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コミュニケーション上手になるために必要な落語

こんにちは!
整体師/トレーナーの牛窪逸人です!

コミュニケーションが上手な人は、教養として落語を学んでいることが多い印象があり、なぜ学ぶのか、コミュニケーションのどのような場面に有利なのか、気になったので調べてみました!

古典落語は、ユーモアを交えつつ人間関係やコミュニケーションの奥深さを教えてくれます。今回は『たらちね』という演目を取り上げ、そのあらすじとビジネススキルについて解説します。『たらちね』は、会話のすれ違いを描いた噺で、そこから学べるスキルは
効果的なコミュニケーション力」です。


『たらちね』のあらすじ

ある男が婿入りすることになり、妻と初めて顔を合わせます。しかし、妻は古風で難解な言葉遣いをするため、男は会話についていけず戸惑います。

たとえば、自己紹介の際に妻は雅語や和歌に近い表現を多用し、男は意味が分からず返事に困ります。さらに、妻は礼儀正しさを強調するあまり、話が長くなりすぎて要点が伝わりません。

男はその場を何とか切り抜けようとしますが、言葉の壁に苦戦しながらも、コミュニケーションを図ろうと努力します。この噺は、言葉の使い方と伝える工夫の重要性を笑いを交えて描いています。


『たらちね』から学べるのは、相手に理解されやすい言葉を使い、的確に意図を伝える「効果的なコミュニケーション力」です。ビジネスでは、状況や相手に応じた柔軟な伝え方が成果に直結します。

1. 簡潔で分かりやすい表現

妻の古風で難解な言葉は、婿にとって理解しづらいものでした。同じように、ビジネスでは専門用語や曖昧な表現を多用すると、相手が混乱し、コミュニケーションが破綻する恐れがあります。

  • ポイント

    • 専門用語や業界用語は、簡潔で一般的な言葉に置き換える。

    • 要点を明確にし、短く伝えることで誤解を防ぐ。

    • 話しながら相手の反応を確認し、理解度に応じて補足を加える。

2. 相手の理解レベルに合わせる

妻は礼儀を重んじるあまり、形式的で難解な表現を使いましたが、婿はその意図をくみ取ることができませんでした。ビジネスでは、相手の知識レベルや文化背景を考慮した伝え方が求められます。

  • ポイント

    • 相手のバックグラウンドや関心を把握する。

    • 質問を交えながら相手の理解度を確認し、必要に応じて説明を補う。

    • 例やストーリーを交えて具体的に伝えることで理解を促す。

3. 相互理解を深める質問力

婿は困惑しつつも、相手の意図を理解しようと質問を重ねました。ビジネスでは、相手の意図を正確に把握するために質問力が重要です。

  • ポイント

    • 「どういう意味ですか?」や「具体的には?」と質問し、曖昧さを解消する。

    • 質問を通じて相手の意図やニーズを引き出す。

    • 質問をしながら相手の発言に共感を示し、信頼関係を築く。


このことを治療院や整体院で応用しようとすると、簡潔でわかりやすい表現を使うことは、専門用語を使用しない、相手が会話を聞いて、理解できる単語を使って説明することが、必要となります。親しい人と身体について話をした時に、相手が理解していなそうなワードがあれば、使わないで、言い換えをするなど工夫していきましょう!



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うしくぼはやと/正しい身体の使い方を教える人
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