言いまくってたけど、ステージ終えたら本当に飲みまくるんだろうなあビールを、という感じも含めてchelmicoがより好きになった。

1組目のchelmicoが終わった後のビールの列が一番すごいことになっていた。ホール内に持ち込みできず、2組目のライブはガーデンなので必然的といえば必然的だ。そんな中、僕が選んだのはこのビール!

Burley OakのStrawberry Dragonfruit Coconut J.R.E.A.M.だ!果汁が入りすぎてトロトロしている。これもビール。これも人生。暑くなってきてサワーエールがいいね!かなり甘いけど!
そして勢いづいた3杯目にはInkhornのFantail。こちらもトロトロヘイジー。けっこう麦の感じが強くて美味だった。本当に良い色だわ。

YONA YONA WEEKENDERSを聴きながらビールを飲み、結構おなかが空いてきたので中抜け。
向かった先はGALERA立川の「立川ちゃんぽんエビサワ」。ここの皿うどんが好きすぎて、会場から片道15分くらいかけて行った。気候が最高なのでまったく問題なし。

なんて罪深いビジュアルなんでしょう。餡と麺が香ばしくてしょっぱすぎず、引き締まった味がする。全然しつこくないので楽々と食べられてしまう!

そして満腹で会場に戻り、ホールの席に着座した瞬間に眠気に包まれた。D.A.N.をうたた寝しながら聴くという贅沢時間。
彼らの異世界に誘うような音楽性も相まって、現実から切り離された空間でまどろんでいる感覚になった。気持ちよかった…

そのあとは散歩したり羊文学を観たり、途中でコーヒーブレイクを挟んだり。ビールを飲め。ライブを観ろ。

家か?
家ではカフェオレは丼に入って出てこないんだわ。外なんだわ。

やたらとブレイクタイムが多いクラフトロックフェス。ビール3杯+皿うどんで、完全に布団で昼寝したいくらい眠くなっていたことを特筆しておきたい。

外は夕暮れから夜になろうとしている。個人的メインアクトのOvallが迫っているので再びスタンバイ。

Passific BrewingのFoliage。けっこうしっかり苦味。青々しい味が特徴的。ちなみにパシフィックでは、このシールのキャラクターのキーチェーンやらTシャツやらグッズも購入。Tシャツで出社させてくれ
イベント佳境の会場。ホールのライブを観ずにビールで飲んだくれている不良しかいない。しかし良い雰囲気だ。

Ovallを待機中、リハーサルですでにとんでもない音が出てたので前方で観ていると、気づいたらなんと最前列。

柵とステージと私。夜の立川は冷えるので要防寒。

わずか数メートル先でOvallが演奏を始めた瞬間、完全に音楽だった。
音楽と一体になった自分の身体が、一音も逃すまい、一挙一動も見逃すまいと五感がくらいついたのが分かる。
メンバーはOvallの3人にキーボードの2人を加えた5人編成で、まず全員が個性的なファッションかつ各々の雰囲気に合っててめちゃくちゃオシャレ…

そして、全員の音、姿、存在が確実に現場のテンションを底上げする要素になっている。

楽曲や鳴っている音が素晴らしいだけでなく、その音もすべて曲に必要で、現場を高める要素しか存在していなかった。
メンバーそれぞれが演奏している姿も「手練れ」「巧」「匠」という言葉が連想されるようで、個性を光らせつつも曲のピースにもなっているという瞬間が断続的に連なっていた。
これがOvallの驚異的なところだ。あと全員、身体のバランスがかっこいい。楽器込みでの姿というか、重心の取り方というか、もう演奏がここまでのレベルの人じゃないと出せない何かを感じた。

あっという間の40分のステージが終了。よ、400分やってほしかった…

最後の1杯もInkhornに注いでもらい、妻とシェア。Ovallの興奮をビールの素晴らしさで増幅させて分かち合った。
クラムボンも覗きにいくと、波よせてが聴けたりで大満足で会場を後にした。

駅前にある味源で、海老味噌ラーメンを身体にしみこませて帰宅。

けっこう会場外をふらふらしていた気もするが、十分に楽しんだ。来年以降もぜひこのシチュエーションでやってほしい。


いいなと思ったら応援しよう!

keiichi
有料記事の収益やいただいたサポートは、ライブイベント大車輪に関わる運営費の足しにさせてもらいます。